分類:ラーメン
所在地:石川県野々市市御経塚4丁目87(国道8号線沿い)
探検時期:2024年7月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:金沢豚骨らぁめん
今回の所要経費:890円
探検隊の報告:
いい味わいのスープだった。
今日はどこへ行こうかと,毎度おなじみ地図ソフトで「レストラン」を検索していたら,聞いたことのないラーメン屋が出てきた。それがこの「らぁめんらぁめん金沢総本店」だった。いつの間にできたのだろう。前はここは「100時間カレー」があり,その後併設して「オカモトタンメン。」なるラーメン屋があったところだ。料理屋には基本文句は言わない主義だが,あのタンメンは脂ぎっていて,2度目を食べる気がしなかったラーメンだった。そんなラーメン屋を居抜きで設えた店であり,はたしてどんなラーメン屋なのだろうと,興味津々で店に入る。
1人なので空いているカウンター席に座るが,注文はタブレットである。一応紙媒体のお品書きがあり,それには6種類のラーメンが載っていた。すべてに地名が入り,各地のご当地ラーメンなのかと思ったが一番左上が「金澤豚骨らぁめん」とある。満腹探検隊の常として,お品書き一番左上が基本なので,それにしようと決める。で,タブレットに触れると,真っ先に出てきたのが「横浜家系らぁめん」だった。どうもタブレットと紙媒体では順番が違うらしい。だが,やはりここは店の名前が「金沢総本店」とあるので,まずは「金澤豚骨らぁめん」を選ぶことにする。とは言えこのような豚骨ラーメンが金沢のご当地ラーメンということは聞いたことがないのであるが,気にしない。
見ると「水はセルフサービス」とあるので,立ち上がってカウンター席の一角にあるコップに水を注ぐ。
また,入口付近を見ると「ラーメンを注文するとごはん無料」といったことが書いてある。ごはんは何杯でも,ふりかけはかけ放題,漬物も食べ放題らしいのだが,おじさんはこれ以上のものはいらない。
さて,待つことしばし,ご所望の「金澤豚骨らぁめん」がやって来る。
見た目で特徴的なのはキクラゲが千切りではなく載っていること。それに結構な背脂が浮いている。そして載っていた茶色のものは何だったのだろう。天かすではないし,まるで鶏の唐揚げの衣みたいな感じ。わからないけどそのままスープと共に食べた。
「豚骨ラーメン」ということであったが,豚骨くささは感じられず,むしろちょっと甘めの醤油の味わいで,美味しいスープだった。
麺は豚骨ラーメンらしい細麺のストレート麺で,固めの茹で方で,最後まで飽きずに食べられる。
この味が金沢のご当地ラーメンとして定着することはないと思うが,このラーメン自体は美味しくいただけた。
さて次にほかの地名付きのラーメンを食べる楽しみができた。
探検時期:2024年7月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:博多塩豚骨らぁめん
今回の所要経費:890円
探検隊の報告:
いかにも博多の豚骨ラーメンという味わいだった。
と言ったって,何回も博多で食べたわけじゃなし,豚骨ラーメンの食べ歩きをしたわけじゃなし,要するに豚骨ラーメンというのはこんなもんなんでしょという感想である。
で,結構味は濃いめだった。塩豚骨と言うが,醤油豚骨なのか?とも思ったが,醤油豚骨はもっと醤油の味わいがあるので,やはりこれは塩豚骨か。どちらにせよ,豚骨ラーメンらしい味わい。濃い味だが,食が進む。
ちなみにこれは麺の硬さの選択があった。タブレット端末に「はりがね」「ばりかた」「かため」「ふつう」「やわめ」と5段階が表示され,選択するようになっていた。さすが(?)博多豚骨。で,「かため」を選択する。
「ごはんはあちらです」とおねえさんに2度ほど案内されたが,お代わりし放題ごはんはいただかない。ラーメン1杯で十分である。
後からお隣にやって来たおにいさんも「博多塩豚骨らぁめん」を注文していたが「キクラゲ抜き」という注文である。そんな人もいるのかと感心するが,まさしく食べ物の好みは人それぞれ。
昔博多で初めて豚骨ラーメンを食べたときに「替玉」の意味がわからなかったことを思い出す。今では日本全国「替玉」が通じるようになって来ているが,昔は博多豚骨ラーメンならではの用語だったのではないか。その時となりのおねえさんが「替玉」といって注文し,何が出てくるのかと思ったら麺だけが出てきて感心したものである。
