分類:和食・洋食
所在地:長野県下伊那郡阿智村昼神温泉郷
探検時期:2010年7月・8月
今回の探検目的:宴会・朝食
今回のお品書き:1泊2食
今回の所要経費:幹事お任せの込み込みツアーだったので,はていくらだったのやら。
探検隊の報告:
同業者たちとの温泉ツアーである。積み立てをして,毎夏どこかの温泉にやって来る。今年は長野県下伊那郡阿智村は昼神温泉郷が目的地である。やって来たのはここ「湯元ホテル阿智川」である。
ここは温泉がなかなかよい。最近できた温泉であるらしい。1973年に当時の国鉄中津川線建設工事のトンネル掘削のボーリング中に昼神湯ノ瀬地区で温泉が湧出したのが起こりらしいから,まだ40年弱の歴史だ。
その昔にも温泉があったらしいのだが,このあたりの大雨での土砂崩れで湧出していたところが埋まってしまい,そのあとずっと忘れ去られていたとのことである。
このホテルには露天風呂の先端に洞窟風呂があり,そこから温泉が流れ出ている。まさしく源泉掛け流しである。
さて,話を夜の宴会に戻そう。
満腹探検隊温泉宴会評価基準については「
草津温泉ホテル櫻井
」のページに少々載っているので,それに照らし合わせながら,ここの料理を紹介しよう。
始まりは1枚目の写真のようにしっかりと紙がかかる。そこには鮎の絵があり,夏を感じさせる。この温泉の脇を流れる阿智川で鮎が捕れるのかどうかは知らないが,きっと捕れるのだろう。
さて,まずは仲居さんの挨拶,説明,お茶によるもてなし,浴衣の確認,この4点はまあまあ合格かな。しっかりみんなの身長を見比べて,大きさの判断もしてくれたし,お茶も入れてくれた。非常口の説明はこっちがろくに聞かなかったのか,よく覚えていない。
我々は15人だったが,仲居さんは2人。主についてくれたのは1人だったが,一応料理も滞ることなく,ビールも酒も滞ることなし。
料理はパチンと火がつけられるものが出てくるが,これはまあやむを得まい。その場で温かいものなど,なかなかできない。
牛肉はさっと火を通してくださいとのことで,さっとあぶって焼いて美味かった。
天ぷらはやや冷えている。温泉で揚げて間もなくのものが出てくるなんて,まあないのだが……
途中で鮎が出てくる。お隣に座るアイ女史が「まあ,鮎!」「ねえ,ねえ,最初の絵にあったように本当に鮎が出てきたわよ。感激しないの?」と言う。まあ目茶苦茶感激するわけではないが,久しぶりに鮎を食べるし,魚は好きなので,鮎の頭からむしゃむしゃと骨も何も食べ尽くすのであった。美味い。これはどうも日本酒が合う。
そういえば,満腹探検隊温泉宴会評価基準のお猪口だが,ここはしっかりと陶器製である。これって当たり前だと思うのだが,本当にあのホテル櫻井は解せない。とまあ,いったいいつまでホテル櫻井を引きずるのだかわからないが,まあそろそろ,あのホテルのことはどうでもよいと思うこととしよう。
ちなみに,我々の会員では熱燗はいない。隣のアイ女史をはじめとして数人が冷酒を注文するのだった。
後半パイ包みが出てくる。これは和洋折衷の料理だが,まあ,温泉でもこんなのもありか。
ここは女将の挨拶がなかったが,朝お見送りにいたうちの一人が女将なのか?まあ,最近とんと女将の挨拶というのにお目にかからない。金沢の近郷近在の温泉でもそうだから,そんな習慣はなくなったのか。それとも,自分が経験してきたのは,以前はかなりの大集団での温泉宴会ばかりだったから,そういう場には挨拶にやってくるのか?まあ,挨拶にやってきたからといって,それがサービスってものでもないのだが,それでも歓迎されてるぞって気分くらいにはちょっとなれる。
終わりの方に酢の物が出てくる。こうやって,何枚か写真があるというのは,最初に置かれたものがすべてではなく,あとから追加で料理が出てくるということである。
このあとはご飯で終わりであった。結構いろいろ食べたにの,ご飯もしっかりと食べてしまう。旅に出ると太るのであった。
そして,このホテルは結構大きくて,ホールもある。今日はショーもなく,我々の一団が貸し切り状態でカラオケである。久しぶりの温泉カラオケであった。いやあ,もう10年ぶりくらいだろう。温泉のホールでの歌なんて。
そのあとは3次会の予定が,みんな疲れているやら,誰も幹事部屋に来ない。まあいいやと,爆睡する自分であった。
これは次の日の朝食。相変わらず豪華朝食である。
この温泉を振り返れば,温泉よし,サービスは合格点,料理はまあまあってところかな。やはり,規模が大きければ大きいほど,料理はまあまあってところになるというのが,法則か。
探検隊おまけの報告:
くわしくはウェブサイトへどうぞ:昼神温泉 湯元ホテル阿智川のウェブサイト(外部リンク)