金沢弁 金沢弁一覧表

 金沢弁の一覧表です。
 単に単語だけでなく,使い方の例なども載せてみました。ほかにもまだまだたくさんあるかもしれません。
 それと,どうも共通語ではないようだとか,共通語とは意味が違って使われているようだという単語も採録しています。それらは金沢弁というよりも石川弁だったり,北陸地方全般で使われていたり,別の地域でも使われる言葉だったりするかもしれません。
 金沢弁の雰囲気を知っていただくには,ぜひ金沢へ来ていただくことですね。
 それと,「読んでみまっし金沢弁」に登場する言葉は関連のページ(★印)が示してあります。
 この関連のページや届いたおたよりなどを読んでいただくと,そのことばの持つ感じがさらによく分かりますよ。

 参考文献:
 島田昌彦「加賀城下町の言葉」(能登印刷出版部,1998)
 北國新聞社編集局「頑張りまっし 金沢ことば」(北國新聞社,1995)
 金沢市商工観光課「おいであそばせ/おいだすばせ」(1986)

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 金沢弁      共通語では?    関連した語や使い方・★関連ページ
あ あいそらしい 愛想がよい
人なつっこい
愛嬌がある
「やさしい」とか「思いやりがある」という意味もふくんでいます。
「昨日のお店の人,あいそらしかったげんて。」→飲食店でもお店でも,老若男女問わず,親切に対応してくれる,笑顔の絶えない人だったらこう言いたくなりますねえ。
あ あいそんない
愛想がない
(つまり「あいそらしい」の反対です)
「冷たい」とか「おもしろくない」「寂しい」などの意味も含みます。
「ほーんな,すぐ帰るなんて,あいそんなぁいがいね。」→「そんな,すぐに帰るなんて,さみしいよ。」
「なんかあいそんない料理やねえ。」→「なんだか質素すぎる料理だなあ。」
あ あぐちかく あぐらをかく 姿勢ということで言えば,うつぶらいかく→正座する,ねまる→(立ってないで)座る,おちゃんする→(子供が)座る,なごなる→体を伸ばして横になる,よこねまり→足を横に出して座る,よしかかる→もたれる などなどいろいろとあるもんですねえ。
あ あじち 分家 「あじち」の反対は「おもや」(母屋)→本家ですね。
あ あせくらしい
あせない
あわただしい
忙しい
「ほんな,あっせない。もっとちんとしとんまっしま。」→「そんな,落ち着きがないなあ。もうちょっと,静かにしてなさい。」
あ あだける ふざける,騒ぐ 「ほんな,あだけまさんなま。」→「そんな,ふざけないで。」
あ あたる もらう 「いいもんあたったうぇい。」→「いいものもらったよ。」
「宝くじあたったうぇい。」→「宝くじもらったよ。」って言ってるわけで,当選したわけじゃなく,ただもらっただけなのに誤解を受ける発言をする金沢人なのでした。ちなみに,本当に当選しても 「宝くじあたったうぇい。」と言ってしまいます。
「いったいどっちなんだ!当選したのかしないのか!」
★おたより『給料あたったぅぇい』
★おたより『テスト,返してあたった?』
あ あてがいな いい加減な
適当な
「あてがいなこと言わんといてま。」→「いい加減なこと言わないでよ。」
手抜きすると言われますねえ。
「こんでいいけ?」→「これでいいかな?」
「まった,あてがいなぁ!」→「また,適当なことやって!」
あ あのぉんねぇ あのね 「の」が「のぉ〜ん」,「ね」が「ねぇ〜ぇ」と,とにかく言葉が伸びるのでした。
あ あらみち 誰も踏みしめていない雪道  
あ あんか
あんかま
あんさま
長男 次男は「おじま。
男兄弟の末っ子は「こっぱおじ」。つまり三兄弟の末っ子だったら「こっぱ(木っ端)」って扱いで,「かわいそげに〜」。
あ あんやと ありがとう 「あんやとぉー」という感じで,けっこう親しい人への言い方ですね。
ていねいに言うときには次の言い方です。
あ あんやと存じみす ありがとうございます 「あんやと」のていねいな言い方です。
い いーじー いいなあ ★ちょこっと一言金沢弁「〜じー」
★おたより『Eg軌道』
い いかなことかて 何ということだろう 驚きの表現で「いくら何でも。」といった意味ですね。
「いっかなことかて,できんやろが。」→「いくらなんでも,できないだろう。」
い いかなてて どういたしまして  
い 行かんかった 行かなかった 「な」が「ん」に変わります。
「できんかった。」→「できなかった。」
「わからんかった。」→「わからなかった。」
などよくこの「な→ん」変化を使います。
い 行くました 行かれた 敬語なんです。
い 行けた 行かれた これまた敬語なんです。でも最近あまり聞きませんね。若い人たちにとっては「行けた」は共通語の意味「行くことができた」という使い方しかしてません。
い いごくりわるい 意地の悪い 「いごくりわるいやっちゃ。」→「意地悪な奴だ。」
い いさどい
いっさどい
いっさでぇ
態度が大きい,立派な 「いっさでぇー」→「なんてえらそうな態度!」
★『横浜から金沢へ嫁に来たさっちゃんの話』「いさどい」
★おたより『はえちょぼって?』
い いさる 大きいな態度をとる
えらそうな態度をとる
「いさる」人を見て 「いっさどい」と言うのです。
「いさっとんなま。」→「えらそうな態度するな!」
★おたより『いさる』
い いじくらしい
いじっかしい
うるさい,わずらわしい,
しつこくされてやりきれない
「もー,いじっかしいげんて!」→「ほんとにしつこい!!!」
い いしな 石 「いしなないしな。」→「石がないからなあ。」
い いちがいもん がんこな人 一概(いちがい)という共通語もありますから,「いちがいもん」とは「一概者」ということですね。
い いちゃきな かわいい  
い いっておいであそばせ いってらっしゃい  
い いってらっし いってらっしゃい 身内(目下)に使います。
い いとっしゃ
いとしげに
お気の毒な
かわいそうな
「そりゃ,いとっしゃのー。」→「それはまたかわいそうだなあ。」
い いなりうどん

