分類:和食
所在地:加賀市山代温泉
探検時期:2008年12月
今回の探検目的:一泊二食
今回のお品書き:宴会と二次会と朝食とコーヒー
今回の所要経費:結構積み立てたはず。で,20000円?
探検隊の報告:
久しぶりでの忘年会の温泉宿泊である。
前の職場では忘年会は宴会のみで,温泉宿泊は新年会だった。しかし,久しぶりに加賀温泉郷のお泊まりの忘年会にやって来た。
今回は加賀温泉郷の中でも山代温泉のここ「瑠璃光」である。初めてやって来たのだった。
温泉にやって来るたびに,この満腹探検隊で書く温泉で気分がよくなるための条件を再度書き並べると,1.仲居さんの丁寧な挨拶。2.お茶を入れてくれての世間話や非常口の案内。3.浴衣の大きさの確認。4.料理はできたものから出てくる。5.お酒が途切れない仲居さんの心遣い。6.女将の挨拶。7.器への配慮。なんてことを考えると,ここはまあまあだろう。
なにしろ,同じくらいの金を出しながら,草津温泉がたいしたことなかったものだから,こう言うのだが,(草津温泉ホテル櫻井のページ参照)ここは,おそらくその草津温泉のホテル櫻井と規模は同じくらいだろう。
それに比べると,仲居さんは3人が付き,お酒も途切れることがなく,伸びたうどんが出ることもなく,満足して帰ってきた。
「まあまあ」の中身はというと,浴衣の大きさの確認に来たのかなあ?というのが一つ。ただし,たくさん置いてあって,ちょうどたまたま過不足はなかったのでよかったのだが……
あとは,お酒がちょっと途切れがち。といっても,お酌してくれなかったというだけのことで,部屋にはたくさん補充してくれてあったようなので,自分たちで調達すればよく,仲居さんを呼びに行くまでもなかったのだが,それでも目の前に空の瓶が並ぶことがしばしあった。
といっても,料理に何これ?というのがなかったので,文句は言うまい。
ここでは,久しぶりに館内のショーを見に行ったくらいなので,規模は大きい方と言える。
そして,やはり規模が大きくなればなるほど,料理がいまいちとなるのだなあと,これまでの経験から思うのだった。
考えてみれば,ほぼ同じ時間帯にみんな宴会が始まり,何十人,いや百人を超えるお客に料理を同時に提供するのであるから,できたてを出す方が無理というものである。
できたてを出せる人数には限界があろう。
それにこちら,宴会をする方も,ビンゴだの出し物だのをやっていて,ろくに料理を味わわないのだから,いけない。
じっくりと料理を味わいつつ,温泉を楽しむのなら,ほんとうにあの金沢の湯涌温泉 さかえやってのはよかったなあと思うのだった。
結局あのとき,我々団体の出し物は一つで,あとは料理を楽しみ,会話を楽しむ。二次会もショーなどはなく,部屋でなんやかやと語るのだった。そんな語る団体には,小規模の料理が旨い旅館がいいのだろう。
今回はショーを見に行き,そのあとVIPルームでカラオケ三昧。そして,部屋では三次会でもう眠たくて寝てしまう。
料理はデザートをのぞき,ほぼ完食したが,やはり,出し物をやるというのも考えものである。何もなく,語らうのもいいかもしれない。
ちなみに,今回の名物料理というか,おすすめ料理は,途中で出てきた「烏賊墨うどん」である。
まず器からして凝っている。
上に封がしてある。そしてその封を解くと,真っ黒なうどんである。烏賊墨を練り込んだうどんらしい。
烏賊墨の味がわかるかというと,わかるようなわからないような,要するに酔っぱらいのおじさんにはよくわからなかったのであった。
それでも出し物で笑い,しっかり飲んで,温泉を楽しませていただいた。
朝から温泉に浸かり,コーヒーを飲み(ちなみに,ここではサービスではなく,下の喫茶コーナーで自腹で飲む。),ゆっくりとして帰ったのだった。
帰りは北陸の12月とは思えない晴天で,青空に白山がくっきりと見える。こんなさわやかな日に,帰りのバスで白山を眺めるでもなく,眠ってしまうのがおじさんの宴会帰りなのだった。
探検隊おまけの報告:
くわしくはウェブサイトへどうぞ:瑠璃光のウェブサイト