分類:喫茶・軽食
所在地:あちこちにあります。探検場所は以下の報告を参照してください。
2018年までの報告
このページは2019年の報告です。
2020年の報告
2021年の報告
2022年〜の報告
所在地:金沢市松村3丁目358【金沢松村店】
(国道8号線示野交差点からちょっと行ったところ)
探検時期:2019年1月(6回分)
今回の探検目的:朝食(軽食)
今回のお品書き:毎回ブレンドコーヒー+モーニングサービスA
今回の所要経費:毎回420円
+0円
探検隊の報告:
2019年初の「朝コメ」である。
まあ,毎回思うが,こんなことは報告しなくてもいいんだが,日記代わりの「満腹探検隊」なので,記録を残しておこう。って,何回同じことを書いているんだか。
さて,暮れに読み終えた壇蜜の「壇蜜日記」ならば,壇蜜というタレントの私生活やら考え方が垣間見えて面白い。しかし,全く有名人でもない満腹探検隊隊長の私生活やら考え方は,誰に影響を与えるでもなく,誰かが感心するでもなく,誰も興味を示さないものであろう。
いやしかし,昨今のビッグデータの活用とやらでは,おじさんの生態の分析のためのデータに入ってるかも知れない。
そういえば,このサイトに訪れる「ロボット/スパイダー」の数は毎日1000回以上なので,いったいどんな情報を収集しているのだろうかと,謎にも思うのであった。一番多いのが「未知のロボット」である月もあり,どこかの諜報機関かいな?いや,行動を追跡されるような怪しいことはしてないぞ,などと思うのであった。
そうそう,この行った月曜日は,いつもの店主とおぼしきおじさんはいなくて,女の子2人だけで切り盛りをしている。調理担当はいつもの愛らしい女の子で,接客担当がすらりと背の高い,美形の女の子で……などと書くと,早速「ロボット」の情報収集で,「怪しいおじさん」に分類されるのだろうか。
風だ,風だ,風だあ。
いや違う。
風邪だ。風邪だ。風邪だあ。
もう1週間も喉が痛い。熱は出ていないのでインフルエンザとは思えないが,医者に行くのが嫌いなので,行っていない。行って検査されたら,インフルエンザの判定かもしれない。
喉は痛いは,咳は出るは,たんは出るはで,出ないのは「声」と「やる気」。
市販の風邪薬で済ませ,なんとか仕事をしのぐ。
そんな朝,「朝コメ」で,朝ごはんをしのぐ。
いよいよ前回この店のコーヒーチケットが切れた。
今日は,なにしろきっとまた来るだろうと,コーヒーチケット9枚綴りを3200円で購入し,今回はその1枚を使う。
風邪もいよいよ回復した。咳も出ず,声も普通で,まともに言える。
「コーヒーチケットください。」
この店でよく見かけるおじさんが言う。
「今回はこの1枚をお使いになりますか。」
と。
「はい。」
と答え,チケットの1枚少なくなったコーヒーチケット綴りを財布に入れてこの店を去る。
まだ読み終わらない「読まずに死ねない哲学名著50冊」を読む。
この本はカバンに入れて,読みたいときに3〜6ページ程度読むだけだから,そうそう早くは終わらないんだけどね。
そういえば,この本,東京へ出張の時に名古屋で買った。
そして,名古屋から東京行きの新幹線の中で読み,なぜか,座席に忘れた。
あれれ,あの本はどこに行った,新幹線の中で忘れたとしか考えられない,と仕事の後,東京駅の忘れ物を扱うところに行った。新幹線の号数と乗った号車の記録があったので,それと本の名前を告げると,すぐに出てきた。ほんの数分である。
日本の忘れ物を扱うシステムの素晴らしさに感激した。
座席を掃除する人が見つけた忘れ物を記録をし,それを届けて伝え,それが忘れ物を扱うところの記録に残り,そこに行けば,内容があっておれば,戻される。
なんという日本の素晴らしいシステム。
日本人の真面目さ,人を信用する国日本。