いなりそば
 
きつねうどん

きつねそば(関東)
たぬきそば(関西)
いなりうどん いなりそば  うどんやそばの上に油揚げが1枚ものか短冊切りかとにかく載っていれば「いなり」です。

 左は「加登長(かどちょう)」の「いなりうどん」。これが金沢伝統(?)の「いなりうどん」かも。上に載っているのは出汁の味が自然にしみた細切りの薄揚げとたくさんのネギ。
 右は金沢駅の立ち食いそば「 白山そば」のいなりそば。甘辛く味付けした1枚物の薄揚げが載る。ちなみに上に載っているのが「赤巻きはべん」

★『いなり,きつね,たぬき』−うどんとそばの話−
い いものこ さといも 親いもに対して「いもの子」です。
い いらさるこっちゃ いてください  
い いらしておいであそばせ さようなら  
い いんぎらぁっと ゆったりと →おんぼらぁっと
「いんぎらぁっとしていくまっし。」→「ゆったりとくつろいでいきなさい。」
★ちょこっと一言金沢弁「いんぎらぁと」
う 〜うぇー 〜よ 「もうすんだうぇー。」→「もうすんだよーだ。」ってな感じでちょっと自慢らしげに,得意げに言うときに使うかな。
う うざくらしい いやらしい
めんどうな
気に入らない
「あーっ,うっざくらしぃ。」→これっていかにもじゃまくさいって感じの表現です。
う うちる 落ちる  
う うつぶらいかく 正座する →あぐちかく
う うどん屋 町中の大衆食堂 ヤマト醤油 金沢料理出汁 うどん屋といっても最近よく見かける讃岐うどん専門店ではありません。
うどんはもちろんのこと,そば,ラーメン(かなりの店が「中華そば」なんて表記)もあり。そして,かつ丼を代表とする丼物やちょっとした定食などもあり。チャーハン(かなりの店が「やきめし」なんて表記)もオムライスも食べられる。つまりはそんな町中の大衆食堂です。
最近ではあまり言わなくなりました。
特に若い人には通じません。うどん屋と言うとまさしく讃岐うどんの店と思われてしまいますね。

右は地元大野「ヤマト醤油」の「金沢料理だし」。「金沢のうどん屋さんの……」とあります。

ちなみに,金沢のうどん屋の双璧は「加登長(かどちょう)」と「お多福(おたふく)」ですね。
う うまそい 立派な,太い 「あっりゃ,うまそーな子やねぇ。」→「あら,元気そうな子供だねえ。」
→うまそーな
昔話で山姥(やまんば)が出てきて,子供を見て「うまそーな子や」と言うと,恐ろしいですが,金沢では「うまそーな子」はほめ言葉なんですね。
う うら 私 →うらちゃ(私たち)
 どちらかと言うと,福井の方にこの言葉がしっかり残っています。
え えぇかかんがか ★ろっちさんからのおたよりをご覧ください。
え えびす 寒天に卵をといて固めたもの
寒天の流しもの
えびす →べろべろ
 こちら「 満腹探検隊」のページから「中安旅館」で出た「えびす」。
え えんじょもん 遠方の人 「遠所者」ってことですかね。
え えんぞ みぞ,下水 →どぶす
★ちょこっと一言金沢弁「どぶす」
え えんとぉんねぇ えっとね  
お おあがりあそばせ お入りください
お召し上がりください
 
