分類:和食
所在地:長崎県長崎市江戸町3−3(県庁坂通りに面したビルの角)
探検時期:2019年7月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:刺身盛り合わせ+しめ鯖+お通し×2+生ビール×4
今回の所要経費:640円(刺身盛り合わせ1280円の半額になる割引券利用)
+750円+500円×2+550円×4→4590円
探検隊の報告:
上品すぎて,お刺身の質はいいんだけど,庶民としては,高すぎだね。
九州の旅は,長崎へとやって来て,まずはこの旅での1軒目の居酒屋である。
ホテルはたいていは夕食なしで予約し,フロントでおすすめの店を聞いては出かけるが,今回はフロントで聞いてみると,3つの店が載っている割引券をくれた。その3つの中ではホテルからは一番近いここ「笠陽」を目指したのだった。
とにかく暑い夏。店を探すのだが,なかなか見つからない。もらった割引券の地図でもこのあたりだろうと見るがわからない。タブレットで地図を開き,住所で探すが,それでもわからない。これは行きすぎだとホテルの方に戻り,このあたりかなあと看板がないかとふと上を見あげると,何と木製の小さな看板が目について,ようやく場所がわかる。ビルの角なのだが,大きな看板がなく,階段を上がって上の店なので,わかりにくいのだった。
さて,店に入ると,5時を少し回ったくらいの時間なので,お客は誰もいない。空いているテーブル席に座り,お品書きを見る。お決まりのお品書きよりも「本日のおすすめ」の方がいいだろうと見るが,とにかく割引券の「お刺身半額券」があるので,まずはお刺身盛り合わせとする。
どれくらい入っているのかと聞くと「9貫くらいですかね」との答。寿司じゃなくて,お刺身でも「〜切れ」ではなく「〜貫」と言うのかと感心する。
そして,もう一品として目についたのが,「本日のおすすめ」の中の「しめ鯖」である。長崎では美味しい魚を食べようと思っていたので,注文したのだった。
飲み物はやはり暑い夏,「ビールでしょ」と,連れ合いと共に,ジョッキビールである。
突き出しに小鉢が出てくる。茄子とピーマン,いや,ししとうだったかの煮浸し。
「なんだ,少ないなあ。」
というのが第一印象。2切れほどだから,すぐになくなる。これが500円だった。
まずは届いたビールでのどを潤し,明日は五島列島の福江島へと渡るので,その日程などを確認する。
あっという間にジョッキ1杯がなくなった頃に,刺し盛りとしめ鯖が一つの皿に載って出てくる。その第一印象が,
「なんだ,少ないなあ。」
と,2回目の感想。
それと,刺身のつまの大根が皿からはみ出しており,それを目の前で素手で取り除く店員の仕草が気になる。1本取り除いても,まだ1本はみ出している刺し盛りである。
さて,確か,刺し盛りは9切れほどと言っていたはずだが,しめ鯖以外には6切れ。もしかしてしめ鯖のうちの3切れは刺し盛りの中に入り,残りが正規の(?)しめ鯖なのか。
半額と言ったって,正規のものの半額だろうし,半額だから,初めから量までも半分くらいに減らしてあるのかと思ったのだった。盛り付けは上品だが,量も上品である。
ただ,味は悪くない。コリコリとした食感がいい。
とにかく暑くて,生ビールはお代わりである。
見るといつの間にかおねえさんが一人,カウンター席に陣取って,一人でグビッとやっている。
この店は屋号の前に「炭焼き」とつくくらいなので,炭火焼きがウリなのだろう。魚串焼きなどといった,面白そうなお品書きもあった。しかしいかんせん,あまりの暑さに各自2杯のビールがこれだけの刺身で終わってしまう。なので,この店はこれでいいかとお会計とする。
そして,請求された額が4590円。だがそれが,庶民感覚としてはお高めという感想である。
まずはこの刺し盛り+しめ鯖が正規価格で2030円。
「味はいいけど,これで2000円以上するの?!値段がねえ。」という感じ。
確かに美味しいものを出しているのだろうけれど,これで2000円以上では,値段は庶民向けじゃない。
次にお通しが500円。これだけで500円なのって量。席料込みなのかもしれないが,それにしても,あのお通しで,500円はお高め。
今回の九州の旅で呑んだ店の中では最高値のお通しに,この旅1軒目の店で出会う。
ちなみに,この旅でのお通しの最安値はサービス。つまり0円だった。
それと,お品書きを撮った写真をあとで見ると,この時間,午後4時から6時までは生ビールが半額サービスと書いてあった。支払いをするときには意識もせず,レシートの確認もせずに支払ったが,結果全然そうじゃなくて,そのままのお値段550円。あのお品書きの説明は何だったんだ,と金沢に帰ってから思う。
あの「半額」には何か条件があったのか?
お客が気がついて指摘しなければ,知らん顔をするのか。その場で気がつかないお客は無視するのか。
せめてこのビールがサービスタイムで半額だったら,とりあえず1人2000円以内に収まって,まあ,1次会で,さらっと呑んで,それにしても,お刺身やお通しが,ややお高めだが,まあいいやと思っただろう。
これで割引券がない通常価格なら,1人あたり生ビール中ジョッキ2杯と刺身だけのちょい呑みで2500円以上である。
生中2杯と刺身とお通しで2500円以上というのは酒場探検隊の居酒屋感覚としてはお高めである。
これでカウンター席にでも座り,店主から地元の話でもいろいろと聞けたならば,お通し500円もまあいいかと思えたのかも知れない。
テーブル席に座ったのが間違いだったのか。
長崎1軒目のこの店が,刺身の質はいいけど,値段がいまいち庶民価格じゃなかったので,2軒目を目指す。
ちなみに,今回の九州の旅の1軒目の居酒屋がこの「笠陽」だったので,このあとの九州の旅先の居酒屋では,常にお通しの値段と質のことが連れ合いとの話題に上るのだった。
ということで,先ほどこの店を探すときに,このあたりをふらついて見かけた「立呑処よかにせ」が庶民の味方かも,という思いで,2次会はそちらに向かったのだった。
探検隊おまけの報告:
このとき(2019年7月)の「本日のお勧め」
刺身
活しまあじ刺→850円,ブダイ刺→700円,しめ鯖→750円,
刺身の盛り合わせ→1280円,赤鶏のタタキ→680円,馬刺し→1150円
炭火焼き
ゴロ焼きミックス(赤鶏・肩肉・せせり)→1250円,赤鶏もも肉→950円,
せせり→750円,鶏肩肉→850円,和牛しんたまの炙りステーキ→1350円,
イベリコ豚ロースの炭火焼き→920円,
魚串焼き 4本盛り→680円,6本盛り→980円 魚のかぶと焼き→680円
満腹探検隊2019年夏の九州旅行の日程と「満腹探検隊」の報告の一覧は「ちくわサラダ」のページにあります。