分類:和食(串焼き)
所在地:金沢市広坂1丁目1−48(広坂通り・金沢市役所並びで香林坊寄り)
探検時期:2020年10月
今回の探検目的:ちょい呑み
今回のお品書き:焼き鳥4本(ふわシロ+せせり+レバー+かわ)+赤星(サッポロラガー)+サッポロ黒ラベル中ジョッキ
今回の所要経費:(150円×4)+600円+500円→1700円
探検隊の報告:
サクッと呑める立ち呑み屋だったね。
この日は「金沢市民芸術村」での芝居を見に行く。行きがけに見かけた店に,帰り際にちょい呑みで立ち寄った。
行きのバスは小将町で降り,「兼六園」の中をふらりそぞろ歩きしてから,香林坊方面へと向かう。そのとき見かけたのがこの店である。店主らしき青年が店の前の掃除をしていた。連れ合いが「何時までやっているのか?」と聞くと「10時まで」との答え。では,帰りに元気があったら寄ろうということになる。
そして,芝居の帰りである。帰り道は犀川の河川敷沿いに歩くルートをとるが,こんなにも走るのが好きな人がいるのか,というくらいにたくさんすれ違う。秋ともなり,だいぶ日の落ちるのも早くなり,もうすでに暗くなりつつある午後5時半近くにここにたどり着く。
ここは金沢にはあまりない立ち呑みの店であった。先客として,カウンター席には奥に若者が2人,手前に夫婦連れが2人陣取っている。その間に入れてもらって,カウンター席は6人。この店は普通に入ると6人くらいがちょうどよい定員のようである。
飲み物は自分は表から見える窓際に並べられていた「サッポロラガービール」通称「赤星」,連れ合いは「サッポロ黒ラベル中ジョッキ」を選ぶ。
それぞれ600円と500円。
中ジョッキはまあこんなようなお値段だが,中瓶が600円ではややお高め。しかし,あまりどこにでも置いてない「赤星」だし,このような立地の,このような洒落た店だから,これくらいのお値段でも妥当か。
さて,焼き物だが,連れ合いと自分がそれぞれに好みを注文する。
連れ合いは「せせり」と「レバー」,自分は「ふわシロ」と「かわ」。といっても,出てきたものは適当に分け合うので,お互いに4種類食べるってことなのだが。
まずは辛子のついた皿が出てくる。これに次々と焼き物が来るようだ。
最初に好物の「シロ」が出てくる。
こいつは結構塩が効いている。しかし柔らかい「シロ」が美味い。
次に「せせり」と「レバー」である。
いい加減に先程来いた若者2人が去って行き,程なくして夫婦連れ2人も去って行く。
すると我々と店主のみとなり,自然と店主との話になる。通称「とっぽ」さんらしい。
まずはテーブル上に置いてある名刺から,店主が「週末店長」であることを知る。
平日はオーナーが店に出るとのこと。
この店はすでに2年近く経つそうだが,まったく知らなかった。いかに最近片町方面に来てないか,ということである。いや,この店がちょっと香林坊の繁華街から離れており,この前を通ることが少ないからかもしれない。
ここの隣は昔は「珍香楼」という「塩焼きそば」が名物の中華料理屋で,そこには何回か来たがそれも移転してしまった。そして,代わりにまた中華料理屋になっている。
今のこの店があるところには前はなんだかお菓子屋か何かがあったらしい。それも知らない。
こちらは「かわ」
そして彼が福井県出身であることが判明する。連れ合いと同じである。
で,福井弁の話で盛り上がる。
「福井弁のイントネーションは独特なので,福井出身のお客さんだとすぐ分かる」とのことだが,それは自分も同じである。
「のくてい」「けなるい」「てきね〜」「べと」「うら」などと,ようやく自分も今でこそ意味が分かるが,聞いた当初は何のことやら,外国語としか思えない単語の話題にもなる。
「おちょきんしねま」「ねまんねま」「きねの」なんて言われても,なんだか何かをすすめられているようだが,いったい何をしたらいいのやらまったく分からなかった。
彼は若いせいやら,そんなにも伝統の(?)福井弁を知らない。自分の方が知っている。やはり時代は変わる。方言もどんどん廃れていくものだと痛感する。
今日は昼に「かつや」で食べすぎ,そのあと「寿司割烹 金水」でちょい呑みもし,そんなにもお腹が減っていなかったので,夕方の立ち呑みはこれでお開きとする。
「とっぽ」店長にお礼を言って,今度はライトアップされている「兼六園」を再び目指すのだった。
探検隊おまけの報告:
このとき(2020年10月)の串焼きのお品書きいろいろ
ふわシロ,能登豚バラ,つくね,せせり,とりバジル,とりチリチーズ,とりテリマヨ,テール,かわ,レバー,すなぎも,チョリソ,長ねぎ→各150円
梅ぐるぐる,しいたけ→各200円
なかおちカルビ→250円,チーズの女王→450円
串焼き以外のサイドメニューあり