満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:立ち呑み たたんばぁ

分類:和食・洋食
所在地:あちこちにあります。探検場所は以下の報告を参照してください。

−−−お箸の仕切り線−−− 所在地:長崎県長崎市尾上町1−1(長崎駅前・アミュプラザ長崎1階)
探検時期:2019年8月  今回の探検目的:昼呑み
今回のお品書き:生ビール+焼酎+おつまみ
今回の所要経費:400円+500円+(おつまみは持ち込み)
探検隊の報告:
 1日に2回も「立ち呑み たたんばぁ」のお世話になるとはね。
 九州の旅4日目である。3日目は五島列島の福江島に渡り,4日目の今日の午前に長崎市に帰ってきた。午後からの長崎観光の前のすき間時間のちょい呑みに見つけたのが,ここ長崎駅前「アミュプラザ長崎」1階の立ち飲み屋である「立ち呑み たたんばぁ」であった。
 そして,その前にこの「アミュプラザ長崎」の1階をふらふらして,どこかでのちょい呑みのおつまみか,夜のホテルでのシャワー後のおつまみかにしようと「まるなか本舗」という店ですでに「かんぼこ」というやつを買っていたのだった。
 長崎市には九州旅行2日目に一度泊まっている。そして,その夜の「立呑処 よかにせ」で,我々にとっての好物の「さつま揚げ」,地元で言うところの「かんぼこ」をいただき,「かんぼこ」が気に入っていたのだった。
 その「かんぼこ」を持って歩いていると,見つけたのがここ「立ち呑み たたんばぁ」であった。
 ここのいいところは,何と言っても次の一文
「※アミュプラザ内で購入された物 ※当店のメニューにない物 持ち込み飲食OK!」
 である。
「なんじゃこりゃ,こんな立ち飲み屋があっていいのか?!おつまみ持ち込んで酒だけ呑みに入っていいのか?!」
 と,迷うことなく連れ合いと2人,ここに入る。
ビール  そして一応
「買ってきた『かんぼこ』食べていいんですか?」
 と聞くと,カウンター内に立つ愛想の良い「まいちゃん」が
「いいですよ。」
 との答え。
 それで,ちょい呑みが始まる。
 この「まいちゃん」は,ねじりはちまきを着けたらすごく似合いそうな,そして,その姿で神輿を担ぐともっともっと似合いそうな,べっぴんさんである。
焼酎  とりあえずは,異常に暑いこの夏,まずは「とりあえずビール」である。こいつが400円也。
 それと連れ合いは「焼酎にしようかな」と言って選んだのがこちら「わかめ焼酎 七萬石」500円也。なんだか珍しい「わかめ焼酎」である。島原の焼酎らしい。
 焼酎の瓶には○の中に数字の書いたシールが貼ってあり,「5」だと1杯500円,「4」だと1杯400円といった具合である。
鯨カツ天  そうして買ってきた「かんぼこ」を開くが,まずは「鯨カツ天」432円也。
 「まるなか本舗」では単品では最高値の商品である。
 連れ合いが先にとっとと一口かじり
「あらら,もうかじっちゃったけど,撮影する?」
 と言って,カウンターの上に置いた物。
 長崎に来て,鯨は一昨日の「鳥いち」の「鯨メンチカツ」に続いて2回目。この「鯨カツ天」と「鯨メンチカツ」とは,まあ同じ感じの物。
 共通する特徴は中身が赤っぽい。中身がちょっと固め。結構な味わいがある。そんなところ。
ちゃんぽん天  右は「ちゃんぽん天」270円也。
 これぞ「なんじゃこりゃ」の代表格。
 長崎名物「長崎ちゃんぽん」を練り込んでさつま揚げにした物。
 表面に麺が見えるのだが,言わば「広島風お好み焼き」って感じか,いや,自分にとっては中華料理の「梅蘭」の名物「梅蘭焼きそば」を連想したのだった。
丼  これはちゃんぽんの味と言うよりも,何でもたくさん具が入っているなあって感じだ。
 ということで,ここは明朗会計「キャッシュオンデリバリー」。この「どんぶり勘定」という丼に現金を入れておき,そこからお金が持って行かれる。まったくもっての明朗会計。
 最初に1000円札を入れておいたのだが,ここではビールと焼酎のみで終わってしまう。
 つまりは残りが100円。
 なんともはや900円のちょい呑みだった。
 ついでながら,下は「アミュプラザ長崎」の「まるなか本舗」のショーケース。これが長崎なんだねえ。
 ということで,この日2回目の「たたんばぁ」のお話は下。
まるなか本舗のショーケース