お おあねえさん 奥さん 「ねえさん」の丁寧語
お おあんさん だんなさん,にいさん  
お おいだすばせ いらっしゃいませ  
お おいであそばせ いらっしゃいませ  
お おいでる いる(の尊敬語)。 共通語では「いらっしゃる」ということですね。
お おいね そうだね ★ちょこっと一言金沢弁「おいね」
お おいや そうだよ 「おいや」は男言葉ですね。 「おいね」は誰でも使います。
お おーどな おおげさな
おおざっぱな
 
お おくもじ 漬け菜  
お おじ・おじま 二男 長男は 「あんか」
お おしずかに お気をつけて 「静かにしてください」という意味ではなく,去る人,帰る人にかける言葉です。
お おつけ 味噌汁  
お おっちゃんする 座る 子供に座りなさいと言うとき 「おちゃん!」なんて言いますね。
お おてま お駄賃  
お おとこおっとこおんなおんな ★おたより『おとこおっとこおんなおんな』をご覧ください。
★おたより『おんなほんなとこおんなま!おとこおっとこねーがいやー』
お おとろしい おそろしい  
お おはしをお取りあそばせ お召し上がりください  
お おひんなりさんでございみす おはようございます  
お おやま(尾山) 金沢(の旧市街) 「尾山行きみす。」→「(郊外から)金沢へ行きます。」
★おたより『尾山行きみす』
お おゆるっしゅ よろしく  
お おる いる 「おるけぇ?」→「いますか?」
もっと短く「おっけ?」と言うこともあります。 「おっけぇ?」と聞くと,まるで英語の「OK?」みたいですね。
お おるまっし
おるまっしま
いてください  
お おんぼらぁっと ゆっくりと,たくさん →いんぎらぁっと
★ちょこっと一言金沢弁「おんぼらぁと」
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金沢弁 共通語では? 関連した語や使い方・★関連ページ
か か これ 「かなんやいね?」→「これは何だ?」
「かっかぁか」→「かかか」★おたより『かの3乗』
「かかかかか」(『かの5乗』)
か 〜が?
〜がけ?
〜なの? ★ちょこっと一言金沢弁「〜が?」「〜け?」
か がけながけ? ★『「ねじ」の2乗,「ねが」の3乗,「しま」の4乗』のページをご覧ください。
か かきやま かきもち,あられ  
か かさだかな 大げさな 「こないだは,どうもあんやとね。」→「このあいだは,どうもありがとう。」
「ほーんな,かさだかな。」→「そんなに感謝されるほどのこともないですよ。」
★『横浜から金沢へ嫁に来たさっちゃんの話』「かさだかな」
か かたい 子供の行儀がよい
おとなしい
★『横浜から金沢へ嫁に来たさっちゃんの話』「かたい子」
か かたがる かたむく ★ちょこっと一言金沢弁「かたがる」
★おたより『かたがるって?』
★おたより『あの看板かたがってねーか』
か かってくる 借りてくる 「買ってくる」も「かってくる」,「借りてくる」も「かってくる」と,なんともまぎらわしい。
か がっぱになる 一所懸命になる 「何がっぱになっとれんて?」→「何に真剣になっているんだ?」って感じで若干批判的な言い方ですね。
でも「がっぱになれま!」→「頑張れ!」と励ましたりもできますね。
ちなみに右は「かっぱ」。彼らが頑張っている姿は「がっぱなかっぱ」
今は「がっぱになってかっぱ食べてるかっぱ」
★おたより『がっぱが通じない』
か がっぱになる かぶれる これがまた,上記の「がっぱになる」と同じように使って,まったく違う意味で「がっぱ」とは皮膚がかぶれたり赤くなったりした状態を指します。