今月,つまり1月だから,今年,すでに5回目の「朝コメ」である。
よく来るなあと自分では思うが,それどころではなく,やって来るとは必ず定位置に座っているご夫婦がある。曜日には関わらず,来れば必ず見かけるということは,まさしく「ご常連さん」ということなのか。毎日の朝ごはんを「コメダ珈琲店」で済ませているのだろうか。
今日は月曜日。そう言えば,前に来て,いつものおじさんがいなくて,すらりと背の高い美形の女の子が接客する日があったが,あれも月曜日だった。今日はその子。人の目をまっすぐに見つめて,注文を聞く,その瞳に思わず吸い込まれそうになる。
彼女を動物に例えると,子ネコって感じか。あのジブリの「猫の恩返し」に登場する,すらりとした白い猫のような感じ。
と,ここまで原稿を書いたら,その彼女が頼んだものを持ってきてくれた。
今日の写真はテーブル上に置かれたものの配置を変えずに,一切さわらず,置かれたままの状態で撮ってみた。
深く考えたことはないが,やはりコーヒーはお客の一番手前側に置くのだろうな。
といったことを,コーヒーを飲みながら,トーストをかじりながら,外の様子を見ながら,美形の子ネコちゃんをちら見しながら,お客の動向をちょっと眺めながら,ちょろちょろと書いているうちに,いい時間だ。そろそろ職場に向かうとするか。
朝のいい暇つぶし,いや,いい軽食であった。
次もまた月曜日に来てみなくては。
いよいよ1月も終わりである。
1月最終日の朝はまたもや「朝コメ」。
店への到着は7時3分。今朝はこの店の一番目のお客だった。
前回に続き,今日も「いつも」のおじさんがいない。そしてよく見かける「いつも」の女の子が接客担当である。
彼女を動物に例えると,子リスみたいな感じの女の子。
さて,席に着き,注文をし,カバンを開き,ほんの数行ほど原稿を書いただけで,注文の品が届く。
今日のトーストは「いつも」のとは違い,ちょっと焦げ目がきつい。
そうこうするうちに,また「いつも」の「ご常連さん」のご夫婦がやって来て,「いつも」の席に座る。毎朝の同じ繰り返しは落ち着くのかもしれない。
そう言えば「いつも」のではないことというと,しばらく前の当ウェブサイトへのロシアドメインのホストからの大量アクセスである。
一晩のうちに26000回あまりのアクセス。しかも,ファイル名はあっているのだが,ディレクトリが違うので,サーバはすべてエラーコードを返している。
自動送信をしているのだろうが,何なんだこのホストは。いったい何をやりたいのだ。
これが最近の「いつも」のではないこと。
さて,そろそろ店を去ろうかとしたら,先ほどの子リスの女の子が
「失礼します。」
と,トーストを持ってやって来る。もちろん間違いである。ほんの数秒後,
「失礼しました。間違いました。」
と言って,ちょっと驚いた風で,口に手を当てる仕草。その仕草や目を丸くする表情も可愛らしい。
まさしく子リスちゃん。
これも,この店での「いつも」のではないことだな。
所在地:金沢市松村3丁目358【金沢松村店】
(国道8号線示野交差点からちょっと行ったところ)
探検時期:2019年2月(4回分)
今回の探検目的:朝食(軽食)
今回のお品書き:毎回ブレンドコーヒー+モーニングサービスA
今回の所要経費:毎回420円
+0円
探検隊の報告:
立春である。
月曜の「朝コメ」である。
ほんの50mほど離れた近くの交差点で7時の時報を聞き,今朝は一番目のお客かと思ったら,なんとすでに車が3台も止まっている。開店と同時に入店ということか。
さて,月曜日で,やはり接客に,いつものおじさんがいない。
そして,接客は件の子リスちゃんで,調理場が件の子ネコちゃんだった。これまで常に調理場で見かけていた女の子が今日はいない。そんな日もあるのかと,いらぬ感心をする。