−−−ビールの仕切り線−−− 探検隊おまけの報告:
お品書き
このとき(2019年8月)のアミュプラザ長崎内「まるなか本舗」の揚げ天のお品書きいろいろ
アジ天→150円,イワシごぼう天→180円,
魚市揚げ,長崎ちゃんぽん天,しそ天,玉ねぎ天,ししゃも明太天,とうもろこし天,お魚メンチ天,レンコン天,じゃこ天,えそ天→各270円,
鯨カツ天→432円,ハトシロール→324円など

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−−−お箸の仕切り線−−− 所在地:長崎県長崎市船大工町1−1(思案橋横丁)
探検時期:2019年8月  今回の探検目的:ちょい呑み
今回のお品書き:100円小鉢×2+生ビール×2+焼酎×2
今回の所要経費:100円×2+400円×2+400円×2→1800円
探検隊の報告:
 この日2回目の「たたんばぁ」である。
 九州旅行4日目,午後から夕方まで観光バスに乗り長崎観光である。最後にはグラバー園で降ろしてもらい,あとは自由行動。グラバーカフェでビールを飲んで,そのあと大浦天主堂,オランダ坂やら中華街に行き,最後にたどり着いたのが思案橋である。
思案橋の入り口 西側  おじさんにとっての「思案橋」は,その昔に「思案橋ブルース」で聞いた名であり,「長崎」とくれば,「思案橋」で,「今日も雨」が降り,「夜はむらさき」なのだが,今日の夜は晴れていて,空は青い。
 そんな「思案橋」に初めてやって来て,「そうか『思案橋』とはこのあたりだったのか」と,ある意味感慨深く思ったのだった。
 さて,このあと一度ホテルに帰るのだが,その前にちょい呑みしようかと連れ合いと2人。電車通り(思案橋通り)の南側を歩く。
思案橋の入り口 東側  すると,そこに見かけたのが「思案橋横丁」という,ちょっと狭い通りであった。
 (左上は西側から見上げるアーチ。右は東側の電車通りの交差点から見るアーチと信号機の写真)
 上には「思案橋横丁」というアーチがかかり,通り沿いには飲み屋しかないといった風情。
 この「思案橋横丁とはどんなところ?」と説明しようとしたら,以下のような感じであろうか。
「いかにも安げな,いかにも怪しげな店に出会うことができる横丁。
 上手くいけば,とっても美味しい酒のアテにありつけて,酒が美味くて,素敵な出会いがあったり,店主との楽しい会話があったりして,また来たいなあと思わせる横丁。
 でも,下手をすれば,ぼったくりに合ったり,これしかお酒のアテはないのとがっかりさせられて,もう来たくないなあと思わせたりする横丁。
 そんな酒飲みにとっては,時には極楽のような,時には地獄のような,そして,やはり酒飲みの聖地のような風情の通り。」
 こんな感じだろうか。
 さて,いったん西側から東側に通り抜けて,電車通りに出たのだが,やはりせっかく長崎は思案橋に来たので,どうせならこのちょっと怪しげな酒飲みの聖地の「思案橋横丁」に行くかと,引き返して,飲み屋を探す。
「なんだ,やっぱり戻るの?」
 と連れ合いが言う。「なんだ」1回目である。
ビール  午後6時をちょっと回ったばかりで,空はまだ明るいが,いくつか灯のともる店がある。その中で
「1000円で3杯呑んで,1杯つまめる たたんばぁ」
 という言葉に惹かれたのやら,連れ合いが
「じゃあ,ここにしようよ。」
 と言って入ることにしたのが,この思案橋の「立ち呑み たたんばぁ」であった。
