満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:8番らーめん(はちばんラーメン)
(〜2011)

分類:ラーメン
所在地:あちこちにあります。探検場所は以下の報告を参照してください。
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 このページは2011年までの報告です。
 2012年〜2018年の報告
 2019年〜の報告

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所在地:金沢市旭町【旭町店】
探検時期:2006年5月  今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:味噌らーめん  今回の所要経費:500円
探検隊の報告:
 「8番らーめん」といえば,石川県は加賀が発祥のラーメンチェーン店である。
 金沢を中心に広がっていった。
 ここのラーメンの味が,金沢人にとっては標準の味なのだった。もうできて何年になるだろうか。
 自分が初めて行ったのが金沢に何店か店ができはじめた中学生の頃だから,かなり昔のことである。すでに半世紀近くも前か。
 当時は外食のチェーン店なんてものが日本にはほとんどなく,外食といえば近所のうどん屋に行くのがせいぜいのところ。うどん屋が大衆食堂だった。
 大和デパート(なんて言っても金沢以外の人にはわからないだろうけど,金沢で1番の百貨店で,いまは「香林坊大和」)の上階にあるファミリーレストランでの食事なんて,贅沢そのものの時代だった。
 また,ラーメンといえばシナチク,チャーシューとネギがのっているくらいのものだったのに,炒めた野菜がどっさりのっているというのも,画期的に思えたものだった。そうそう,いまでは「シナチク」とは言わず,「メンマ」の方が通るねえ。
 それと太い麺も食べごたえがあって,当時のラーメン屋では味わえないものだった。
 もう一つ,当時のラーメン屋になかったのが味の選択。味噌,醤油,塩の選択なんてのも,ラーメンといえば醤油ラーメンしか知らなかった,というよりも,ラーメンといえば醤油ラーメンであり,それしかお品書きにはなかった時代には,その味の選択は,その頃は画期的であった。
 今では外食も珍しくなく,ラーメン専門店も乱立しているし,ましてやラーメンについては本も出るくらいの時代だが,やはりこの「8番らーめん」はそれなりの味を出している。それに,この値段でこの味出してるし,メニューもいろいろと工夫しているなど,企業努力もある。スープがどうの,麺がどうのとうんちくを傾ける人もいて,味にケチつける人もいるが,金沢人にとっては思い出の味のラーメンである。
 なにしろ,タイのバンコクにも「8番らーめん」があって,思わずタイ料理食べずに,「8番らーめん」に入ってしまった……。
 自分は好きだね。チェーン店というものが嫌いで,どこかで頑固おやじのやってるラーメン屋がいいという人は,まあ勝手にしてちょうだい,という感じでして,ラーメン屋が見つからなければ,安心価格でおなじみの味の「8番らーめん」に行くのがいいよ,と思っている。
 ラーメン専門店をあれこれ巡って,味にスープに麺にうんちくを傾けることができるなんて,日本という国も,何と豊かで贅沢な国になったことだろうと,貧しい少年時代を送ったおじさんは思うのであった。
 ということで,今日食べたのが基本の野菜ラーメンの中から,「味噌らーめん」。
味噌ラーメン  注文するときにも「味噌」とだけ言えば,「味噌ラーメン」のことなので,すぐ通じてしまうのであった。
 店によって,味はまず変わらない。(あたり前だけど,チェーン店だもの)だけど,野菜の炒め方なんかは微妙に違っていて,しゃきっとしているときもあれば,しんなりしているときもある。この日思ったのは,のってる野菜って,こんなに少なかったかな?ってこと。このところずっと値段も据え置きだから,採算とるためには,やはり野菜を減らさざるを得ない?
 それにしても,今日も客がいっぱいのこの店なのだった。

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所在地:金沢市旭町【旭町店】
探検時期:2007年2月  今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:野菜担々麺+酸辣湯麺  今回の所要経費:650円+650円
探検隊の報告:
野菜担々麺  久しぶりに「8番らーめん」に来た。
 いつもなら野菜ラーメンの中から味を選んで注文するのだが,今日はちょっと変化を付けて,「野菜担々麺」にした。要するに醤油味の野菜ラーメンに肉のそぼろがのっているというやつである。よくある日本の担々麺は,肉のそぼろと,のっていてもチンゲンサイがちょっとだけ,というものをよく見かけるが,ここの「野菜担々麺」は野菜たっぷりにそぼろである。
 ちょいと要望を言えば,穴あきのレンゲがほしい。器の底に残った肉のそぼろはどうしたってとれはしない。もったいない,食べなくてはと思うが,通常のレンゲではとれないのだった。ラーメンとんとんにあったような穴あきレンゲを望みたい。
sanratanmen.jpg  ちなみにつれあいは「酸辣湯麺」(さんらーたんめん)にした。冬季限定のお品書きらしい。小瓶のなんだか辛いたれが付いてくる。辛いようでいて,ちょっと酸っぱい,その名の通りの「酸辣湯麺」であった。
 しかし,バイトのお兄さんに「この小瓶は何ですか?」と聞いても即答できない。バイトとはいえ,ちゃんと売る商品については研究しておかなくちゃだめだよ。

