分類:和食(そば・ラーメン)
所在地:あちこちにあります。探検場所は以下の報告を参照してください。
本家西尾八ッ橋 そば処 為治郎
所在地:東京都千代田区丸の内(東京駅一番街1階)
探検時期:2016年3月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:鶏そば
今回の所要経費:900円
探検隊の報告:
東京駅でのお昼ご飯である。昼前に東京駅に着き,とりあえず何か食べてから研修会に向かう。
東京駅にはいろいろな店があるが,ラーメン屋がいくつも並んでいるところは結構人も並んでいて混んでいる。そこでふらりと歩くと,行列の少ない店があったので入ったのだった。
何にするかだが,最初にラーメンにしようと思っていたので,この店でもラーメンと言うべき「鶏そば」を選択する。これって「そば」と名乗ってはいるが,ラーメンである。そば屋なのにラーメンがあるのだった。
しかしこの「鶏そば」結構味が濃いめ。この白いスープはいったい何ラーメンに分類すればいいのか。「鶏白湯」と言えるほどには澄んでいるわけではないし,かといって「豚骨」ってわけでもなく,この乳白色は結構な濃い味。
ただ,麺の感じがいまいち。かなり細めで上品で,軟らかめ。
これならばやはりそば屋なんだから,お品書き一番最初の「にしんそば」がよかったかと思ったのだった。
おまけで八つ橋がついている。なぜなんだと思ったら,この店は京都の八つ橋の店「本家西尾八つ橋」の店らしい。道理で八つ橋がついているはずだ。
ということで,今度来たならばやはり「にしんそば」だね,と思って店を去ったのだった。
探検隊おまけの報告:くわしくはウェブサイトへどうぞ:「為治郎」のウェブサイト(外部リンク)
このとき(2016年3月)の「本家西尾八ッ橋 そば処 為治郎」のお品書きいろいろ:
にしんそば,鴨なんばんそば・うどん→各1000円,牛肉そば・うどん→各900円,
京ゆばそば,力うどん・そば→各800円,
きつねそば・うどん,わかめうどん・そば→各700円
鶏そば,あっさり鶏そば→各900円
など
ぎをん 為治郎
所在地:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町95【神宮店】(平安神宮の真ん前・岡崎公園北西の角・本家西尾八ッ橋 神宮店 併設)
探検時期:2020年10月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:鶏そば+ざる茶そば
今回の所要経費:1000円+820円
探検隊の報告:
どこかで食べたようなラーメンだなあと思ったら,その昔,東京駅で食べたんだった。
久しぶりの京都への旅である。
COVID−19(新型コロナウィルス感染症)のせいで,ずっと旅もできなかったが,しばらく前から始まった「Go Toトラベル キャンペーン」を利用して,通常価格の半額になるホテルを探してやって来た。
8時過ぎ金沢発のサンダーバードに乗るが,これが速い。金沢から京都までは途中福井にしか止まらない。10時過ぎには京都に着き,まずは泊まる予定の駅前のホテルに荷物を預けた。
そのあと目的とする京都国立近代美術館のコレクション展に行くのだが,その前にお昼ご飯,いや,昼呑みをしようと,事前調査してあったホテルからは一番近い立ち呑み屋である「いなせや」を目指す。
しかし,たどり着いてみれば開店は11時半からとのこと。まだ30分もある。事前調査が甘かった。
それでお昼は目的地の近くで探すこととし,「いなせや」での昼呑みはあきらめる。
そうしてバスを降り立ったのが,岡崎公園・美術館・平安神宮前である。
しかしこの平安神宮の大鳥居あたりは飲食店というものが見当たらない。ビールがありそうな大衆食堂などというものがありそうもない。
