満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:能登牛骨めん 匠八屋(しょうはちや)

分類:ラーメン
所在地:金沢市進和町50(間明町交差点近く)

−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2021年3月 今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:能登牛骨麺(醤油味)
今回の所要経費:780円
探検隊の報告:
 なかなかにいい味のスープだった。
 いつの間にか「らーめん天水」が変わっていた。それを発見したのは昨日だった。
 昨日はこの近くの台湾料理屋「和香居」に来ていて,帰りに一時停止で左折しようとして右手を見ると看板が変わっていたのだった。
 「らーめん天水」に「閉店」の張り紙を見たのは雪の降り積もる頃だっただろう。「今日は定休日」という意味ではない「やめました」という意味の「閉店」なのだろう,いつの間に閉店したのだろう,とそのときは思った。そして,「らーめん天水」はなかなかいい店だったのにと思ったが,以後その跡地に注目することもなく,昨日まできていたのだった。
 で,昨日見かけてさっそく今日来た。
 店に入るとまずは券売機がある。わかりやすい券売機である。左上が「能登牛骨麺」,その右に「能登牛骨麺タンタンメン」とあり,とにかく初めての店では券売機の一番左上という「満腹探検隊」の常を実行する。
 テーブルに座るとおねえさんが食券を受け取りに来て「味は醤油,塩,タンタンのどれにしますか?」と聞くではないか。てっきりこの食券は選択肢のない「能登牛骨麺」なのかと思ったら,三択だった。券売機には「能登牛骨麺タンタンメン」というボタンが一つ横にあったので,「タンタン」という選択を同じ食券でできるとは思わなかった。あの「能登牛骨麺タンタンメン」というボタンは何のためにあったのか?
 で,とりあえずおねえさんに聞いてみる。「基本はどれですか?」と。すると予想通りに「醤油です。」との答え。「じゃあ,醤油で。」と注文が決まるのだった。
能登牛骨麺(醤油味)  さて,待つことしばし,ご所望の「能登牛骨麺」がやって来る。
 澄んだスープに,麺が沈み,上にはこれは豚肉ではないのでチャーシューとは呼べない,牛肉のローストビーフというべきか,いや,ローストして焼き目がついているわけではない,もはや表現の仕方が分からない牛肉が載る。あとはラーメンの定番のメンマに刻みねぎに,白髪ねぎ。
 スープを一口すすれば実にいい牛肉の味わいが染み出ている。よくある鶏ガラスープや豚骨スープ,あるいは魚介系といった味わいとはまったく違う牛肉の味わいである。
 例えて言えば,好物「牛スジ煮込み」のスープを薄めて,味わいが出ているといった感じ。
 例えて言えば「すき焼き」をするときに最初に入れた脂身を,途中で透明になったあたりで引き上げてしまって,まあいいや,赤身の肉ではないが,これも食べてみようと口にしたときのとろりとした味わいといった感じ。
 あまりないラーメンスープだろう。
 麺の方は標準的な味わいの中太麺。しかしスープが絡んで美味しくいただける。
 とにかく今日はスープを飲み干した。このような牛骨味もなかなかいけるものである。

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−−−中華の仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:
お品書き このとき(2021年3月)のお品書きいろいろ:
能登牛骨麺(醤油,塩,タンタン)→780円
能登牛骨麺肉盛り→980円,
能登牛骨麺半チャンセット,ガーリックライスセット→各980円,
ミニスタ丼(豚)セット→1080円
能登牛牛丼→780円,生姜焼き定食→720円,チャーハン→600円
ごはん→100円,麺大盛り(替え玉)→100円

