分類:和食(焼き鳥・手羽先)
所在地:金沢市もりの里(山側環状線沿い)
探検時期:2009年10月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:串5本とビール2本
今回の所要経費:2216円
探検隊の報告:
今夜は1人宴会である。というのも,東山でハープの演奏を聴き,そのあと洋食の「自由軒」へ5人で行き,自分はオムライスとビールをいただいたのだが,みんなは宴会をするつもりもなく,帰ってしまったので,1人寂しく宴会をしたのだった。すぐに家に帰っても良さそうなものだが,せっかくの月夜である。昨日は中秋の名月で,今日はその翌日。今日は1日中よく晴れ渡り,月を見ながら歩くのも悪くはない夜だったのだ。と,あたかも名月のせいにしているが,とにかくおじさんは一杯飲みたかったのだった。東山を出てから,バスに乗ろうとしたが,いかんせん,日曜日はもりの里方面へのバスは9時40分くらいに終バスが行き,あとはもうない。それこそ,月を見ながら30分近く歩いたのだった。
さて,もりの里へとたどり着くと,まだまだやっている店がある。さてどこへ行こうかと思ったときに,赤い看板が目立ったのがここ「吟たま」だった。しかも焼き鳥ということで,おじさんの1人宴会にはうってつけである。ちなみに東山を出て最初の目的地は賢坂辻の焼き鳥の「上々南々」だったのだが,すでに閉まっていたのだった。
入ると最初のテーブル席には学生の一団がいる。カウンターには誰もいないので,この学生たちから少々離れた席に座る。そして,まずは瓶ビールを注文したのだった。ちなみに,ジョッキで飲む生ビールよりも,小さなコップに入れる瓶ビールの方が好きである。一人酌をするのもいいし,コップに注がれる,あのビールの音もいい。まあ,酒飲みは何でもいいのだが。
ビールとつきだしが来たところで,焼き物を注文する。お品書きには2本からとあるが,おねえさんに聞くと,1本でもいいですよとのことで,それならば,いろいろな種類のものが食べられると喜んで,適当に5本選んだのだった。出てきた順に紹介しよう。
まずはハツ(90円也)である。
ちなみに,この場所には前は同じく焼き鳥の「鳥珍や」というのがあった。店の内部の配置はまったく変わっていないが,内装だけが変わっている。「鳥珍や」は金沢の繁華街片町にも店を出し,一時期金沢に2軒あったのが,今は片町だけとなり,ここもりの里からは撤退してしまったのだった。
焼鳥屋がまた新たな焼鳥屋に替わった,ということである。
続いてはシロとねぎま(140円+150円也)。
それにしても,学生たちはやかましい。このあたりで学生というと,金沢大学であるが,まあ,学生ならば,こんなものか。人の迷惑顧みず,飲んでうるさくできるのも学生の特権かもしれない。なにしろ,お客はその一団と自分しかいないから,否が応でもうるささが伝わってくる。まあ,余りにもたわいのないことで盛り上がっているが,これもまた学生だからであろう。
2本目のビールを注文し,おねえさんが持ってきてくれたついでに,店の終了時刻を確認する。日曜日は12時まで,そのほかは午前2時までらしい。今夜も12時まで営業とは,なんだまだまだあるじゃないかと,ちょっと安心しつつ2本目のビールを飲むのだった。
鯖の串というのも珍しいし,鯖が好きなので注文したが,まあ要するに鯖の塩焼きって感じだ。大根おろしがお皿にちょこっと載り,「醤油をかけてお食べください。」とのことで,まさしく鯖の塩焼きである(90円也)。
写真のもう一品は砂肝(120円也)。
自分がビール2本目も終わりに近づこうかという頃,これまた学生らしき2人連れがやってくる。日曜日の夜に暇なのは学生くらいのものだ。目の前の調理場は,掃除が始まっていて,かなりきれいに片付けられ始めているのだが,営業時間はまだまだある。彼らはホッケの開きやから揚げなどを注文している。
さて,支払いを済ませて店を出る。支払いの2216円の半分以上である1320円がビール代である。おじさんとはこういうものか。
外へ出て,看板を見上げると,「究極の手羽先」とある。しまった,看板商品を味わわずに出てしまった,と後悔しても始まらない。これはまた次の機会である。ついでに見上げると,まだまだ丸い月が空にあるので,その看板とともに撮影しておいた。うーむ,いい夜である。終バスも終わったし,今宵は一人月見と洒落込んで,家まで歩こうか。
探検隊おまけの報告:
串もののお品書きいろいろ:(すべて外税)
かわ,レバー,ハツ,塩サバ,玉ねぎ→各90円
砂肝,長ネギ,にんにく→各120円
しろ,いかげそ→各140円
ねぎま,つくね,うずらベーコン,豚肉えのき,厚揚げ,豚しそ巻き,鶏バジル,トロサーモン,ししとう,ピーマン,しいたけ,えりんぎ→各150円
豚トロ→160円,豚ばら→180円 など