分類:和食(蕎麦)
所在地:長野県諏訪郡下諏訪町大門456(諏訪大社春宮近く・大門通り沿い)
探検時期:2024年11月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:天ざる+野菜天おろし+生ビール(中)
今回の所要経費:1800円+1500円+570円
探検隊の報告:
美味しいお蕎麦をいただいた。
下諏訪温泉への旅である。天気がいいのに誘われて,いきなりやって来た下諏訪温泉1泊の旅だが,この町には諏訪大社の下社があると知り,お隣諏訪市,茅野市に上社があると知り,四社巡りである。そんな知識もなく,とにかく温泉に浸かりに来たのだった。
下諏訪町に1泊した今日は朝から「三湯めぐり」の一つである「旦過(たんか)の湯」に浸かる。旧中山道沿いにあるこの温泉,熱い!でも,朝風呂はいいねえ。
そのあと,まずは下諏訪町の春宮に参拝。次に移動して茅野市の前宮,諏訪市の本宮と参拝したあと,下諏訪町に戻ってきた。ちょうどお昼頃になっている。
そこでお昼ごはんだが,やって来たのは春宮近くのここ「萩月庵 千ひろ」。夕べは町中の「衣紋坂」で楽しい宴会を行い,そこの大将から「蕎麦食べたいなら,春宮近くの『萩月庵 千ひろ』がいいよ。」と言われてやった来たのだった。
店にも駐車場はあるようだが,このあと春宮に参拝するので,春宮の駐車場に車を止める。
店は古民家風でいかにも風情がある感じ。ちょうどテーブル席が空いていたのでそこに案内された。
ここの大将が昨夜の「衣紋坂」の大将と知り合いらしく,「『衣紋坂』で紹介されてやって来た。」と告げる。大将は「冷たい蕎麦の方がうちのお勧めだよ。」と言う。
今回「袖振り合うも多生の縁」で縁のあった観光案内所のおじさんも,「衣紋坂」の大将も,「衣紋坂」の常連の現役で木に登るおじさんも,ここ「千ひろ」の大将もみんな80代のようである。人のことは言えないが,老人が元気に働く町である。
さて注文であるが,蕎麦とくれば冷たい方を選ぶのが常なので冷たい方の最高値「天ざる」を選択する。なにしろ今日の運転は自分。ビールを呑むのは連れあいで,我が家のルールではビール呑む方が運転手の分まで支払うことになっているので,おごってもらうなら好きなものをということで,「天ざる」である。
連れあいの選択は「野菜天おろし」。大将が「『おろし』とあるやつはすべてぶっかけで,丼の中に浸かってるよ。」と言うが,「越前おろし蕎麦」に慣れているので,「いいですよ。」と答える。福井出身の連れあいが「このあたりでも『おろしそば』ってあるんだね。」と感想を漏らす。
さてまずは蕎麦汁と山葵がやって来た。蕎麦が来る前に自分で山葵をおろすらしい。
しかし,この鮫皮のおろし器,たくさんすりおろすのに結構苦労した。
続いて天ぷらがやって来て,塩で揚げたての天ぷらを味わうが,美味い。
そして「ざる蕎麦」がやって来た。細めの蕎麦で,いわば伝統的な切り方というべきか。
蕎麦汁にちょいつけて,通人ぶって食べてみる。
ちょうどカウンター席のお客に「大ざる」が届いたが,その量は3倍以上もあり,300円増しで「大ざる」ならば,天ぷらやめてそれもよかったかと思ったが,それにしてもたっぷりあり,おじさんはちょっと上品に「天ざる」でよかったかと思い直す。
いやしかし,この天ぷらで熱燗やりたかったなあ。
こちら「野菜天おろし」。美味しいだし汁に浸かっていた。山葵がたっぷりついており,大将が「山葵をしっかりとだし汁に溶いて食べると美味しいよ。」と言う。
大根おろしと山葵のうま味で,出汁も美味しかった。
ということで下諏訪温泉のお昼ごはんには満足してこの後秋宮に参拝。最後に「おんばしら館よいさ」に行って,「御柱祭」のことを勉強する。
考えてみればまずは「おんばしら館よいさ」に行って,「御柱祭」のことを知ってから四社巡りをすると,一段と理解が深まり,おんばしらを見ても,「ああこれか」
と感慨を持って見られたような気がする。なにしろ「下諏訪温泉」を目的に来て,「諏訪大社」のことはまったく思ってもいなかった旅だった。でも下諏訪温泉に来たおかげで「諏訪大社」の四社巡りをすることができたし,地元の人たちとの楽しいふれ合いがあった。
諏訪大明神様ありがとうございます。
探検隊おまけの報告:
今回は特にありません。