いや,それ以上に,若い女の子2人で店を準備し,店を開け,店を切り盛りする。そっちの方を感心すべきか。
そして,件のご夫婦がまたもややって来て,いつもの席に座る。いやはや,毎日のくり返しなのだなとこっちもまた感心する。
それからこの時間帯,いつものようにお隣の「大戸屋」に,食材を運び込むトラックがやって来て,店の裏に横付けになる。
このトラックこそ,毎日の同じくり返し。
最近どうしたわけか,これまでよく見かけていたおじさんがいない。
ということで,車の外気温度計がマイナス2度を示す今朝の接客は,件の子ネコちゃんである。
こちらが座席の脇で,鞄を置き,コートを脱いでいる横に立ち,
「ご注文はお決まりですか。」
と聞く。
いつもお決まりのものしか注文しないことをわかっているのやら,人がいちいちお品書きを開いて考えることがないことを知っているのやら,だいたいこういう客はそうそう注文するものを変えたりしないことを直感的に読み取っているのやら,それともちょっとは「ご常連さん」に近い扱いをしてくれたのやら,おそらく身長は165センチほどあるスリムな彼女がすぐ横に立って聞くのであった。
さて,注文が終わり,座ってこんなことを書いている間にも,次々とお客はやって来るのだが,すぐ近くに座った一人の女性客に対しては
「注文がお決まりになりましたら,お呼びください。」
と言い残して去って行く。
普通はこうなのだろうな。
さて,これだけ書いて今朝は去ろうとしたら,いつものご常連の夫婦がやって来た。今朝はいつになく遅い。
子ネコちゃんも慣れたものである。いつもおじさんだけ先に入り,車を運転しているおばさんは時間差で,数分遅れて入ってくるのだが,おじさんだけ一人で座っているところに,水のグラスは2つ持ってくる。そして注文も聞くというよりも,彼女の方から「○○ですか。」と確認をする。
ここまでになると,本当の「ご常連さん」だねえ。
ちょっとだけ「ご常連」に近づいた気分。
今朝も「朝コメ」。今朝も件の子ネコちゃん。
今朝もさっさとやって来て,水を入れたグラスをお盆に載せて,コートを脱ぐ横に立つ。
コートを脱ぎつつ,「ご注文は……。」などと聞かれる前に,
「ホットコーヒーとモーニングAで。」
と立ったまま言うと,今朝はそれだけで,何も聞かない。
バターかジャムかの選択も,ミルクがいるかいらないかの選択も聞かず去って行く。
そして,しっかりとコーヒーカップのソーサーにはミルクが載ってやって来る。
で,ちょっとだけ「ご常連」に近づいた気分。
土曜勤務日の朝である。
町中は空いている。そして,「コメダ」は混んでいる。
7時をほんの少し回ったばかりだというのに,すでに車は10台近く止まっている。店に入ると,いつもよく使っていた席も埋まっている。
こう書いているうちに,禁煙席の16あるテーブルのうち,すでに12テーブルが埋まってしまった。
この状況に対応すべく,接客の女の子も3人いる。1人はよく見かける件の子リスちゃんだが,あとの2人はこれまで見かけたことがない。
初めて見かけた1人の女の子に注文するが,当然のごとく「バターとジャムの選択」,「ミルクの要不要」を聞かれる。これが普通に聞かれること。
だから,前回何も聞かずに立ち去る子ネコちゃんには,ちょっとだけ「ご常連」に見られたってことか。
おっと,今出て行ったお客が何か忘れ物をしたらしい。件の子リスちゃんが雨の中を駐車場の方に駈けだしていく。
つい森の中をぴょんぴょんと駈けていくリスを連想してしまったが,そんな連想は,彼女は知る由もない。
所在地:金沢市もりの里【金沢もりの里店】(山側環状線沿い)
探検時期:2019年3月
今回の探検目的:朝食(軽食)
今回のお品書き:(ブレンドコーヒー+モーニングサービスA)×2
今回の所要経費:(420円+0円)×2
探検隊の報告:
休みの日は賑わっているねえ。