 狭い店は結構混んでおり,奥からすでに6,7人は入っていただろうか。入り口近いところに2人で立つ。
 とにかくグラバー園から歩き続けて,汗もかき,のども渇いたので,2人ともまずは生ビールである。
「ここって,昼間に長崎駅で入った『たたんばぁ』って店と同じ名前じゃないの?」
 と連れ合いに言うと,
「えっ。そうなん?」
 と気がつかなかった様子。
「なんだ,まあいいや。」
 と連れ合いは言いながら,飲み続ける。「なんだ」2回目である。
 おつまみに選んだのは100円小鉢。カウンターの中のおにいさんが,小鉢の入ったトレーを持ってきてくれて,そこからの選択である。
マカロニサラダとピリ辛メンマ  自分は「マカロニサラダ」,連れ合いは「ピリ辛メンマ」とする。
 連れ合いがお店のおにいさんに
「表に『1000円でお酒3杯とおつまみが食べられる』みたいに書いてあったけど,そんなセットってあるの?」
 と聞くと,
「あれはうちのお店のイメージってことで,まあ1000円もあれば,300円の飲み物3杯と100円のおつまみで呑むこともできますよ,って感じのことの説明なんです。」
 と答えが返ってくる。
「なんだ,それだけのこと。」
 と,「なんだ」3回目。今回は「なんだ」連発の連れ合いである。
 壁には
「当店は,元気のない長崎の夜に『陽気な酔っぱらい』を誕生させることを目標としています。」
 とある。
 隣のお客がやたらハイペースで調子よく酒を呑んでいるが,こういうのが「陽気な酔っぱらい」ということか。いや,このお客の呑みっぷりを見ていると「陽気な」というよりも「危険な」という気がするが。
 ビールはあっという間になくなり,2人とも次は焼酎のロックを所望する。いずれも400円のやつ。
 連れ合いの選択した「ピリ辛メンマ」が,かなり辛くて,一切れ食べるといくらでも酒が呑める。このままじゃあ,これ以上酒をお代わりをして,長居しそうなので,まとめて2,3切れほおばって,焼酎で流し込む。
 ということで,思案橋でのちょい呑みはこれでお開きとする。
 2人で1800円だから,表に書いてあったお店のイメージの「1000円で云々…」というのは,そこそこ実現されているってことだ。
 では一度ホテルに戻ってから,本格的な(?)宴会に繰り出しますかね。
 いや,実はこのあとホテルに戻ってから出直して行った大波止の居酒屋「三笠(みかさ)」が,これまたなかなかよかったんだよね。

−−−ビールの仕切り線−−− 探検隊おまけの報告:
お品書き
このとき(2019年8月)のお品書きいろいろ:
100円小鉢→枝豆,冷や奴,ピクルス,らっきょ,キムチ,ポテサラ,ゆで玉子,ミートボール,ちくわ,納豆 などなど
200円→板わさ,青カビチーズ,オリーブ,イカの塩辛,生ハム,たこわさ,サラミ などなど
300円→缶詰,ホタルイカ沖漬け,オイルサーディン,ティラミスチョコレート,座らんばぁの塩豚 などなど
400円→チーズ盛り合わせ,ガーリックトースト,カニ雑炊,チーズせんべい などなど
500円→隠れんばぁの手抜きピザ,ソーセージの盛り合わせ などなど
−−−九州特集の仕切り線−−−
 満腹探検隊2019年夏の九州旅行の日程と「満腹探検隊」の報告の一覧は「ちくわサラダ」のページにあります。

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