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所在地:金沢市泉野出町【泉ヶ丘店】
探検時期:2007年7月  今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:野菜こく旨(こくうま)らーめん  今回の所要経費:630円
探検隊の報告:
野菜こく旨ラーメン  富樫方面へと仕事である。同僚のエム氏と食事をしようと店を探したが,候補の店がしまっている。そうしてやって来たのがここ「8番らーめん」である。
 注文したのは新発売の「野菜こく旨らーめん」である。うたい文句は「濃厚なとんこつスープに,小豆島産本醸造醤油と,香り高いマー油が生み出す深い味。」とある。いつもなら野菜ラーメンの味噌味を注文するのだが,満腹探検隊はついついかわったものを注文する。ということで,今日はこの「野菜こく旨らーめん」なのだった。味はよしとしよう。でもあんまりとんこつって感じじゃなかった。それでもおつゆをしっかりいただくのであった。

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所在地:金沢市旭町【旭町店】
探検時期:2007年12月  今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:醤油らーめん  今回の所要経費:500円
探検隊の報告:
醤油ラーメン  今年最後の外食である。
 締めが「8番らーめん」というのも金沢人であろうか。とにかく,暮れの買い物に出て,とりあえず昼ご飯に立ち寄ったのだった。
 基本の野菜ラーメンの中から,醤油ラーメンである。こうやって味わってみると,「8番らーめん」の醤油ラーメンはありふれた味である。
 が,しかし,コマーシャルでやっているように「なんでやろ,8番」という感じで,なぜか立ち寄ってしまったりするのは,この太麺がいいのかもしれない。懐かしのラーメンなのである。
 それにしても,日本人は何とラーメンが好きなのだろう。そして,ラーメンについてうんちくを傾けるのも好きである。うんちくの中では,「8番らーめん」は食べに行くラーメンじゃない,ラーメンの通は「8番らーめん」に行かない,などと言う人もいるが,それはこれほど外食産業がさかんになって,人々が当たり前のように外食をするような幸せな国になったからであり,そんな中でラーメンにこだわる職人のような人がいるからであろう。それに比べたら,チェーン店というのは金太郎飴のような輪切りの味だし,店独自の工夫がない。
 だが,そんなラーメンを評論をする人間がどのような発想で食事をしているかは,きっと怪しいと思う。
 これほどインターネットが普及して,それぞれが勝手なことを書いているが(自分も含めて),そんな中でのラーメンの論評を読むと,ラーメンにこだわり,味にこだわり,化学調味料にこだわるなら,その人はラーメン以外にも食べるものにこだわり,日々の食事は全て無農薬の天然素材で,冷凍物など使うこともなく,微妙な味の違いがわかるすごい味覚の持ち主なんだろうなあと,半分揶揄したくなるのであった。
 しかも,そんなにラーメンばかり食べているなんて,まったくもって不健康な偏った食生活である。ラーメン以外に食べたものの評論をぜひ聞いてみたいものである。
 まあ,人間こだわりがあるというのも大切なことで,そのこだわりで結構人生を楽しんだりもできるので,ラーメンだけにこだわる人がいてもそれはよしとしよう。
 ちなみに,自分はスープを一口すすったくらいで化学調味料が入っているかどうかなんてわからないのし,全部飲み干してもわからない。「8番らーめん」がまずいと思ったことはない。たまにあるしゃきっとしていない野菜については,何とかしてほしいと思うが。
 まあ,この「満腹探検隊」の主宰者はこの程度の味覚の持ち主である。
 ということで,12月で,暮れともなったのに,全く雪も降らない金沢の町を帰ったのだった。

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所在地:金沢市旭町【旭町店】
探検時期:2008年8月  今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:塩らーめん  今回の所要経費:500円
探検隊の報告:
塩ラーメン  久しぶりに「8番らーめん」に来た。というのも,愛知から金沢に帰省している娘が,前回帰省したときに食べ損ねた「8番らーめん」を食べたいと言うからである。つまり,金沢に生まれ育つと,このように「8番らーめん」が食べたいという人間が育つことになる。
 ということで,久しぶりに行った8番らーめんで,自分は今回初めて「塩らーめん」を食べた。40年以上も前から来たことがある「8番らーめん」でも,いつもたいてい「味噌らーめん」で,時々変わったものを選択していたが,「塩らーめん」は選んだことがなかったのだった。
 で,スープは基本のあっさり味である。
 夏の暑い日,熱いラーメンもうまい。
 それにしても,日本人はラーメン好きだなあ。そして,ラーメンに対するこだわりもなかなかのものである。もっと気楽に,おいしく,楽しく食べればいいのにと思うのだが,あれこれ評論せずにはおれないらしい(自分もあまり人のことは言えない)。
 そして,インターネットの匿名性をいいことに,品のないことを書く人間も山のようにいる(自分は品のないことを書かないようには心がけているが……)。
 インターネットも善し悪しである。