「こないだこけ採りにいってがっぱになったぞいや。」→「この間きのこ採りに行ってかぶれてしまった。」って感じです。かぶれた部分を「がっぱ」と言ったりします。
か 〜がや 〜なのだ 「そうながやって!」→「そうなんだよ。」とかなり語気荒く言ったりします。
か がめる 取る,盗る ★おたより『方言ネタあれこれ』
か かやる ひっくりかえる 「茶碗がかやって,畳がびちょびちょねんて。」
→「茶碗がひっくり返って,畳がびちゃびちゃなんだ。」
か 〜がん? 〜なの? 〜が?,〜がけ?と同じで,語尾について疑問文となります。
「あの鳥がんながん?」→「あの鳥はがんですか?」
「がんがんやるがん?」→「がんがんやるの?」
★おたより『早く起きまっしまー』
か がんこ すごく,とても ★おたより『がんこおもしろかった!』
き きかん 気の強い
しっかりした
「あいつぁ,きっかんやっちゃぞー。」→「あのひとは,気の強い強情もんだ。」
き きずいな 愛嬌のない  
き きときと 新鮮な
いきのいい
「きときと寿司」って回転寿司屋があります。
こちらの「きときと」は富山の方にこの言葉がしっかり残っているようですね。
き きのどくな ありがとう 「気の毒な」と聞くと,共通語では「かわいそうな」ということになりますが,金沢弁ではお礼の言葉です。
★おたより『気の毒な』
き きまっし 来て下さい  
き ぎゃわず カエル  
き きんかんなまなま 道が凍ってつるつるになった様 ★京都に行った教え子の舟木君のおたより
九州は宮�アに行った時の驚いた話「きんかんたまたま」(満腹探検隊「都井岬の前田商店」)
く ぐっすい ずるい ★おたより『だっかに「ぐっすい」ってゆわれてみたいがやけど……』
く くどい 塩辛い 反対語は 「しょむない」
く くどい しつこい 「くどいやっちゃなぁ。」→「しつこい人だねえ。」
く くんずねんず 苦労するさま くんずねんずする→なかなかうまくいかずに苦労する
★おたより『くんずねんず』
け 〜け? 〜なの?
〜か?
「〜が?」, 「〜がけ?」と同じく語尾について疑問文となります。
「いーけ?」→「いいですか?」
「そーけ?」→「そうですか?」
「かーけ?」→「蚊ですか?」
「きーけ?」→「木ですか?」
「くーけ?」→「食べますか?」
「けーけ?」→「毛ですか?」
「こーけ?」→「こうですか?」
 おまけで「 ナイケ」のページへどうぞ。
け けーけー? 『「ねじ」の2乗,「ねが」の3乗,「しま」の4乗』 のページもご覧ください。
け げすびた 尻  
け げっと
げっとくそ
最後 「げべ」も最後という意味ですが,この 「げっとくそ」の方はちょっと下品かもしれません。
★おたより『げっとくそ』
け けなるい うらやましい 「なーんもけなるないって。」→「ちっともうらやましくないよ。」
け げべ
げべた
ビリ,最下位,最後 ★ちょこっと一言金沢弁「ゲベ」
け 〜げん
〜げんて
〜げんちゃ
〜なんだ 「つえーげん」→「強いもん」「強いんだぞ」って感じですね。
 ちなみに「ツエーゲン金沢」は金沢市およびその近郊を中心とする石川県全県にホームを置く,日本プロサッカーリーグに加盟するサッカークラブです。
★おたより『……ちゃ』
け けんけん 鉛筆の先のとがった状態 とがった鉛筆の先はケンケン
★おたより『けんけん』
★おたより『鉛筆の先,ケンケンになっとる』
け げんぞらしい わざとらしい 「まぁった,ほんな,げんぞらしいこと言うてぇ!」→「また,そんな,わざとらしいこと言って!」
こ こうか(校下) 学区,校区 ★おたより『校下も方言』
★校下ってのも金沢弁
こ こーしゃな 利口な  
