満腹探検隊の探検先：磯波風（いそっぷ）
分類：和食
所在地：富山県氷見市泊1760（国道160号線沿い）
探検時期：２０２２年１１月
今回の探検目的：昼食
今回のお品書き：富山湾の宝石フルコース
今回の所要経費：払った額書いてあったのに，はて忘れてしまった。確か８０００円弱
探検隊の報告：
これぞ「フルコース」。そして，「フルお腹」，和訳すれば「満腹」。
今日は自分の所属する団体の研修旅行。富山県高岡市と氷見市にやって来た。
先ほどは高岡の「勝興寺」に参拝し，ボランティアガイドの方からお寺についていろいろと聞いてきた。二棟の建物がこのたび国宝に指定されたらしい。こんなに規模の大きなお寺がこの地に残っていたとは知らなかった。
さてそのあとはお昼ご飯である。
やって来たのは「なだうら温泉元湯 磯波風」。前に日帰り温泉半額の本を使ってやって来たところだ。その「磯波風」で今日はお昼ご飯である。３階の大広間に通され，椅子席での食事。
すでにいくつか載っている。コースは「富山湾の宝石フルコース」というらしい。
お昼のお楽しみのビールをいただきつつ，料理を楽しむ。
以下お品書きがついていたので，そのまま写し書きをして，中身を簡単に紹介しよう。
いや，「簡単に紹介」というが，細かいところはほぼ忘れているので，「適当な紹介」というべきだが。
一，前菜
季節の五種盛り
まず「前菜」からして割烹の雰囲気。五種盛りなのだが，それぞれが一体何なのやら，ありがたみを知らない「満腹探検隊」なのだった。
一，造里
鰤，あおりいか，雲丹，鯛，甘海老，鮪
いよいよ富山湾でも鰤の捕れる季節になってきた。
昨日のニュースでは氷見にも６００本もの鰤があがったとか。
このあと氷見漁港に行って説明を聞いたのだが，まだ「寒ブリ」とは呼ばないらしい。もっと安定的にとれるようになったら「寒ブリ」と呼ぶとのこと。
しかしこの刺身，どれもおいしかった。
一，台物
富山県産豚の橙すき焼き
甘辛く味付けされた豚肉がビールのアテにぴったりである。
ちなみに「橙」とお品書きにはあったのだが，はてどういう意味？
とにかく喉が渇いてビールも美味いのであったが，このお品書きを最初に眺めただけで，この先料理がたくさん出てくる予感。
なにしろ１２種類も書いてある。
ここまでたくさんのフルコースなんてのもなかなかあるもんではない。
一，焼物
海鮮ホイル焼き
ながらも入り
脇に載っていた「ながらも」というのは海藻の「アカモク」のことで，富山の氷見や魚津での呼び方らしい。
これも食べ物の「方言」ということになる。
素晴らしく磯くさく，いかにも海に来たって感じの食材である。
一，陶板
特選牛陶板焼き
まさしく山海の珍味。
魚介類に，牛に豚。
一，蒸物
山海茶碗蒸し
そして温かい「茶碗蒸し」。中からはいろいろな具が出てきた。
一，煮物
秋の炊き合わせ
里芋，茄子，人参。はて，青物は一体何だったやら。
それと鰊。
炊き合わせにもさりげなく魚が入る。
一，油物
カレイ唐揚げ
左は出てきたときの状態。右は少々いただいたあと，表にひっくり返してみた状態。
骨までもしっかりと揚げてあって，パリパリ。そしてビールのアテにぴったり。
一，酢物
南蛮漬け
いよいよ日本酒登場。
ビールではお腹がいっぱいになってきて，濃いめの日本酒にする。
３種類ほど銘柄があったが，ここは一つ富山の酒で「立山」。
一，汁物
海鮮鍋
最初から大きな鍋が３つほど用意してあって，あとでそこからよそってくれた。
このワタリガニが実にいい味。
バリバリと身の部分をかじるが，いい出汁の味が広がる。
もっと食べたかったが，いかんせん満腹！
おお！あの鍋の中の蟹がもったいない。
一，食事
白米 香の物
食事ではあるが，もはやごはんはいただかない。いや，もうごはんは入らない。
最初からビールを呑まずにごはんを食べる女性陣もいたが，ビールを呑んだ面々はどうもごはんまで辿り着かない様子。
一，甘味
季節のデザート
そして最後にデザート。
「いちじく」だった。
これもいつもなら欲しい人にあげるよ，と言って回すのだが，みんな満腹の様子。なのでちょっとだけ味わってみた。
普段は食べない甘いものだが，「デザートは別腹」というのがよく分かる。ここまでと大違いで甘いので，食べられるのだった。
さて，最後に最も残念でなったのは，蟹がこれ以上食べられなかったこともあるが，時間がなくて温泉に入れなかったこと。これだけのフルコースの内容なので，かなり時間がかかり，ゆっくりと温泉には入れなかった。あとの日程は飛ばしていいから，温泉の時間とってよ，と言いたかったが，帰着時刻に約束してある人もいて，早々にここを出る。
どうせなら一泊の宴会がしたかったね。
探検隊おまけの報告：
今回は特にありません。
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