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所在地:金沢市長土塀【長土塀店】
探検時期:2009年12月  今回の探検目的:ちょっと一杯
今回のお品書き:餃子ダブル+春巻き+ビール
今回の所要経費:2000円ちょっと払ったような気がする。
探検隊の報告:
餃子ダブル  今日は落語を聴きに来た。金沢駅近く,三社にある女性センターで桂文我の落語である。
 駅でバスを降り,歩いて三社へと向かう。しかし始まるまでに1時間以上ある。そこで,ちょっと一杯と思ったのだが,三社近辺には店がない。というか,あってもまだ開店前である。しまった,金沢駅にはたくさんいい店があったのに,と思ったが,もう引き返す気にはなれない。そこでやむなくというか,ここでもいいやと入ったのが「8番らーめん」である。ついでながら,女性センターを通り過ぎて,ここへ向かう間にジャージ姿の文我師匠と笑福亭呂竹に会うのだった。
春巻き  さて,ラーメンを注文するわけではなく,ビールと餃子と春巻きである。まあこんなラーメン屋の過ごし方もいいかとしばし時間つぶしをしたのだった。
 ビールを注文すると,すぐに持ってきますか,あとでお持ちしますかと聞かれ,今すぐと答える。
 まあ,居酒屋ではないので,ビールにあうのは餃子,春巻き,鶏の唐揚げくらいであるが,焼きたて餃子は美味かった。ここの餃子は自動餃子焼き機で作られる。鉄板に餃子を載せ機械の右から入れると,焼けたものが左から出てくる。何でも自動化を考える人間がいるものである。おもしろい。

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所在地:金沢市高尾南【額店】
探検時期:2011年5月  今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:いろいろ食べてビール飲む
今回の所要経費:大人4人と幼児2人で4860円
探検隊の報告:
味噌担々麺  大型連休である。小さな子供たちを連れて鶴来の「ふれあい昆虫館」に行くことになった。その往き道でのお昼ご飯である。県外に出た子供が,帰省するとは「8番らーめん」に行きたがるので,やって来たのだった。で,いろいろ各自好きなものを注文して,これってきっと写真撮ってないよな,と思って「野菜担々麺」だけ撮影したが,何のことはない,昔食べていて,記録が残っていた。人間の記憶とは曖昧なものである。
 ちなみに,乗せてきてもらい,運転手付きでビールまで飲んだが,何のことはないスポンサーである。あとでしげしげとレシートを眺めると,「8番らーめん」もずいぶん値上がりしたなあ,と思う。当たり前だが,これくらいの値上げをしないと採算はとれないだろう。
 ということで,詳細を報告すると,以下の通りである。
味噌担々麺→819円,五目らーめん→777円(おお,フィーバーだ)
バター風味らーめん→567円
Cセット(野菜らーめんから味の選択+唐揚げ+ポテト)→934円,
餃子ダブル→462円,らーめんを一つ大盛りに→189円,瓶ビール556円
 ちなみにお隣の席の子供連れは子供に一つラーメンを注文して,かなり食べ残している。我が家ではそんなムダはしない。大盛り注文して,取り皿をもらう。自分の子供の食べる量くらいわかりそうなものだが,と思いつつ,また,こんなたくさんの食べ残しはもったいない,と思いつつ,その家族を見送った。

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所在地:加賀市桑原町【本店】
探検時期:2011年11月  今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:とんこつらーめん  今回の所要経費:567円
探検隊の報告:
 福井方面へと向かった日のお昼時である。どこかでお昼を食べようとして,おおっ,ここが「本店か!」と入ったのが「なんでやろ」8番らーめんである。国道8号線沿いに「本店」と表示されているこの店に入ったのだった。
とんこつらーめん  そして注文したのが,「あれれ,いつの間にこんなお品書きができてたの?」という「とんこつらーめん」である。毎度おなじみ,野菜ラーメンの味の選択にいつの間にか「とんこつ」ができていた。
 この「とんこつ」ができたのはいったいいつなのだろう?まあいいや,と,とにかく味わってみるべく注文する。
 出てきた「とんこつらーめん」が他の野菜ラーメンと大きく異なるところ,それは紅ショウガが載っていることである。ってなんて大げさなと思うかもしれないが,やはりそれはとんこつらしさを出すためであろう。で,ここの紅ショウガのいいところはよくある着色料で真っ赤になってはいないということである。赤色何号だか知らないが,あの真っ赤な紅ショウガは食べる気がしない。たいてい,とんこつラーメンには載っているが,赤色が溶け出して,白いスープまでも赤くする。とんこつラーメンや焼きそばにのっかっている赤い紅ショウガはすべて取り出して,食べないのだった。
 ところで,「とんこつらーめん」の味だが,ちょっと薄めだ。よくあるとんこつのくさみもなく,どちらかというとあっさりしている。やはりそこは「8番らーめん」大衆受けする味なのだろうか。自分としてはもっとこってりと,これぞとんこつだという味がいい。
 ということで,やっぱり「8番らーめん」なら,「味噌らーめん」だな,と自分の好みを確認したのだった。

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−−−中華の仕切り線2 箸袋つき−−− 探検隊おまけの報告:
いろいろな情報はハチバンのウェブサイトへどうぞ
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