こ こうた 買った 「ねえ,ねえ,あれ,こうたけ?」→「ねえ,ねえ,あれ買った?」買ったかどうか聞いています。
「ねえ,ねえ,あれ,こうたけ?」→「ねえ,ねえ,あれ,こうた(康太)なの?」康太君かどうか聞いています。
同じ発音ですねえ。
こ ごきみっつぁんな ご丁寧な,ありがとう  
こ こけ キノコ 「こけけ?」→ニワトリではありません。「キノコですか?」って聞いてるんです。
「こけか?」→これも「キノコですか?」って聞いてます。「か行」のみで疑問文ができあがっています。
さらに「これ」という意味の「か」を使うと
「かこけか?」→「これはキノコですか?」
おなじく
「かこけけ?」→「これはキノコですか?」
「かこけ?」→「これはキノコですか?」
 わぁっ,何のことだぁ?!
こ ごせっかくな 精をおだしになって  
こ こそがしい
こそばい
こそばしい
こそばゆい
くすぐったい 小蕎(こそば)さんちの唯(ゆい)ちゃんは「こそばゆい」というかわいい子でした。
こ ごたむく 文句を言う
理屈を言う
「ほんな,ごたむくなま。」→「そんな,文句言うなよ。」
「まった,ごたむいてぇ。」→「また,屁理屈言ってるでしょ。」
こ こっ 来い,来なさい 「こここっ!」→ニワトリではありません。「ここへ来なさい!」って言ってるんです。
こ こっで これで 「こっでいいけ?」→「これでいいかい?」
こ こっぱおじ 三男 ちなみに長男は「あんか」,次男は「おじま」。
こ ごっぽ 下駄の歯の間に挟まった雪のかたまり 最近じゃあ雪道に下駄なんてはきませんからねえ……
こ ごぼる 雪に足がはまる ★ちょこっと一言金沢弁「ごぼる」
★おたより『ごぼる』
こ こわす 両替する 「100円こわしてま。」→「100円両替してよ。」ということで,カナヅチで100円玉をたたき壊してはいけません。
★おたより『こわす』
こ こんじょよし 気がよい 「だっかこんじょよしおらんけ?」
最近班長,公民館委員,民生委員などなどを引き受けてあげようという人がどんどん少なくなってきて……
やってる人はこんじょよしではありますが,こんじょよしは大切です。
こ こんね こんにちは  
こ ごんぼ ゴボウ  
あ行・か行・さ行・た行・な行・は行・ま行・や行・ら行・わ行・読んでみまっし金沢弁のメニューページにもどる
金沢弁 共通語では? 関連した語や使い方・★関連ページ
さ 〜さかい 〜だから これは関西弁と言うべきですかね。つぎの「〜さけ」の方をよく使いますね。
さ 〜さけ 〜だから 「ほやさけ,言ったがにぃ。」→「だから,言ったでしょ。」
「これさけやさけ。」→「これお酒だからね。」
し 〜じー 〜だね ★ちょこっと一言金沢弁「〜じ,〜じー」
し しおくどい 塩辛い 「くどい」だけでも「塩辛い」という意味です。
し じっくらぁっと じっくりと  
し しなしなぁっと ゆっくりと
のんびりと
「ほーんな,あせくらしい。しなしなっとやんまっし。」→「そんな,あわただしい。ゆっくりとしなさいよ。」
盛り上がってる宴会の2次会で,時間が来たので帰る時に「しなしなぁっと帰るし。」と幹事の私に言う人がいましたね。この場合の「しなしな」は「こっそり」とか「ひっそり」「いつの間にか」とかいう意味合いですかね。
し しみる 凍る 「よさりしみるし,気ぃつけまっし。」→「夜は凍るから気をつけてね。」
し しまいか
しょまいか
しょまいかね
〜しませんか,〜しようよ ★ちょこっと一言金沢弁「〜しまいか」
し しましまにしまっしま ★『「ねじ」の2乗,「ねが」の3乗,「しま」の4乗』
★京都に行った教え子の舟木君のおたよりのページをご覧ください。
し じまんらしい 生意気な
えらそうな
 
