「読んでみまっし金沢弁」によせられたおたより大特集

金沢弁 「かたがるって」
      みちゃこ さん  (おたより番号:57)

(このおたよりに登場する金沢弁→かたがる,けんけん)

★みちゃこ さんより 第1弾★

金沢生まれ金沢育ちですが,縁あって新潟の人と結婚して20年になります。
ただしすんでいるのは千葉。
結婚したての頃,ばりばりの金沢弁使いでありました私の言葉が半分も理解できなかったらしい夫。
「その棚,かたがっとるし。」
「…?」
「えーと(翻訳変換中)だから,その棚,傾いてるから…」
「…!分かった。カシガットルワケ。」
「…?」
金沢では「片方が上がっている」から「かたがる」
で,新潟では「片方が下がっている」から「かしがる」
ナノでしょうか。当初ずいぶん気になりました。
ちなみに私の母は金沢下町生まれのばりばりのネイティブ。
父は大聖寺生まれ金沢育ちの加賀弁まじりの金沢弁スピーカーです。
今でも電話となると標準語を今まで使っていたのが嘘のようにネイティブ金沢人になってしまいます。
子供たちにはバイリンガルと思われています。(いやほんまやし)

田舎の雰囲気の仕切り線

☆PKPよりのお返事☆
おたよりありがとうございました。
自分も「かたがる」が金沢弁であることは,ウェブページを作っているうちに知った次第。
それほど当たり前のようにしゃべっておりました。
人生30年以上,他人に通じていないかも知れないなどとは考えず,「だって,通じとるがいね。」という感覚でしゃべっていたのでした。
その土地に生まれ住むと,そんなものですね。
新潟弁も結構おもしろい(?)のではないでしょうか。

田舎の雰囲気の仕切り線

★みちゃこ さんより 第2弾★
メール使っていただけるなんてうれしゅうございます。
最近はなかなか実家に帰ることもできませんで,金沢弁のベタな雰囲気に浸ることもめったにないのですが,このページは良いです。確かに昔使っていた言葉がざくざく出てきました。
(「けんけん」はそうだよ!たしかに鉛筆の先はけんけんだ。)
…と,そこで,「けんぱ」という遊びは今でも子供たちはやっているのでしょうか?
「ひまわり」とか「じゅうじろ」とか「下駄隠し」(今さら下駄はちょっと…)でも「下駄隠し」には歌もあるし。
あと「たけおじゃみ」とか。
あー!なんか「昔遊び伝承の集い」みたいや。
(千葉の小学校で正月辺りにやっとった。PTAの人が子供たちに昔自分達がやっとった遊びを教えるという趣旨ねんけど,なにしろ地のもんがほとんどおらん学校やったさかい,おじゃみ『おてだま』のやり方もみーんなちごとって収拾がつかんがになって幕切れっちゅうイベントやった。)
また今度,良いネタあったらお邪魔します。

田舎の雰囲気の仕切り線

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