この日は第2土曜日で,岡崎公園を見てみると何か催しをやっている。そこで客待ちをしているタクシーの運転手に「あれは何をしているのか?」と聞くと「屋台みたいなものが出ていますよ。」といった答え。これなら何か食べられるかもしれないと,バス停にほど近いコンビニエンスストアでとりあえず缶ビールを購入した。そして,100mほど歩いてたどり着く。
そうしてやって来たのは「平安楽市」といういわば手作り品を売り出すフリーマーケットのような感じの催しであった。
で,食べ物屋を探すが何もない。いや,「ちりめん山椒」や「マフィン」なんてものはあったが,昼ご飯にはなりそうもない。
いよいよ連れ合いが「この際何でもいいんじゃないの。とにかくビールはあるし,この際だからマフィンでビールでもいいんじゃないの。」と言うのだが,とにかく端っこまで歩こうと平安神宮に近づくとのぼり旗が立っている。そこが「本家西尾八ッ橋 神宮店」だったのだが,COVID−19のせいで「閉店中」とある。それで,もう少し先をのぞきに行くと,何とラーメンや蕎麦のお品書きがあるではないか。それがこの「本家西尾八ッ橋 神宮店」に併設されている「ぎをん 為治郎 神宮店」であった。そして,ここは営業をしているのだった。
そこで,外にテーブルもあるし,そこでラーメンなどを食べて,さりげなく缶ビールを呑もうではないかということになる。
おお,なんと長い前置きだ。
だがしかし,この店にたどり着き,お昼ご飯が食べられるまでの道のりは,400字詰め原稿用紙3枚に書けるくらいの長い長い道のりであったのだ。
何しろ「いなせや」に振られたところから始まり,そのあとバスに揺られ,結構歩いて,1時間ほど後に「ようやく食べ物にありつける!」ということになったのだった。
ということで注文したのは,いや券売機で買ったのは「鶏そば」1000円也と「ざる茶そば」820円也である。
COVID−19のせいだろうが,お客は少なく,外のテーブル席に至っては誰もいない。で,日陰で平安神宮に一番近い席に陣取り,ようやくのお昼ご飯にありついたのだった。
ちなみに食券を渡し,外のテーブルで食べると言うと,「虫が入る可能性もありますが,交換はできませんので。」と言われる。自然の中で虫があとからラーメンスープに泳ぎに来ても,文句は言うつもりもない。しかし,蚊はラーメンスープに泳ぎには来なかったが,腕を食われた。お〜痒かった。
とにかく,危うく「マフィンで缶ビール」だったので,このようにまともなラーメンとざるそばがいただけて実に嬉しい限りである。
そして,届いたラーメンを見て思い出したのだった。
「昔,東京駅でたべたことがあるぞ。」と。
そのときも濃い味だなあと思ったが,このときも思った。
だが贅沢は言うまい。
とにかく,危うく「公園のベンチで缶ビール」か「公園の芝生の上で缶ビール」で,「おつまみはマフィン」だったのだから,のんびりと木陰のテーブルで食事ができるなんて,気分的にどうなることかと気疲れしたこともあって,幸せな気分だった。
ちなみに「ざる茶そば」はこんなものでしょう。
適度な茹で具合で,喉ごしもよい。
ついでながら,どちらにも「八つ橋」がついている。
こいつは食事のあとのデザートってことか。
さてでは,ちゃんとお昼ご飯にありつけたのも神様のおかげと,平安神宮にお参りしてから,京都国立近代美術館に行きますかね。
探検隊おまけの報告:
このとき(2020年10月)の「ぎをん 為治郎」のお品書きいろいろ:
ざる茶そば→820円,鶏そば,あっさり鶏そば→各1000円,
にしんそば,鶏なんば(うどん,そば)→各1020円,
京風たぬき(うどん,そば)→870円,
きつね丼,きざみきつね(うどん,そば)→各820円,
ちりめん山椒ご飯セット→200円,(このとき販売中止)京の茶そば三昧→1220円
八ッ橋ソフトクリーム→400円,(このとき販売中止)抹茶パフェ→1020円,
コーヒー,オレンジジュース,コーラ→各410円,プレミアムモルツ→510円,
(このとき販売中止)おぜんざい→660円,
(このとき販売中止)お抹茶と白餅→1020円