し じゃあま 妻 ★おたより『じゃーま』
し じゃまない 大丈夫 ★『横浜から金沢へ嫁に来たさっちゃんの話』「じゃまないけ」
し じゃみじゃみ テレビで放送電波がないため,画面が砂嵐のようになっている状態  昔テレビがアナログ放送だった頃,放送終了後や,放送のないチャンネルに合わせると「じゃみじゃみ」でした。
 実際に体験したい方はお手持ちのテレビのリモコンで「アナログ」ボタンを押してみてください。
 ちなみに,デジタルチャンネルでは放送電波がなくても「じゃみじゃみ」にはならないので,体験できません。
 つまり,この先アナログ放送が受信できるテレビがなくなると,ほんとの「じゃみじゃみ」は体験できなくなるってことです。
 つまり,方言はどんどんなくなるってことですね。
し じゃみじゃみコード 2次元コード,QRコード https://www.sakane.net/  「じゃみじゃみ」が分からないと「じゃみじゃみコード」も通じませんねえ。
 でも,「じゃみじゃみコード」,いい命名だと思いますよ。
 「じゃみじゃみ」がなくなっていくので,代わってこれから広めていこうという金沢弁です。
 右は当ウェブサイト https://www.sakane.net の「じゃみじゃみコード」です。
し しょまな ふがいない
下手な,ドジな
「しょっまなやっちゃなあ。」→「ドジな人だねえ。」
し しょむない (料理の)味がうすい
(人が)味気ない
★『横浜から金沢へ嫁に来たさっちゃんの話』「しょむない」
し しろーなる しろくなる  
す すーすーする 悪寒がする 「なんか熱あんがんないけ。すーすーすっし。」→「なんか熱があるんじゃないだろうか。悪寒がするから。」
す すんつけ
すんつけに
すぐに  
せ せわしない 忙しい
あわただしい
落ち着きがない
「あー,せわしない子やねえ。もっとちんとしとんまっしま。」→「あー,落ち着きのない子だねえ。もっと落ち着いていなさい。」
せ せんならん しなければならない  
せ せんなん しなければならない 「かせんなんことけ?」→「これってしなくてはならないこと?」
そ そうけ そうですか 「ほうけ」も同じ意味ですね。
そ そくさい 元気 「そくさいやったけ?」→「元気だった?」
「そくさいで,そくさいで。」→「元気一杯だったよ。」
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金沢弁 共通語では? 関連した語や使い方・★関連ページ
た たぁた お嬢さん  
た たぁんと たくさん  
た たいそい 疲れる,疲れた  
た だいばら
大変 「ほんりゃ,だいばらや。」→「それは,たいへんだ。」
→ばらの強調形ですね。
た たいま ください 「待ってたいま。」→「待ってください。」
「見とってたいま。」→「見ていてください。」ってな感じ。
「大麻たいま。」なんて決して言ってはいけません。
言うなら「タイマーたいまー。」くらいかな。
た 〜だいめ(題目) (曲の)〜番目 ★おたより『うちのねんね』
★おたより『1題目の練習しましょうね』
た だえー だるい,疲れた 「だっえ〜」と言うこともありますね。
→だやい 
た たこーらと 高く 「たこはたこーらとあげにゃだっちゃかん。」→「たこは高くあげないとだめだよ。」
た だちゃかん
だちかん
ダメ →だっちゃかん
た たっだ とても 「たっだおもしーげんて。」→「とってもおもしろいんだよ。」
 濁点のない共通語の「たった」とは全く反対の意味ですね。
た だっちゃかん ダメ →だちゃかん
★おたより『だちかん』
た たぬきうどん 「いなりうどん」(刻んだ薄揚げの載った金沢伝統(?)のうどん)の出汁をあんにしたうどん 関東で言うところの「たぬきうどん」(天かすの載ったうどん)とは全く別物。
★『いなり,きつね,たぬき』−うどんとそばの話−
た だやい 疲れた →だえー 
た だら バカ,アホ 金沢弁の代表格ですねえ。→だらぶち
★ちょこっと一言金沢弁「だら」
★おたより『いっさでー』
怒る時はこう言います。「だらんなっとんなまいや〜。」
た だらけ バカ,アホ(の強調形) →だらぶち
「だら」ばっかりいる状態は 「だらけだらけ」。
★ちょこっと一言金沢弁「だら」
た だらくさい ばかばかしい
くだらない
 
