分類:和食(おでん)
所在地:金沢市片町(香林坊109近く)
探検時期:2007年11月
今回の探検目的:宴会(一人で宴会もないものだが)
今回のお品書き:おでんとビールなど
今回の所要経費:3500円
探検隊の報告:
昔ながらの渋さがいいね。
遅くまでの仕事である。おまけに家に誰もいないので,仕事の帰りに一杯飲みに行く。たどり着いたのがここ「菊一」である。今日はおでんにするか,と思って,ちょいと片町スクランブル交差点近くの「赤玉」に行ったのだが,休み前とあって,団体さんがひしめいていた。それで,即方針変更をして,ここ「菊一」に来たのだった。
「菊一」も古くからある金沢のおでん屋である。店に入ると,テーブルといい,椅子といい,なんだか落ち着くのである。
今夜は先客が一人,おやじさんと語らっている。自分は奥の方の席に座り,一人酒である。
とりあえず,大根とごぼ天である。
そうそう,その前に,おかみさんにビールですかお酒ですかと聞かれたのだった。
やはりおでん屋なら日本酒だろう,という期待を裏切り,いつものようにビールである。
ここのビールはアサヒのスーパードライ。ほかのビールがないのか聞くまでもなく,これが出てくるので,よしとしよう。
それから,スジを注文した。
大根を一口いただくが,美味い。
この近所には「高砂」というおでん屋もあるのだが,それに比べて,こちらの方は味が薄めであり,自分としては「菊一」の方が好みである。
さて,ビールを1本飲み終わり,追加でビールと湯豆腐である。
それにしても,おやじさんと,もう一人のお客が語らっている。
いやあ,おでん屋に一人で来るのもいいね。
そうこうするうちに,バスの時間が迫ってくるので,立ち去ったのだった。
しかし,美味しいおでんの話のあとに,つまらぬ話だが,なんでバスに乗る若者のマナーは悪いのだろう。いや,きっと若者だけとは限らないだろうが,この帰宅する若松方面のバスでは,ほぼ間違いなく,毎回こんな若者がいる。
この日もバスに乗って帰ったのだが,お客はたくさんである。
入り口近くに座る女の子は,2人掛けの席に1人で座り,1人分はカバンを置いたままで,席をあけようともしない。膝に載せてもたいしたことのない荷物である。ほぼ満員で,みんな立っているにもかかわらずである。
たまたま香林坊から乗ってきた知り合いらしき男友達との会話を小耳にはさんだが(彼は彼女の横に立ったままでの会話であり,知り合いにも席を空けようとはしない),塾のバイトとかで,教材研究をしているらしい。
しかし,自分の半分以下しか人生を生きていないお嬢さんよ,「多角形の角」よりも「人の道」を学び,「人の道」を人に教えて欲しい。勉強ができることよりも,大切なことが人生にはあるはずだ。
彼女は2人分の席を1人で専有したまま,荷物をよけることなく若松のバス停で降りたが,このあたりで降りるとすると金沢大学の学生だろうか。最近では金沢大学の学生の質も落ちてきているのだろうか。
ということで,こんな話題は「菊一」のおやじさんが喜んで語りそうなことなのだった。
そういえば,さっきもおやじさんが語っていたなあ。
「学生運動をしない学生なんて,日本ぐらいだ。話にならん!」
なんてね。
探検隊おまけの報告:今回は特にありません。
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