この日は日曜日。9時半には某所に着かなくてはならない用事があったのだが,朝ご飯はたまに「コメダ」に来ようと,連れ合いと2人でやって来る。
それにしても朝から混んでいる。名前を書いての順番待ちだった。
それでも,しばらくで出て行くお客も何組もあり,5分あまりの待ち時間で座れた。
注文は初めから
「フレンドコーヒー2つとAモーニング2つ。どちらもバターで,ミルクもください。」
と,いちいち選択を聞かれる前にすべて言ってしまう。
持ってきてくれたのは,注文を聞きに来た女の子と違う女の子だったが
「ミルクはお使いになりますか?」
と聞く。最初に「いる」と言っていたにもかかわらず,聞かれる。
つまりはあの注文のリモコンには「ミルクの要不要」は送信されないってことか。
所在地:金沢市松村3丁目358【金沢松村店】
(国道8号線示野交差点からちょっと行ったところ)
探検時期:2019年3月(7回分)
今回の探検目的:朝食(軽食)
今回のお品書き:毎回ブレンドコーヒー+モーニングサービスA
今回の所要経費:毎回420円
+0円
探検隊の報告:
7時ほんの少し過ぎ,まさしく1分ほど回っただけというのに,すでに駐車場には車が6台ほども止まっている。
一気にお客が店の中に入っていくので,今日の接客担当の件の子ネコちゃんも忙しい。なので,今朝注文を聞きに来たのは,いつも調理場にいる,そして今日も調理場にいる女の子。
うーん,彼女を動物にたとえると何であろうか。
子ダヌキという感じでもないし,じゃあ子ギツネか。いや,もう少し人なつっこい感じ。そして,いつもテキパキと立ち働く姿からして,子イヌちゃんとしておこうか。
まあ勝手な命名遊びである。この命名遊びのおかげで,ここの「コメダ珈琲店」では,働く女の子たちに愛着がわくのだった。
彼女たちにはいい迷惑か。
今読んでいるのが壇蜜の「エロスのお作法」。
その中にこんな一節があった。第1章「見た目のお作法」の中である。
「逆にぴったりしたスキニージーンズは,セクシーに見えるようでいて,意外とダメ。なぜなら『脱がせにくい』から。」
これを読んで,ふとこの「コメダ珈琲店」の制服について,観察するきっかけとなった。と言っても,単に「はて,彼女たちは何を着ているのだろうか?」ということを,今朝見てみただけなのだが。
この店では茶色のエプロンと,頭巾(三角巾)はお決まりだから制服らしい。だがそれ以外は私服のようだ。
今日の注文を聞きに来た件の子ネコちゃんは黒のジーンズだし,注文品を運んでくれた,調理場でおなじみの子イヌちゃんはブルージーン。前回来たときの服装なんて覚えていないが,とにかく,下はパンツであることは間違いない。しかも,ストレートタイプというよりも,スキニーとまではいかないが,スリムって感じ。
今日の上は2人とも黒色なんだが,一方がブラウスで,もう一方はポロシャツ。
来るたびに観察したわけではないので,上は黒で,下がパンツが基本なのか。そう言えば,彼女たちのスカート姿は見たことがない。
すなわち「コメダ珈琲店」の女性の服装は「エロスを発散させない」「脱がせにくい服」ってことなのか。
いいお天気だ。窓から見える朝の空も,青く澄んで気持ちよい。
今朝も「朝コメ」。そして,いつものコンビの子ネコちゃんと子イヌちゃん。
どうもこの「満腹探検隊」は「コメダ珈琲店観察日記」となっているぞ。
この際だから,「観察日記」。
接客の子ネコちゃんに
「ブレンドコーヒーとAモーニングください。」
と言うと,
「バターで,ミルクありでいいですか。」
という受け答え。向こうから,こちらのいつもの選択を言ってくれる。おお,いよいよ少しは「ご常連」に近づいたか。
しばし待って,ご所望の品が届くが,そのあと原稿用紙と万年筆をずらそうとしたら,万年筆のキャップを床に落としてしまい,カランコロンと音が出る。数m歩いた子ネコちゃんが立ち止まり,振り返って,「あらっ,何が落ちたのかしら?」という顔をしてこちらの様子を見る。