た だらぶち ばかたれ(だらの強調形) →だら
★『横浜から金沢へ嫁に来たさっちゃんの話』「だらぶち」
た だらま ばか →だらぶち
★ちょこっと一言金沢弁「だら」
た だらの三杯汁 遠慮のない大食らい お汁好きの私はいつも言われています。味噌汁はいつも三杯はいただきます。
た たるき
たろき
たんたるき
つらら
た たんち 子供  
た だんない だいじょうぶ 「上の方にあるもん取るがに,段無いけど……」
「うん,段無いけどだんない。」
 ちなみに「段」とは脚立のたぐいを指します。
た たんまさんき
たんまさんか
食べてください 「さんまたんまさんか。」→「サンマ食べませんか。」 
ち ちごー ちがう 「ちごがいね。」→「ちがっているよ。」
ち ちみる つねる  
ち ちみちみ つねること,つねつね  
ち ちゃがちゃが めちゃくちゃ  
ち ちゃべ
ちゃべちゃべ
おしゃべりな 「おしゃべりだなあ」という意味が基本ですが,それ以上に「いらんこと言い過ぎ」って意味合いの方で使いますね。
「ちゃべなやっちゃ。」→「おしゃべりな人なんだからぁ。」
「まった,ちゃべちゃべと。」→「また,いらんこと言ってる。」
「ほんとにちゃべやし。」→「ほんとにいろんなことよく言うよ。」
ち ちょうはい(朝拝) 嫁の里帰り  
ち ちょっきり きっかり,ちょうど,ぴったり ★おたより『ちょっきり』
ち ちょっこし 少し  
ち ちょろい
おっちょこちょいな,まぬけな,注意力が足りない,うっかり者だ 共通語ではちょろいは「簡単だ」「たやすい」といったように物事に対して使うようです。たとえば「そんなのちょろい。」といえば「そんなの簡単だ。」という意味合いですが,金沢弁では人に対する修飾語ですね。
「ちょろいやっちゃ。」→「まぬけな人だ。」というような使い方です。
何もないところでつまずくおじさんとしては,その姿を見た人から「ちょろっ!」と言われてしまいます。
もうちょっと実際に使われる時の音を表現すれば「ちょっりぃ」なんて聞こえますね。
「おまえ,ちょっとうっかり者過ぎるんじゃない」と言いたければ「おまえ,ちょりぃげんて!」という感じですか。
ち ちんと 動かずにいるさま 「ちんとしとんまっしま。」→「動かずにいなさいよ。」
つ つばき つば  
つ つらにくい にくたらしい  
つ つるつる 水が器にいっぱいになっているさま つるつるいっぱい→あふれんばかりの様子をいいます。
ほら,あの居酒屋で,一合枡にグラスが入っていて,それに一升瓶から日本酒を注いで,グラスからあふれて,表面がちょっと盛り上がった感じ,あれですよ。
右は先日某居酒屋で濁り酒頼んだら,グラスもつるつるいっぱい,下の受け皿もつるつるいっぱい,いやそれどころか,おねえさんが勢いよく一升瓶をかたげたもんだから,テーブルにまでこぼした様子です。はい,おじさんはよくつるつるいっぱいを実体験しています。
つ つんだって 連れだって 「変なおじさんにつんだっていくまいぞ。」→「変なおじさんについて行ってはだめだよ。」
私のことではありません。念のため。
て てきない 疲れた  
と どくしょな 薄情な  
と とっぺ とうふ  
と どぶす
どぼす
側溝,みぞ,下水 ★ちょこっと一言金沢弁「どぶす」
あ行・か行・さ行・た行・な行・は行・ま行・や行・ら行・わ行・読んでみまっし金沢弁のメニューページにもどる
金沢弁 共通語では? 関連した語や使い方・★関連ページ
な なも
なーも
なーむ
なーん
なーんも
いいえ ★『島根から来た友人O氏の話』
★おたより『なーん』
★おたより『なん』
な 長いこって お久しぶりです  
な 〜なが
〜ながや
〜なんです(あるいは「なが?」は疑問文で)〜なんですか? 会話例1
「『なが』って金沢弁?」
「ほんなが。」→「そうなんです。」
会話例2
「それ何なが?」→「それ何なの?」
「本なが。」→「本なんです。」
会話例3
「どこ行って来たん?」→「どこへ行って来たの?」
「名古屋ながや。」→「名古屋なんだよ。」
な なごなる 体を伸ばして横になる  
な なすび なす  
な なんなさん 仏さま  
な なんなん? 何なの? ★ちょこっと一言金沢弁「なんなん?」
に にゃあにゃ 娘さん,奥さん  
ね ねまる 座る  
ね ねがねーがんねーがー? ★『「ねじ」の2乗,「ねが」の3乗,「しま」の4乗』のページをご覧ください。
ね ねじねーじー ★『「ねじ」の2乗,「ねが」の3乗,「しま」の4乗』のページをご覧ください。
ね ねんざねんざ ★おたより『重ね言葉三部作』 をご覧ください。
の 飲んまさんき
飲んまはんけ
お飲みくださいませんか
どうぞお飲みください
 