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−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2021年5月 今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:能登牛骨麺(タンタン)
今回の所要経費:780円
探検隊の報告:
 優しい味の「担々麺」だった。
 久しぶりにやって来て,今日は前と違う「タンタン」を選択する。
 よく見ると券売機が変わっていた。前のようなシンプルでわかりやすい配列のではなく,上に4つ大きなボタンがあり,その下に小さなボタンが並ぶ。そして,その4つの大きなボタンは「肉盛り」ばかりが並ぶ。満腹探検隊がよくやる一番上の左端に至っては「肉盛り半チャーハンセット」と通常のラーメンよりも400円増しのお品書きである。
 その下の小さなボタンも「半チャーハンセット」から始まる。通常のラーメンの200円増しのお品書きから始まり,どこに基本のラーメンがあるのかと探す羽目になる。
 世の中人にわかりやすく物事を伝えるのはなかなかに難しい。
 基本券売機の左上はその店の「基本のお品書き」であったり,「一押し」や「おすすめ」であったりするのだが,ときどき「はて,この店はお客に何を勧めたいのだろう」と思うことがある。自分のように単に「ラーメンが食べたい」とだけ思ってくるお客には,なかなかに迷走させられる券売機に時々出会うのであった。
 そして,今日は迷走しつつ「担々」を「淡々」と選んだのだったが,その道は決して「坦々」ではなかった。
能登牛骨麺(タンタン)  さて,時刻は1時も回り,店に入ったときには誰もできあがりを待つ人はなく,直ちに自分の注文した「タンタン」に取りかかってもらえる。
 そしてほどなく「牛骨麺・タンタン」が淡々と運ばれてくる。ついでに「ラー油」の瓶が置かれ,おねえさんが「辛さが足りなかったらお使いください。」と言う。こちらはいつも「何も足さない,何も引かない」をモットーとしているので,そのままでいただく。
 スープを一口すすれば,確かに担々麺だが,牛骨の味わいもして,優しい味の担々麺である。上に載る挽き肉もいい味わいである。
 ラー油で辛さを増す気はないので,そのままたっぷりと美味しいスープをいただく。
 麺もほどほどにかみ応えがあり,このスープに絡んで美味しい。
 そうそう,券売機にはボタンの上に「新メニュー  まぜそば」とあった。その横には「ざる麺」なるものもある。こいつは夏に向けての新メニューか。また来ようかという気持ちにさせられる「新メニュー」であった。

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−−−中華の仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:
お品書き このとき(2021年5月)のお品書きいろいろ:
能登牛骨麺(醤油,塩,タンタン)→各780円
肉盛り→200円増し
半チャンセット,ガーリックライスセット→各200円増し
ミニスタ丼(豚)セット→300円増し
牛ハラミ丼,牛ハラミ定食→各780円,生姜焼き定食→720円
チャーハン→600円
まぜそば→780円,ざる麺→650円
ごはん→100円,麺大盛り,替え玉,ごはん大盛り(定食・丼)→各100円

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−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2021年9月 今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:まぜそば
今回の所要経費:780円
探検隊の報告:
 なかなかいい味の出汁だったね。
 お昼時に職場を飛び出し,まずは「海誠家」を目指したら休業日だった。それではと,そのまま近くの店へと行こうとやって来たのは「匠八屋」である。
 基本の牛骨麺の「醤油味」と「タンタン」はいただいたので,今日は何にしようかと券売機を見ると,一番上には「ざる麺」と「まぜそば」の写真がある。そして「まぜそば」には「新メニュー」とあるので,ではこれかと選択する。しかし,前に来たときにもあったような気がしたが,とにかく食べてないのは確かなので,これを選択した。
まぜそば  さて,待つことしばし,ご所望の「まぜそば」がやって来た。
 お盆に載る丼の横には小さなカップにスープ。これが牛骨出汁のスープらしい。
 持って来たおねえさんが「そのまま飲んでもいいですし,丼に入れてもらってもいいです。」とのこと。まずはそのまま飲んでみたが,薄味のいい感じの牛骨の味のしみ出たスープだった。
 さて,本体の「まぜそば」をまぜる。半熟玉子を割り,とにかくぐるぐるとまんべんなくかき混ぜる。
 で,食べてみたがこれがちょっと甘めでいい味である。
 ちなみに麺は温かい。
 牛骨スープは結局丼にすべて投入して,その残ったいい味の出汁のスープをすべていただいた。レンゲがなかったので,丼に口をつけて,そのままいただく。挽き肉がいっぱい残っていたので,もったいないのですべて救出。ここは一つレンゲがあってもいいと思うが,まあ,なくとも丼に口をつけて豪快にいただけばいいだけのこと。

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−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2021年11月 今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:能登牛骨ラーメン 塩
今回の所要経費:780円
探検隊の報告:
能登牛骨ラーメン 塩  やはりここのスープはいい味出してる。
 今日はまだ食べたことのない「塩」である。
 この味が至って素朴ないい味である。牛骨麺の真骨頂と言える牛骨のスープの味がしっかりと出ている。で,塩味が勝つわけではなく,味わいがある。具材もスープの味を邪魔しない。メンマも素朴な味わい。ローストビーフもスープに合って,甘みさえ感じられる。
 ということで,ここのラーメンは美味しいね。

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−−−お箸の仕切り線2 箸袋つき−−−
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