ということで,結構あったスープも替玉を注文せず,そのままたっぷりいただく。濃い味だったけど,コクのあるいい味だった。
探検時期:2024年7月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:東京背脂豚骨らぁめん
今回の所要経費:890円
探検隊の報告:
結構なこってり感があり,かなりの背脂が浮いていたが,美味しくいただけた。
暑い夏の1日,熱いラーメンを求めてやって来た。3回目の訪問なので,お品書きの3つ目の「東京背脂豚骨らぁめん」を選択する。
最近豚骨ラーメンばかり食べているので,4つ目以降のラーメンにしようかと思ったが,なにしろ何を食べたのだったかすぐに忘れるので,わかりやすく3回目なら3つ目としたのだった。
さて,12時前だったので,すんなりと空いた席に座れた。
筋向かいのおにいさんは,注文したラーメンが来る前にごはん2杯目を持って来ている。これじゃあ太るはずだと,人ごとながら心配するが,まあ幸せに美味しそうにごはんを頬張っているので,それはそれでいいのだろう。
待つことしばし,ご所望の「東京背脂豚骨らぁめん」がやって来た。「東京」とつく意味がよく分からないが,1回目に食べた「金沢」だって,つく意味がわからないので,まあ,これもこれでいいのだろう。
スープを一口すすれば,味わいのある豚骨味。背脂のためにこってり感が増しているが,コクのあるスープなので美味しい。
ここへ来て3回目だが,どのラーメンもそれなりにいい味を出している。
ということで,おにいさんのことは言えない,このスープをたっぷり飲んで,背脂もたっぷり吸収して,偏った栄養の昼ごはんを終えて店を去る。だって,ラーメンって美味しいんだもん。
探検時期:2024年9月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:横浜家系らぁめん
今回の所要経費:930円
探検隊の報告:
結構濃い味だった。
今日はいよいよタッチパネルを押すといの一番に出てくる「横浜家系らぁめん」にしてみた。ちなみにこの「横浜家系らぁめん」には3つの選択部分があり「麺の硬さ」「味の濃さ」「背脂の量」だが,すべて普通を選ぶ。
1時も過ぎているので,カウンター席も半分以上空いており,適当に空いているところに座る。タッチパネルで注文すると,ほどなくしてご所望の「横浜家系らぁめん」がやって来た。
まずはスープを一口すすると結構な濃い味。しかしコクのある醤油味だった。
麺はほどよい硬さ。
海苔をちぎってスープにひたし,ラーメンと共に食べると,いい味わい。海苔は途中でチャーシューをくるんで食べた。このチャーシュー結構大きくて分厚いのだった。
結構な濃い味にもかかわらず,最後に残ったスープをかなり飲んだ。スープだけ飲むと濃いめの醤油味。これは自分としては味は薄めでいいかな。
そうそう1枚もののお品書きに「名古屋台湾らぁめん」と「9月限定」とある「函館塩らぁめん」というのがあった。この店結構いろいろなご当地ラーメンを出している。9月中にもう一度来てみなくては。
探検時期:2024年9月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:函館塩らぁめん
今回の所要経費:930円
探検隊の報告:
ちょっと濃いめの味わいだったが,出汁の効いたスープでなかなか美味しかった。ちょっと脂っぽいところがあったけど。
前回来て1枚もののお品書きで「9月限定 函館塩らぁめん」というのがあったので,今回はレギュラーメニューはやめにして,得意の「期間限定もの」にしたのだった。
函館が塩ラーメンで有名というのは,函館に行って初めて知ったのだが(「尤敏(ユーミン)」のページと「ホテルテトラ」のページ参照),そこでも「塩ラーメン」はシンプルだがいい味わいだったので,今回も期待して注文する。
ついでながら,前回はもう一つ「名古屋台湾らぁめん」というのがあったが,今回それはなくなっていた。やはり「期間限定もの」からいくべきだねえ,「満腹探検隊」としては。
さて,それは置いておいて,この「函館塩らぁめん」は麺が中太麺と細麺から選べる。ここは一つ食べごたえがあるだろうと「中太麺」の方を選択した。
そしてほどなくご所望の「函館塩らぁめん」がやって来た。スープを一口すすれば,結構な濃い味だが,しっかりと出汁の効いた味。
