分類:和食 所在地:金沢市片町(犀川べり,新橋近く)
探検時期:2006年12月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:コース料理+飲み放題
今回の所要経費:幹事お任せだったので不明
探検隊の報告:
忘年会である。いったい今年何回忘年会をやっているのだか。こうやって満腹探検隊の報告を書くと,自分がよく宴会に行っていることが分かる。とはいえ,これくらい楽しみもなければ,人生やってられないのである。
さて,今日の会場は「割烹たけし」。割烹といいつつも,かなり明るい和風というよりも洋風の部屋。
とりあえず,左が宴会開始直後の私の前の様子である。3種類の折り紙が,料理の上にのせられていたものを取ったのであるが,隣のエス氏がちょっと豪華なやつとかいいながら,金色だった折り紙をかざしているところである。
それぞれに違う折り紙がのっているので,「へえ。」とか言いながら,終いには折り鶴を作るのであった。
なにしろ,全般的に明るい。おまけに壁にはよくわからない絵が描いてある。
料理はいろいろ出てきて,まあまあいけるといっていいだろう。
中でも初めて見たのが,左の石焼きのステーキである。石焼きビビンバなどはよくあるが,まさしく石焼きイモじゃないけれど,河原に転がっているような石の上にのったステーキであった。
だが,課長の石がまったく熱くなってなくて,肉が焼けない。ほかのみんなはジュージューいい匂いがしているというのに,寂しく肉がのっている。
で,頼んで熱い石を持ってきてもらおうとしたのだが,その前に食べ終えた自分の石を使ってみてくださいとやってみると,十分に焼ける。それほど熱い石だったのである。
こんなもの落としたらどうなるのだろうと人ごとながら心配になるのであった。
が,心配も何のその,宴会は楽しく続く。
いろいろ出てきた中で,この揚げものの皿がかわいかったので撮っておいた。
これまた割烹といいながら,まったくもって洋風の絵柄の皿なのだった。空に飛行機が飛んでいる。
あとの料理は省略である。なにしろ,忘年会なので,楽しく盛り上がらなくてはならない。
飲み放題コースだったのだが,えらく早く料理が終わる。
なんだ,早いなあと思いつつ,いたのだが,結局みんなしゃべり続けるので,料理が終わっても居座る時間が長い。
うーむ,飲み放題の時間目一杯,料理が新たに出てこなくても,十分時間は持つし,過ごせるものだと感心したのだった。
おまけで,お茶漬けとデザートである。
最後に上下とも真っ黄色のマスターのたけしさんが出てきて見送ってくれたのだった。
探検時期:2011年8月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:コース料理+飲み放題
今回の所要経費:会費6000円
探検隊の報告:
この「割烹たけし」に前回やって来てから約4年と半年,久しぶりにやって来る。そして,今回の宴会のメンバーは,前回ここへやって来たときと同じ課員の,まあ同世代のものたちの同窓会である。
で,話はその時のことなどで盛り上がる。
今回は手書きのお品書きがあったので。それとともに料理を紹介しよう。しかも,ゆとりをもって撮影もできたので。
全般的にここの料理は工夫が多い。盛りつけも工夫がある。中身も手がこんでいる。2回しか来てないが,いつも「へえ〜こんな料理。」とか「へえ〜こんな盛りつけ。」とか「へえ〜こんな材料で。」とかと感心するのであった。そして,美味い。
ということで,美味しくお酒が飲めるのであった。
左:付き出し「焼きナスそうめん寄せ(金時草)」
右:煮物「加賀野菜玉じめ(太胡瓜,打木赤南瓜,小坂蓮根,オクラ,なでしこ麩,鯛)」
付き出しからして凝ってるねえ。
加賀野菜もいろいろ取り入れてる。付き出しに使われている金時草(きんじそう)も加賀野菜。玉じめの中の太胡瓜,打木赤南瓜,小坂蓮根も加賀野菜。
左:刺身「かんぱち,鯛,甘エビ」
右:酢の物「穴子とくらげのサラダ」
サラダが酢の物として出てくるところが,割烹というべきだね。
左:焼き物「太刀魚若狭焼(茶豆)」
右:揚げ物「はも柿の種揚げ(ゆず塩)(五郎島金時)」
コトバンク(朝日新聞社)によると,若狭焼とは「甘鯛などうろこの細かい魚をうろこがついたまま焼くこと。また,その料理。酒または酒にしょうゆを合わせたたれ(若狭地)を皮にかけながら,うろこが逆立たないようにこんがりと丁寧に焼き上げ,うろこごと食べる。「若狭ぐじ」と呼ばれる福井・若狭地方名産の甘鯛をこの焼き方で焼くことから。」とある。いくつになっても知らないことがあるものである。
ちなみに,柿の種揚げとは,解説はないが,色々な料理のレシピを見ると,砕いた柿の種をまぶして揚げたものらしい。これを食べたときには形が柿の種に似ているからかと思ったが,柿の種はもっと小さい。まぶされているものが柿の種とはつゆ知らず……
ついでながら,沢ガニの唐揚げが添えてあるのは,さるかに合戦?