「大丈夫。」
と言うと,にっこり笑って去って行く。
その笑顔の可愛いことったら。
これが今日の「観察日記」。
7時1分入店というのに,今朝は5番目だ。
窓際の席はうまってしまい,珍しく中ほどの席に座る。人によっては初めから窓際ではない席を選ぶ人もいる。自分は乗り物であれ,店であれ,空いていれば窓際の方を選ぶ。
そこには人それぞれの嗜好があるのだろう。たかが席の選び方にも,その人の考え方が表れるということだ。
自分がなぜ窓際を選ぶかといえば,外の景色が見たい。ただそれだけ。特に,乗り物の窓際は移りゆく風景が面白い。何も考えずに,ただぼーっと流れる風景を見ているだけで飽きないのである。
本を読むならどこでもいい。いや,読書ならば,むしろいらないものが目に入らない席や,回りを囲まれている席の方が落ち着くかもしれない。
そんな風に,どの席を選ぶかは,何らかの理由があるのだろう。
ちなみに,今日自分がこの席を選んだのは,いつもの席が空いていなかったから。
「観察日記」を始めよう。
この店へ来て,初めて若いおにいさんの接客である。黒のポロシャツにブルージーン。そう言えば,男性は三角巾じゃなくて,帽子だった。
そして,調理場はいつもの子イヌちゃん。彼女の上はいつも黒。下はブルージーン。
昨日の接客は,久しぶりの件の子リスちゃんだった。そう言えば,彼女の服装は上は白いブラウス,下はブルージーンだった。しかも結構ストレートに近いタイプのジーンズ。ここでは上が黒色がお決まりかと思っていたが,どうもそうではないらしい。
前に,壇蜜の「エロスのお作法」から類推して,「コメダ珈琲店」の女性の服装は「エロスを発散させない」「脱がせにくい服」ってことなのかと思ったが,単に動きやすくて,コーヒーや料理を目立たせる地味な色で,店の風景に溶け込むようなものってことか。
これが今日の「観察日記」。
いよいよ年度末である。この1年間よく頑張りましたねえ。自分のことである。
ふり返れば,慣れぬ職場で,慣れぬ仕事で,それでも周りの人々に支えられながらここまで来た。感謝しなくてはならぬ。
さて,今日は年度末の会議。今年度の総括やら,来年度の方針やらが出てくることだろう。来年度も楽しみながら,仕事をしますかね。
ところで,今読んでいるのが「一億総ガキ社会」(光文社新書)。片山珠美という精神科医の書いた本。キーワードは「成熟拒否」。たしかに成熟し切れていない大人は多い。いや子供もだ。その人々がどれだけトラブルを起こしていることやら。
今もハンディキャップのある人用の駐車場に,まるで何もない,いい年をした夫婦が車を止めて,すたすたと歩いて店に入ってきた。いったい何を考えているんだか。夫は平気でこんな場所に車を止め,妻も何もとがめ立てすることもないのだろう。何も考えていない。いや,自分のことだけしか考えていない。もしかして,アスファルト上の記号が目に入っていないのか。何も気がついていないのだろうか。
こんなつまらぬことを書くと,気分までつまらなくなってくる。
それよりも,テキパキと立ち働く子リスちゃんの笑顔を見ていると,気分が晴れるね。
白いブラウスが似合う彼女は,今日も笑顔で働く。
土曜日は混むねえ。今日は店に4人の若者が立ち働いている。
席に着くと,件の子リスちゃんがやって来て,人の注文を聞くまでもなく,
「ホットとバターでしたっけ?」
と聞く。まったくもって,くだけた言い方なのだが,こっちも勝手に「子リスちゃん」と命名して,楽しんでいるので,気にしない。いよいよ「ご常連」に近づいた気分である。
わかってはいたけど,
「土曜日は混むねえ。」
と言うと,
「ええ,そうなんです。」
とにっこり笑って答える.