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金沢弁 共通語では? 関連した語や使い方・★関連ページ
は はえぼぼ
はえちょぼ
ハエ ★『横浜から金沢へ嫁に来たさっちゃんの話』「はえぼぼ」
★おたより『はえちょぼって?』
★おたより『はえぼぼ』
は はかいく はかどる 「はかがいく」とも言います。
「墓行く」ではありません。念のため。
は はがいしー
はがやしい
はげー
はっげー
歯がゆい,もどかしい 面憎い相手に対しても言ってしまいます。「はっげーやつや!」
負けで悔しい時も言ってしまいます。「はがいしー!!」
は ばっかいならん どうしようもない
手に負えない
★京都に行った教え子の舟木君のおたより
は はつめいな 利口な →りくつな
は はべん かまぼこ かけそば おでん はべん
 左は金沢駅の立ち食いそば「白山そば」のかけそば。上に載っているのが「赤巻きはべん」。
 中はおでんの「赤玉」(あかだま)のおでんダネの一つの「はべん」。
 右はおでんの「赤玉」のお品書き(2014年)。「はべん」が一番目に出てきていますねえ。一番お安いおでんです。
★おたより『はべんとは?!』
は はよーらと 早く 「はよーらとしまっしま。」→「早くしなさいよ。」
は ばら 大変 ばらと言っても「薔薇」ではありません。「そりゃばらや。」と聞いて,そこに薔薇の花があるなんてことはなく,「それは大変だ。」と言っています。
でも,薔薇の花があって,「それ何の花け?」と聞かれたら,「そりゃバラや。」ですねえ。
→だいばら
は はんげー →はがいしー
歯がゆい,もどかしい
私に向かってはんげー!と言わないでください。髪の毛のこと気にしてますんで……
は はんちゃぼ 中途半端 「ほんなはんちゃぼにしとったら,だっちゃかんがいね。」→「そんな中途半端なことじゃ,ダメだよ。」
は ばんばん うまくいった,うまくいく 「こんで ばんばんや。」→「これで うまくいくぞ。」「これで うまくいった。」
ひ ひどい 疲れた ★おたより『あーひどかった』
ひ ひねくらしい 大人びた 子供に対して,ある意味「生意気な」という意味合いを含んでも使われます。つまりは「ひねた」子供です。
ひ ひろず がんもどき ひろず 右は金沢のおでん屋「ゑびす」のひろずです。
ふ ふんじゅ(ふんじゅな)
ふんじょう(ふんじょな)
不自由(不自由な)  
へ へいろくな こっけいな  
へ へしない おそい 「あーら,へしない。」→「ああ,おそい。」
「遅い」というほかに「待ち遠しい」という気持ちも表すことがあります。
へ べやさ お手伝いさん  
へ べろべろ →えびす  
ほ ほうや そうだ 金沢の盆踊りでよく使われる曲が「かなざわほうやね」。
ほ ほっこりせん 感心しない  
ほ ほやとこと そうですとも  
ほ ほんこさん 報恩講  
ほ ほんでぇんね それでね  
ほ ほんながや そうなんです  
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ま まいどさん こんにちは  
ま 〜まさる 〜なさる 「いやぁ,できまさる。」→「いやはやよくできますね。」
ま まぜる 仲間に入れる 「ちょっと,まぜてま。」→「ちょっと,仲間に入れてよ。」
これは小さい頃遊んでいてよく言った言葉。
ま 〜まっし 〜しなさい ★ちょこっと一言金沢弁「〜まっし」
★おたより『マッシーしりませんか?』
★おたより『早く起きまっしー』
ま 〜まっしま 〜しなさいよ  
ま ままのうまい 気がいい,調子もの  
み 〜みす 〜ます 「あんやとございみす。」→「ありがとうございます。」
む むずい 難しい  
む むたむた 散らかったようす 「まった部屋むたむたにして!はよ片づけまっしま!」→「また部屋散らかして!早く片づけなさい!」
む むっじぃ 難しい  
め めとにする バカにする  
め めろ 女 「めろは黙っとれ!」なんて,今の時代こんなこと言ったら,私は知りませんよ。はい……。
も もみじこ ★『「もみじこ」ってなあに?』 のページをご覧ください。
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や やくちゃもない
やくちゃんない
とんでもない ★京都に行った教え子の舟木君のおたより
や やっきねー やる気がない  
や 〜やろ
〜やろう
〜だろ
〜だろう
「ほうやろ。」→「そうだろ。」
「ほうやろいね。」といえばそれ見たことかという感じです。
や やわやわと
やわやわぁっと
ゆっくりと
落ち着いて
「やわやわぁっとやんまっしね。」→「ゆっくりとやればいいよ。」
よ よこねまり 足を横に出して座る  
よ よさり 夜 「よさ〜り」ってちょっと伸ばして言うことが多いですね。
よ よしかかる もたれる  
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ら らくまつ 楽天家,のんきな 「らくまつなやっちゃなあ。」→「楽天的な人だねえ。」
 赤塚不二夫の「おそ松くん」の六つ子兄弟から漏れてしまいました。ちなみに,六つ子兄弟は,おそ松,カラ松,チョロ松,一松,十四松,トド松で,らく松くんはいません。
り りくつな たくみな
うまいことできてる
かしこい
つまりは仕組みなどがたくみ(巧み)な,機械や動きがうまいことできてる,子供がかしこい(賢い)そんな意味合いです。
「大野からくり記念館」でからくり人形見たら「あら,りくつな〜。」「加賀友禅」の工程を知ったら「あら,りくつな〜。」保育園児なのに大人びた挨拶する子を見たら「あら,りくつな〜。」
ピタゴラ装置が「あら,りくつな〜。」の最たるものですねえ。
★『横浜から金沢へ嫁に来たさっちゃんの話』「りくつな」
わ わらびしい 子供っぽい 大人に対して言うときは「大人げない」という,否定的な意味ですね。
わ わりゃくさん おまえ,きさま はっきり言って,乱暴な言い方であります。
わ わやく 冗談 ここまでわやく混じりの「金沢弁一覧表」にお付き合いいただきあんやと存じみす。