さらについでながら,五郎島金時はサツマイモで,これも加賀野菜。
左:食事,香の物(うなぎ天冷やしうどん,白菜切り漬け,味噌たくあん)
右:デザート(抹茶アイスクリーム)
といったような料理であった。いやとにかく美味しかったし,盛りつけなんかも凝ってたなあと思ったのだった。
そうそう,根本的にみんなと久しぶりにしゃべって,楽しい宴会だった。これが一番だね。
探検時期:2015年7月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:コース料理+飲み放題
今回の所要経費:幹事お任せだったのではていくらだったのやら
探検隊の報告:
本日は同業者の会の暑気払いの会である。
元はビアホールにでもしようかという話だったが,どうも幹事はそこがとれなかったらしく,結局はここ新橋近くの「たけし」となった。久しぶりの訪問である。
部屋は前にも使ったことのある部屋。一つの壁面には船のろが飾られている。
今年は順番でこの会の会長となったので,真ん中あたりに座り,乾杯の挨拶と音頭をとることになる。
この会も気楽な会で,会長も副会長も適当な順番でなり,そしてまた次の年は役のないただの会員に戻る。みんなでいろいろな仕事を負担し,情報交換と親睦を図る。こんな組織が気楽でいいねえ。
こちら始まりの状態。
付き出しの上に本日のお品書きが載り,宴会の始まりを待っている。
以下お品書きに書いてあったものを書き写しつつ紹介しよう。
こちら付き出し「もろこし豆腐 玉子寄せ」
もろこし豆腐とはつまりとうもろこしをくずなどで固めたものだが,食べた感じ中にもろこし豆腐が入っている玉子豆腐って感じだった。
とにかくここの料理はなかなか洒落ているのである。
左はお造りで「平政 たこ 鯛 梅貝 甘えび」
右は吸い物で「のど黒 じゅんさい 船場汁」
おやまあ,のど黒である。金沢はのど黒の一大消費地である。金沢や能登でたくさん捕れる魚ではないにもかかわらず,金沢とくれば「ノドグロ」って感じに今はなっている。確かに美味しいが,ほかにも同じように美味しい魚はたくさんある。
そう言えばこの日もここへ来る前に柿木畠を通った。すると「割烹いたる」の前に行列ができていた。いったい何時開店なのかは知らないが,観光客と思しきみなさんがもう10人近く列を作って開店を待っている。美味しい魚料理を期待してのことらしい。いつの間にこの「いたる」までも有名になったのやら。これも北陸新幹線効果か。
こちら煮物で「茄子オランダ炊き合わせ」
左は最初に出てきた状態。ワイングラスに料理が入り,その上にはいったい何の葉っぱだ。しっとりと濡れた葉っぱが涼感をかもし出している。
左酢の物として「能登牛ロースト 太胡瓜」。能登牛が載り,酢の物って感じじゃないが,酢の物。
右は揚げ物「はも若狭揚げ(能登の揚浜塩)」
船場,オランダ,若狭,能登,庄川と料理には地名が多い。その土地の名物もあれば,その土地土地の調理方法もありということで,料理にはたくさん地名がつくのだろう。
こちらは焼き物で「庄川鮎塩焼き(秘伝たで酢)」。
2週間ほど前も「安心院」で鮎をいただいた。「安心院」の盛りつけも川で泳ぐ姿をイメージした素敵な盛りつけだったが,こりらは鉄鍋というか,鉄釜というか,大胆な盛りつけ。鮎を食べると夏だねえって気分。
途中から冷酒にする。冷酒もなかなか美味しかった。
隣に座る会員と中学時代のことで盛り上がる。何しろ中学校の1年後輩だったのだ。
最後に食事で「能登豚 沢煮茶漬け」
お茶漬けなのだが,ほかの席で会話に盛り上がっているうちに,水分がすっかりご飯に吸われてしまい,お茶漬けには見えなくなってしまった。しめに食べるにはどうもお粥っぽくなってしまった。
それから締めのデザート「能登大納言のゼリー」
今夜も美味しくいただき,楽しい時間を過ごした。
夏は始まったばかり。みなさんこの夏も元気に乗り切りましょう。そんな気分で宴会は終わる。
この会は最近はみんな2次会には行かない。なので自分はふらりと歩いて香林坊に向かい,一人「ヨーク」でまったりとジャズを聴いてから帰宅する。ふと「俺も年を取ったなあ。」と思う夏の宵。
探検隊おまけの報告:
くわしくはウェブサイトへどうぞ:割烹たけしのウェブサイト