今年度の1年間,「コメダ」にもよく通ったねえ。ここへ来ても,のんびり本を読み,「観察日記」を書き,実に飽きることなく,時間を使うことができた。
そう言えば,今使っているクリアフォルダのイラストは「Japanese Arboreal Animals」,つまり「日本の樹上にすむ動物」。その中に「ニホンリス」が載っている。リスって樹上生活だったっけ?なんだか原っぱを駈けているってイメージがあるけど,などと思う。いや,そもそもリスの種類に「ニホンリス」というのがいたこと自体に感心する。まだ絶滅危惧種ではないらしい。
ここ「コメダ」の子リスちゃんの笑顔も,絶えることがないように願いたい。
いや,彼女の笑顔は絶滅を危惧しなくても大丈夫。
所在地:金沢市松村3丁目358【金沢松村店】
(国道8号線示野交差点からちょっと行ったところ)
探検時期:2019年4月(2回分)
今回の探検目的:朝食(軽食)
今回のお品書き:毎回ブレンドコーヒー+モーニングサービスA
今回の所要経費:毎回420円+0円
探検隊の報告:
「ミルクつきでしたっけ?……で,……バターでしたっけ?」
と,ちょっと考えながら聞かれ,
「うん。」
と,うなずくと,
「ああ,よかった。」
と,人が注文するものが間違ってなかったことにほっとした表情。そして,笑顔に変わる。
そんな件の子リスちゃんとの会話から始まる,今年度1回目の「朝コメ」。
白いブラウスで,テキパキ動く彼女だった。
「いつもの……で?」
「うん,いつもの。」
これで始まる,今日の「朝コメ」。
いよいよ「いつもの」で子リスちゃんに通じるのだった。
今日の彼女は珍しく黒のポロシャツ。いや,彼女にとっては珍しいのかどうなのかはわからないが,自分にとってはその姿を見るのが珍しい。
壇蜜の「エロスのお作法」を読み終えて以来,ついつい「観察日記」は彼女たちの服装に目が行くのだった。
所在地:金沢市松村3丁目358【金沢松村店】
(国道8号線示野交差点からちょっと行ったところ)
探検時期:2019年5月(月末の3日連続分)
今回の探検目的:朝食(軽食)
今回のお品書き:毎回ブレンドコーヒー+モーニングサービスA
今回の所要経費:毎回420円+0円(2回目にはコーヒーチケット購入3200円也)
探検隊の報告:
「ホット,ミルク付きでしたっけ……パンはバターで……」
と,件の子リスちゃんが,こちらが注文を言う前に言う。いつものように,にっこり笑って去って行く。
久しぶりにもかかわらず,覚えていてくれたのが嬉しいではないか。まあ,かなりため口に近い言い方なんだが,それは親しみの表れということで,いいように解釈しておこう。
さて,今読んでいるのが,尊敬する森毅先生の「ええかげん社交術」。これまた久しぶりに森毅先生の本を古本屋で見つけたのだった。2000年という20世紀最後の年に発行された本だ。あれから20年も経つんだねえ。彼は2010年に82歳でこの世を去ったのだが,彼の著した数学の本ではなく,評論やらエッセイはたくさん読んだ。数学教育協議会で話を聞いたこともあるし,金沢へは講演でやって来たこともある。面白いおじさんであったなあ。
久しぶりのおじさんの接客だった。
いつのもやつを注文して,しばらく本を開いて待つ。注文の品を持ってきたおじさんは
「お客様はいつもネクタイを着用でいらっしゃいますか。」
と聞く。
「クールビズのない会社なんですよ。」
と答えると,
「堅い会社なんですねえ。」