1枚もののお品書きには「がごめ昆布出汁使用」とある。「がごめ」とは函館近辺で採れる昆布の一種らしい。
とにかく出汁はやや濃いめの塩味だったがいい味わいだった。ただちょっと脂分が浮いていて,脂っぽい味わいはもう少し少なめが好みだが,全体的にはいい味だった。
次の「期間限定もの」を楽しみにしよう。
探検時期:2024年9月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:京都濃口醤油らぁめん
今回の所要経費:930円
探検隊の報告:
その名の通り,濃いめの味わいだった。
久しぶりに最高気温が25度を切り,あの暑さはどうしたことだと思うこの日,さっと職場を抜けてここ「らぁめんらぁめん金沢総本店」にやって来た。
先日見かけた「名古屋台湾らぁめん」は復活しているかと期待して来たがそれはなく,それではまだ食していないものをということで「京都濃口醤油らぁめん」を選ぶ。
しかしこの日,自分のいる間に半分ほどがどうしたわけかこの「京都濃口醤油らぁめん」だった。次々とこのラーメンが届けられていたのだった。
さて,待つことしばし,ご所望の「京都濃口醤油らぁめん」がやって来た。
ラーメンを持って来たおねえさんが毎回親切にも「あちらに無料のごはんがあります。」と案内してくれるが,おじさんはこれ以上を食べない。それにしても昨今の米の価格の高騰で,お代わり自由のごはんも大変なのではなかろうかとは,いらぬお節介である。
スープを一口すすれば,うたい文句通りの結構濃いめの醤油味。コクもあるが,醤油の味わいが優る。
それにしても,このラーメンもしっかりと脂が浮いている。前回の「函館塩らぁめん」でも思ったが,脂はもう少し少なめの方がいい味わいなのではなかろうか。この脂はどこから来るものか。結構量の多いチャーシュー由来なのか。
まあそれはいいとして,全体としては美味しい醤油味だった。麺もほどよい硬さで,ここの麺はなかなかに美味しいのだった。
探検時期:2024年10月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:仙台辛味噌らぁめん
今回の所要経費:930円
探検隊の報告:
辛い中にも旨味のあるスープで,美味しかった。
10月に入り,さて,10月の限定ものは何なのだろうとやって来た。するとこの「仙台辛味噌らぁめん」だったので,迷わずこれに決めた。
待つことしばし,ご所望の「仙台辛味噌らぁめん」がやって来た。いかにも辛そうな色合いのスープであるが,スープを一口すすれば,なかなかにコクのある味わい。もちろん辛いのだが,旨味があって美味しかった。
麺にこの旨辛いスープがからみ,適度な茹で具合の麺と相まっていい味だった。
麺を食べ尽くし,スープを飲もうとしたら,丼の底からたっぷりの挽き肉が出てくる。これをしっかりとすくっていただく。レンゲに4杯分以上はあっただろうか。これはやはり穴あきレンゲがほしいところであった。スープに泳ぐ挽き肉をいただき,スープもかなり飲んだ。口の周りが少々ヒリヒリしつつも,美味しくいただいたのだった。
探検時期:2024年10月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:新潟長岡らぁめん
今回の所要経費:890円
探検隊の報告:
昔ながらの中華そばかと思ったら,結構生姜の味わいのスープだった。
いいよこの店のレギュラーメニュー最後の一品「新潟長岡らぁめん」を注文した。
待つことしばし,ご所望の「新潟長岡らぁめん」がやって来たが,見た目はありふれた醤油味の中華そば風。しかし,スープを一口すすれば,まずは生姜の味わいが広がる。
そういえば,カウンター席前の大きな看板にはこのラーメンには「生姜増しでもうあなたも虜に」とあるが,無料ごはんコーナーには生姜もあるらしく,これを入れてみるとますます生姜の味わいが深くなったかも知れない。
麺は細麺。適度な茹で具合で,最後まで伸びることなくいただけた。スープもそこまで濃い味ではなく,醤油が利いた味だったので,ほぼすべていただく。スープにはもうちょっとコクがほしいかなという感じだ。
この店のラーメンの通常のお品書き6種類はすべていただいたが,全般的にはどれもそこそこにいける味。はずれはないと言えるでしょう。
