分類:和食
所在地:金沢市青草町1(近江町市場内)
探検時期:2019年11月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:宴会コース(料理を一部香箱ガニに変更)+飲み放題
今回の所要経費:6000円
探検隊の報告:
今夜は我が課の宴会である。課員のみならず,他課の若者も誘っての宴会である。
宴会コース料理なのだが,この11月に蟹漁が解禁になっていることもあり,今夜の幹事,通称「達磨大師」係長が料理に「香箱ガニ」を出せないかと店に交渉をした。
すると,炊き合わせとデザートをやめて「香箱ガニ」に変更してくれるということで決着したらしい。
さて,この店は金沢市民の台所「近江町市場」の中にあるが,入り口がちょっとわかりにくい。いや,夜になると飲食店以外は閉まっているので,灯のともる看板で一応分かるのだが,幅2mもない建物のすき間を通って入る。
昔の民家らしき造りの2階に今夜は14人が集う。
右は始まりの状態。
先付けは「鱈の真子の煮付け」。これもまた冬らしいお品書き。
飲み放題ということで,自分はまずはビールをリクエスト。ここはジョッキビールではなく,瓶ビール。「キリン一番搾り」である。瓶ビールかつ純粋ビールということで,こいつは望むところ。
そしていきなりのご指名で,乾杯の音頭をとらされる。
話は短く,手っ取り早く,即乾杯!
まずはお造りがやって来る。
お造りのあとに,ほとんど間を置くことなく,ご所望の「香箱ガニ」がやって来る。
こちらはこのようにしっかりと身が出されている甲羅盛り状態。
今シーズン3回目の蟹である。
この「香箱ガニ」はやはり内子が美味い。これを取り出していただくが,実に酒が進む。
ということで,0次会でビールを呑んできたこともあり,ここらで即冷酒に変更する。
しかし,お向かいの,通称「シスター・エス」嬢が熱燗を所望しており,これを香箱の甲羅に入れて呑んでいたので,まねして熱燗もいただく。
ちなみに,この「シスター・エス」嬢は結構お酒の呑める女史。日本酒がいける。ついついこのシスターに告白する。
「僕,シスターのことが好きになってしまったんです。」
シスターは一言。
「許します。」
こちら焼き物の「鰤の塩焼き」。しかしちょっとパサつく感じがする。ちょっと焼きすぎか。
先日の「ディープな金沢探検隊」で行った「うまいぞいや哲」で食べた鰤の方が2倍の分厚さで,ほっこりしており美味しかったことを思い出すと,ここのものは季節ものだが,いまいちって感じだった。
こちらは揚げ物。「白子の天ぷら」となんだったかキノコの天ぷら。
白子は初物。これまた冬の味覚である。
このキノコはエリンギかと思ったがどうもそうではないらしい。今夜の仲居を務める,通称「ポッチャリーナ」嬢が聞いてきてくれて,報告してくれたのだが,忘れている。
そう言われたらそんなキノコもあったよなあ,とその場で思ったが,すでに記憶にない。
そして,締めの食事である。雑炊だが,これが実に美味い。
今日はデザートはないのだが,どっちにしろ甘いデザートは食べない自分にとってはそれよりも「香箱ガニ」が食べられて満足である。
飲み放題でかなり日本酒を呑みすぎ,最後の飲み物ラストオーダーではジンジャーエールを注文する。
そしてみんなで3時間もこの店で粘り,ついには「ポッチャリーナ」嬢に,ちょっといやな顔をされて,「もう時間です」と宣言される始末。
いやはや,「ポッチャリーナ」嬢には悪いけど,これは今日の面々が,みんなとても楽しかったってことだね。
探検隊おまけの報告:今回は特にありません。