満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:創作居酒屋しょう

分類:和食・洋食
所在地:長崎県五島市末広町7−18(福江港から徒歩20分くらい)

−−−お箸の仕切り線−−− 探検時期:2019年7月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:マテ貝の酒蒸し+五島牛のすじポン酢+お通し×2
+生ビール×2+焼酎×2
今回の所要経費:890円+850円+365円×2+600円×2+490円×2→4650円
探検隊の報告:
 初めて「マテ貝」なるものを食べた。
 長崎県は五島列島への旅である。朝に長崎市の大波止の乗り場からジェットフォイルで福江島の福江港にたどり着いた。そして,観光バスによる観光である。
 1日たっぷりと五島列島の世界遺産ツアーをしてきたのだった。
生ビール  さて,そこで夜の宴会である。
 泊まったホテルは「コンネホテル」といい,夕食なし,朝食のみの1泊。朝食は提携している近所の「五菜健美 心誠 YOCCA×TOCCO−よかとこ−」というところであり,さらに,そこに夜の宴会に行ってルームキーを見せれば,生ビール1杯サービスとのこと。それもいいサービスだと行ったのだが,なんと「本日貸し切り」となっている。しかたなく,この店の本店であるらしき「いけす割烹 心誠(しんせい)」を目指したのだった。
 そうやって,ふらり町中を歩いている途中に見つけたのがここ「創作居酒屋しょう」であった。
焼酎の棚  なかなかきれいな外観で,これもまたいいじゃないかという連れ合いの「主婦の勘」で,この店に入ることにしたのだった。
 で,扉を開けると,町中の静けさとはうって変わって酔客の喧噪に包まれている。歩いてここにたどり着くまでにほんの数台しか車に出会わなかったのに,この店のお客の数は,すれ違った車の数よりも多い。
 「ご予約の方ですか」と女将に聞かれ,「違う」と答えると,それではと,入って右手ののれんの掛けてあるカウンター席に案内される。
 ここは4人掛けのカウンター席で,後ろには焼酎などのキープされたお酒の棚のあるコーナーだった。
お通し  しかし,逆に狭い空間で落ち着けるのだった。
 まずは生ビールである。
 この暑い夏,歩いてここまでやって来て,のども渇き,まずは生ビールをいただいた。600円也。
 ほどなくお通しもやって来る。365円也。
 何だか魚の唐揚げ甘酢あんという感じで,美味しい。
 そして,お酒のアテに何を注文するかだが,通常のお品書きよりも「大将のおすすめ」という1枚ものがあって,そこにいろいろと載っている。この手のお品書きは「その日ならではのおすすめ」といったものが多いので,実際に美味しいものが食べられることが多いのである。
マテ貝の酒蒸し  そこで,その中から選ぼうとしたのだが,そこに謎の生物の名前がある。
 それが「マテ貝」だった。
 ホタテをはじめとして貝好きの連れ合いなのだが,いかんせん「マテ貝」などとは聞いたことがない。
 そこで注文を聞きに来た女将に「これはどういう貝なのか?」と聞くが「細長い貝」とのこと。なにしろ食べてみなければわからない,ということで「マテ貝酒蒸し」,「マテ貝醤油バター」という選択があったのだが,きっとこの貝の味がよくわかるだろうと「酒蒸し」の方を選んだ。
 それとせっかく五島に来たのだからと「五島牛のたたき」を頼んだ。
マテ貝の酒蒸し  ということで,上左が届いた「マテ貝の酒蒸し」。
 そのマテ貝を出汁の海から取り出してみたのがこちら。
 確かに細長い2枚貝である。
 貝殻の大きさに合わせて,身はそこそこに大きく,出汁の味と相まって美味しい。
マテ貝の酒蒸し  こんな貝もあるものかと感心しつついただく。
 ちなみにこの出汁も美味しいので,お酒の和らぎ水代わりにあとですべていただいた。
 途中で女将がやって来て「五島牛は今日は品切れになった。」とのこと。
 せっかく五島にやって来て五島牛は食べられないのかと思ったが,再度お品書きを眺め直して「五島牛すじポン酢」を頼んだ。
 それにしても,この店は賑わっていた。訪問したのは水曜日だったのだが,我々がやって来て満席である。中のテーブル席の数やカウンター席の数などはじっくりと見るゆとりはなかったが,とにかく満席なのだった。
牛すじポン酢  ほどなくして「五島牛すじポン酢」850円也がやって来る。
 かなり大ぶりの牛すじで,それでも柔らかく,実にいい味である。
 これもまた五島牛と心得て,味わっていただく。
 850円といういいお値段なのだが,それ相応に量もあり,美味しいのだった。
焼酎  そしてビールもなくなり,いよいよ九州の旅,焼酎を注文する。
 ご当地の焼酎「五島麦」と「五島芋」をそれぞれいただく。1杯450円也。
 この焼酎どちらも美味しかった。
 ということで,ここまでで満足してこの店を去ることとする。
 災い転じて福となす,ではないが,最初の店に振られて,ふらふら歩き,直感で入った店がなかなかよかった。
 五島列島は福江島の最後の夜,いや1泊しかしないので,最初で最後の夜の宴会は,お昼の「鮨・居酒屋 石松」の海鮮たっぷりのお昼ご飯の昼呑みも含めて,満足であった。
 結局は行ってみようと思った「心誠」には行かずに,ホテルに戻る。
あじじゃこ天  おまけの話だが,こちらが昼間にスーパーマーケットをぶらついて購入した「あじじゃこ天」。夜のホテルでの,シャワーのあとのビールのアテである。
 福江港近くの「エレナ」というスーパーマーケットで購入した。
 賞味期限も近いということで,127円の半額の63円だった。
 63円の素敵なおつまみである。
 それにしてもこの日1日世界遺産ツアーを案内してくれた観光バスのガイドさんはよかったねえ。橋本さんっていうんだけど,笑いのツボは押さえてるわ,美人だわ,五島市出身で五島のことはよく知ってるわで,とてもいい五島列島の旅だったね。
 次の日はまた長崎市に戻る。はてどんな出会いが待っているやら。

−−−ビールの仕切り線−−− 探検隊おまけの報告:
お品書き
このとき(2019年7月)の大将のおすすめ
サザエのオリーブオイル,マテ貝酒蒸し,マテ貝醤油バター,キスの天ぷら,皮はぎ揚げみそ焼き→各890円,
鰺のすり身揚げ→790円,鰺のすり身とあおさのあんかけ→850円,
五島牛のタタキ→1200円,五島牛のすじポン酢→850円,五島牛サーロインステーキ→3900円,
ジャンボにんにくの天ぷら,五島産プチトマトの天ぷら,小エビのから揚げ→各690円
−−−九州特集の仕切り線−−−
 満腹探検隊2019年夏の九州旅行の日程と「満腹探検隊」の報告の一覧は「ちくわサラダ」のページにあります。

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