探検時期:2024年10月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:横浜家系らぁめん+味玉
今回の所要経費:930円+0円(クーポン券使用)
探検隊の報告:
「味薄め」がいい味わいだった。
クーポン券があるからと,使用期限切れの前にやって来た。
注文したのは「横浜家系らぁめん」。レギュラーメニューの中ではいろいろと選択肢のあるお品書きで,この店の注文端末では「定番中の定番」として一番に出てくるものだ。クーポン券では「味玉」「替玉」「麺大盛り」の三択だったが「味玉」とする。
そして3種類ある「横浜家系らぁめん」の選択で「麺かため」「味薄め」「脂なし」を選択する。
結果,この薄味でちょうどいい感じ。脂もなくて,すっきりした感じ。麺は硬めで,これも最後までちょうどいい感じ。ということで,「味薄め」で,結局はスープはほとんど飲んでしまったのであった。
さて,本日の余談の報告はよく食べるなあというおじさん。カウンター席の斜め向かいに座っていたおじさん,ラーメンが来る前にごはんを持ってきて食べていたが,ほどなくしてから揚げ5個と春巻き2本が届いた。そしてほどなくして注文したラーメンがやって来たのだが,それが「横浜家系らぁめん」の大盛り,味玉トッピングだった。やるねえ,このおじさん。ラーメン屋で1食2000円の出費。いや,ラーメン屋での出費額よりも食べる量に驚くべきか。
探検隊おまけの報告:
営業時間:
月〜金 11:00−15:00,17:00−21:00
土・日・祝日 7:00−21:00
定休日:なし
座席数:カウンター15席、テーブル4人席×4
駐車場:15台は止められる
このとき(2024年7月)のお品書きいろいろ:
トッピングあれこれ
味玉,メンマ,もやし,のり5枚,きくらげ→各120円
九条ねぎ,万能ねぎ,白ねぎ,ほうれん草→各150円
チャーシュー3枚→350円,背脂→100円,辛味噌(1辛)→30円
生卵→100円,替玉(半玉)→120円
探検時期:2024年11月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:喜多方らぁめん
今回の所要経費:980円
探検隊の報告:
あっさり目の醤油味で太麺とも相まって美味しくいただけた。
11月になり,さて,今月のご当地麺は何だろうかとやって来てみた。すると「限定麺」として「喜多方らぁめん」,「季節限定」として「新潟燕三条らぁめん」というのが別紙のお品書きに2つまとめて載っていた。「限定麺」と「季節限定」の違いがよく分からないが,1枚もののお品書きに2つとも載っているので,一方だけがなくなることはないのではと思いつつも,とりあえず上の方から「喜多方らぁめん」を選んでみた。とにかく写真では上に載るのは一面を覆うチャーシューと真ん中のネギ。おじさんとしては「チャーシュー麺」を選ぶことなんてないのだが,基本がこのチャーシューならば,まあいいかと注文した。
限定ものは端末では注文できず,おねえさんを呼んでの注文だったが,注文すると「トッピングなどはよろしいですか?」と聞かれ,これ以上は必要ないのでお断りする。
さて,待つことしばし,ご所望の「喜多方らぁめん」がやって来た。
お品書きの写真では丼一面を覆う8枚のチャーシューだが,実物は丼の半分ほどを覆う6枚のチャーシュー。まあ別にチャーシューに恋い焦がれるわけではないので,「写真はイメージです」ではなく「写真はかなり盛ってます」ということで,よしとしよう。これでもおじさんとしてはチャーシューは多い。
スープを一口すすれば,あっさり目の醤油味。濃すぎず,薄すぎず,脂ぎっている部分もなく,旨味のある醤油味だった。
そしてこの太麺がなかなか美味しい。
ということで,本日完食。
そういえば,自分の次に来た一人客も,その次に来た一人客も「喜多方らぁめん」だったねえ。立て続けに3人が「喜多方らぁめん」だった。
それにしても「喜多方ラーメン」とは昔からよく聞くが,どのような特徴のラーメンなのだろうとふと疑問に思った。これにメンマを入れたら,よくある「中華そば」のチャーシュー増しつまりは「チャーシューメン」だ。いや,太麺が特徴か。チャーシューたっぷりなのが基本であるのが特徴か。あっさり醤油味が特徴か。まあ気にしないでおこう。この店の壁には「らぁめんってこんなにおいしかったっけ?」と書いてある。いいじゃないか,美味しいんだもの。