との反応。なかなかおしゃべりなおじさんである。しかもきっちり敬語である。昨日も今日も調理場は件の子イヌちゃんなのだが,彼女との会話も弾んでいる。愛想がいいってのは大切だねえ。それと職業人として,しっかりとご常連さんのことも把握しているし。
ところで,昨日今日と,窓際ではあるのだが,いつもと反対方向に向いて座っている。すると,普段には見られなかった景色が見える。
小学生が,昨日も今日もふらふらと歩いて通学していく。今日は曇り空。天気予報は午後から雨だったので,しっかりと傘を持って通学している。
昨日はしばらくあとに女子中学生が歩いてきて,空き地に止まっていた白い大きな鳥,おそらくサギがいきなり飛び立って驚いていた。見ると今日もまた昨日と同じ鳥が空き地にやって来た。さて今日は,あの女子中学生は飛び立つ鳥に驚くかなあ。彼女が通りかかる前に,今日は店を去ったからなあ。
3日連続の「朝コメ」だ。そして,3日連続の同じ席。
席に着くとやって来たいつもの子リスちゃんが
「ホットとバターですか。」
と聞くので,うなずく。
一昨日で最後の1枚を使い切ったコーヒーチケットだったので,昨日新しく購入した。ということは,かれこれ30回ほどはこの店にやって来たことになる。こんなにもこの店にやって来ることになったのも,職場が変わったから。そして,この職場に結構長くいることになったから。そして,一人の朝が増えたから。なんだかんだと「縁」というやつであり,なんだかんだといろいろなことが起こるから。いやはや,人生は面白い。
所在地:金沢市松村3丁目358【金沢松村店】
(国道8号線示野交差点からちょっと行ったところ)
探検時期:2019年6月&7月
今回の探検目的:朝食(軽食)
今回のお品書き:毎回ブレンドコーヒー+モーニングサービスA
今回の所要経費:毎回420円+0円(コーヒーチケット利用)
探検隊の報告:
「久しぶり」と思うのは,冬場に来すぎて,「よく来てるなあ」と思っていたのに,最近来てなかったせいで,「久しぶり」と感じるのか?
今日は梅雨の合間の晴れ。気持ちのよい青空が広がる。というよりも,今年の梅雨はそんなに雨が降っていない気がする。
さて今朝も子リスちゃん,子イヌちゃんペアが忙しそうに立ち働く。開店早々着いたはずが,窓際の席はすでに埋まってしまい,珍しく角の席。子リスちゃんがやって来て,にっこり笑って,
「ホットにバター…ですね。」
と,こちらが注文する前に言う。これだけ間が空いても覚えていてくれるので,いよいよご常連の気分である。
コーヒーをいただきつつ,今日の仕事の算段をする。この先も気持ちよく仕事ができるといいなあ。
駐車場に車を止めると,窓越しに子リスちゃんが立ち働く姿が見えた。
「今日も彼女か。」と,「今日も彼女の笑顔に会えるな。」など,いらないことを考えて,サイドブレーキを引き,ギアはリバースに入れたまま,クラッチから足を離したらエンストした。エンジンを切らずにいたのである。久しぶりのエンストである。マニュアルトランスミッションの車に乗る人でなければ,この感じはわからないかもしれない。昔は坂道発進でエンストしてみたり,発進の時にクラッチのつなぎ方が下手くそでエンストしてみたりと,よくやったものだ。
さて,今日はいよいよ子リスちゃんがやって来て,
「いつもので?」
の一言で,「お願い。」と返して注文が終わる。
今日は珍しく調理場が男の子で,いつもの子イヌちゃんはいない。子リスちゃんはグレーのポロシャツ。朝早くから次々とお客がやって来て忙しそうである。
