満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:笠舞おでん つぼみ

分類:和食(おでん) 所在地:笠舞本町(犀川大通り沿い)

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探検時期:2016年3月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:おでん4種+牛すじ煮込み+瓶ビール(中)+生中×2
今回の所要経費:3310円
探検隊の報告:
 賑わっている店だった。そして,前々から見かけていて来たかったこの店にようやく来ることができた。
 土曜日の夕方である。自宅より散歩がてら歩いて出かける。着いたのは開店の午後5時ちょっと過ぎである。この店に1番乗りだったのだが,たくさんあるすべての席が予約席だった。2人なので入れないかと聞くと,午後9時からの予約のカウンター席なら,9時までに出てもらうならいいと言う。ちょい飲みの予定だったので,もちろんすぐに出るからとカウンター席に連れ合いと2人座った。
 それにしても9時からの席を5時から押さえておくの?と思ったが,まあよい。「7時から」の聞き間違い?しかし,とりあえず座ることができた。
 飲み物だが,ビール類はお品書きには生ビールとあり,瓶ビールはない。しかしおねえさんに瓶ビールはないのかと聞くと,出せますとのこと。じゃ,大瓶ならばいくらなのかと価格を確認すると594円とのこと。「これは居酒屋価格だ」といつもの「秋吉」のごとく大瓶1本,グラス2個を注文する。「前からワンビン,冷やグラ2ちょ!」
 しかし,出てきたのは中瓶だった。「キリンラガー中瓶」が594円だとすると,これは高い。居酒屋価格と思ったのもつかの間,「なんだ高いじゃないの。」というのと「大瓶じゃなくて中瓶じゃないの。量が少ないよ。」ということで,いきなり気分が下がる。
 やはり若いおねえさんには瓶ビールの大瓶も中瓶も区別がつかないらしい。お酒を提供する店で働くならば,少しはお勉強しなきゃね。
 それと瓶ビールがあるのならお品書きには書いておいてほしい。お品書きにしっかりと「瓶ビール(中) 594円」とでも書いてあれば,値段を考えて注文するかしないかを決められるし,あとでがっかりすることもない。そしてバイトのおねえさんも間違ったことを言わなくて済む。
 ということで,寄り道しながら片道5キロ以上は歩いてきたので,ビールが美味しい。まずは瓶ビールで乾杯である。
 さて,注文は一気に行う。なんといっても「牛すじ煮込み」である。
おでん  それとおでんを4種注文する。
 まずは「大根」。しかしこれが270円。やはり金沢のおでんは高い。おでん屋を標榜する金沢の店では,どこの店でも大根がこれくらいの相場である。今どき1本98円で手に入る大根だが,一切れ10円の大根がおでんになると20倍以上になる。まあ手間暇やら燃料費やら出汁の原材料費に人件費にとこうなるのだろうが,せめて大好き大根は150円くらいにしてほしい。270円なら2切れ食べたい。
 続いて連れ合いの注文は「いわしつみれ」。270円也。これも好きなお品書きである。手間暇かかる手作り「いわしつみれ」ならば,まあ270円でもいいか,ってお値段。
 そして「金沢おでん」の独特のおでんダネと言われる「梅貝」である。この梅貝,しっかりと大きい。そして中身はしっかりと最後まで出てくる。やはりお高め324円也。
 あともう一品はこれまた「金沢おでん」の独特のおでんダネと言われる「車麩」である。こちら216円也。
 まずはおでんが4品皿に載って出てくる。これをいただきながらビールが進む。
 おでんは味がしみていい味だが,連れ合いにすれば少々出汁が濃い味だという。しかし「関東炊き」と言われる関東のおでんのように黒っぽい出汁ではなく,金沢らしい上品な澄んだ出汁である。
牛すじ煮込み  しばらくすると「牛すじ煮込み」もやってくる。583円也。こちらは結構濃い目の甘辛い味。とろとろに煮込まれた牛すじが美味しい。これまたビールが進む味である。
 瓶ビールが中瓶で全くお得感がなかったので,次は結局生中を2杯注文する。1杯529円也。
 生ビールには「やかんビール」というのがあり,ピッチャーならぬやかんで供されるというおもしろいものがある。1944円で,2L入っていただろうか。こんなことなら初めからこの「やかんビール」にすればよかったかと,笑いながらジョッキを空ける。
 それにしても,賑わう店である。いよいよ予約のお客が入って来た。
 近所でなければ車で来るしかないような立地だが,小さい子ども連れなども来ている。そして,おでんを仕切るのはおばちゃんのようだが,あとは若い従業員というかバイトが多い。なのでビールの大瓶と中瓶の区別もつかなかったのかも知れないが,とにかくこれだけ店員がいるってことは,それだけ賑わっているってことだ。まあ土曜日にすべての席が開店の午後5時に予約席であるという,驚くべき店なのだった。
 ということで,本日の宴会は軽くこれにて終了。50分あまり滞在しただろうか。これだけ飲んで食べて,2人で3310円だから,各お品書きの値段設定を見ても,庶民の居酒屋価格としては少々お高めという感もあるが,味には満足はしたね。もっとのんびりするつもりならほかのお品書きにも挑戦したい店であった。
 ちなみにレシート見ると割引がある。自動的に1の位が切り捨てられるらしい。本来3315円のところ,5円引きの3310円であった。1円単位のやりとりをせず,すべて10円単位にするらしい。これはお客にとっては粋な計らいであると感心した。

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探検隊おまけの報告:
お品書き
おでん このとき(2016年3月)のおでんのお品書き
ちくわ,たまご,こんにゃく,こんぶ→各108円
ごぼ天,さつま揚げ→各129円
厚揚げ,シューマイ,糸こん,里いも,じゃがいも,ウィンナー,焼どうふ,つくね,ふき→各162円
もちきん,くるまふ,はんぺん→各216円
大根,えび天,いわしすり身→各270円
梅貝,すじ串(2本),ロールキャベツ,わかめ→各324円
おでん このときのおでん以外のお品書きいろいろ
すじ煮込み→583円,手羽先(3本)→453円,米なす→518円,とろろ鉄板焼き→(和風)604円,(チーズ)583円
揚げもの
とり皮のバリバリ揚げ,特製ポテトフライ→各367円,ひとくち能登豚串カツ(5本),おもちの揚げだし,揚げたてチーズさつま揚げ→各518円
焼きもの
上白串→172円,豚バラ串,つくね串→各162円,丸干しイカ→388円,豚足→486円
お造り盛り合わせ(1.5人前)→1944円,生だこポン酢→691円 など
−−−おでんの仕切り線−−− 満腹探検隊の 金沢おでん特集のページ

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