いよいよ7月だ。
そうか今日は「氷室の日」だったと思い出す。今の職場では「氷室まんじゅう」が出ないなあ。いや,出たとしてもどうせ甘いものは食べないので,関係ないのだが,それでも紋日を思い出させてくれるものである。
所在地:金沢市松村3丁目358【金沢松村店】
(国道8号線示野交差点からちょっと行ったところ)
探検時期:2019年10月3回
今回の探検目的:朝食(軽食)
今回のお品書き:毎回ブレンドコーヒー+モーニングサービスA
今回の所要経費:毎回450円+0円(コーヒーチケット利用)
探検隊の報告:
久しぶりの「コメダ」である。一体いつ以来やら。そして,空いている窓際の席に座る。
接客はいつもの子リスちゃん,調理場には子イヌちゃんが相変わらず元気に働いている。それにもほっとする。
注文は「ホットコーヒーとAモーニングで。」と言っただけだが,彼女はそれ以上バターについても,ミルクについても確認はしない。
さて,この間に消費税率も上がり,ここも価格は上がっているかと見ると,ホットコーヒーは450円になり,30円の値上がりのようである。
コーヒーチケットは8枚綴り3000円というように変わっており,以前の9枚綴り3200円に比べて,若干の値上がりのようであるが,それでもチケットはかなりのお得価格である。
よく見かけていた中学生の女の子が通っていく。セーラー服も冬服になっている。そうか,秋も深まりつつあるのだと,セーラー服を見て感じるおじさんであった。
今日も「コメダ」。
一昨日も来ているから,これは「久しぶり」とは言わない。しかし,一昨日に来たときは「久しぶり」である。
「久しぶり」とはどれくらいの間が空いていたら言うのであろうか。
たとえば1ヶ月おきに来ることにしていたら,それを習慣にしていたら,1ヶ月空けていても「久しぶり」ではなく,日常である。これは1年おきのことでも同じだ。お正月が「久しぶり」に来た,なんて思わない。
つまりは「久しぶり」と思う条件の一つには,その出来事が「定期的ではない」ということがある。
2つめには,当たり前だがその出来事は「前にも経験した出来事である」ということがある。その次の経験との間隔がどれくらい空いていたら「久しぶり」と思うのか,ということだ。
などと,いらぬことを考えて,結論も出ないままいるうちに,そろそろ出勤の時間である。
そう言えば,今日は件の子リスちゃんはいなかったなあ。一昨日「久しぶり」に顔を見たばかりだったのに。
開店の7時に着いたのだが,すでに8番目くらいの客である。窓際の席は埋まり,中ほどの,禁煙席の真ん中といった感じの席を選択する。
立ったままでカバンを置き,上着を脱いで椅子に置いているそばに,件の子リスちゃんがやって来て,水とおしぼりをテーブルの上に置きながら,
「ホットとAでしたっけ?」
と言う。うなずきながら
「土曜の朝はいっぱいだねえ。」
と言うと,
「ええ,いっぱい来ます。」
と答える。
自分のあとにも次々とお客はやって来て,盛況の「コメダ珈琲店」である。
今日の接客は見慣れぬ女性が主担当らしい。そして,子リスちゃんは調理担当のようであるが,開店早々の押し寄せてきたお客のために,まずは接客をしていたらしい。
子リスちゃんが調理担当なんて日もあるんだと,土曜出勤の朝を過ごす。
探検隊おまけの報告:
くわしくはウェブサイトへどうぞ:
コメダ珈琲店のウェブサイト
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