満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:市場めし あまつぼ

分類:和食
所在地:金沢市近江町市場内(エムザ口近く)
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探検時期:2017年1月  今回の探検目的:ちょい呑み
今回のお品書き:大根+かに面+キリンラガー(中瓶)
今回の所要経費:280円+1780円+700円→2760円
探検隊の報告:
 やはり観光地価格で一段と高かった。
 「金沢おでん」「金沢おでん」とかまびすしいので,地元にいながら一度くらいは「かに面」を食べてみようと,ここ「市場めし あまつぼ」にやって来たのだった。なにしろこのように「金沢おでん」などと騒がれるまでは,おでんを食べても「かに面」などというお品書きには注目することもなく,自分の好きなものを食べていた。いやそもそも「かに面」は季節ものだし,お値段も高い。それよりも庶民の食材ばかりを選んでいたのだった。ということで金沢に住んでいるので一生に一度くらいは(なんて大げさなんだ!)「かに面」を食べてみようと,大いなる決意の元(なんて大げさなんだ!)バス代まではたいて出かけたのだった。
 さて,日曜日の昼前である。連れ合いは早朝からの1日仕事。自分は1日時間があるので一人でふらりバスに乗って武蔵が辻へと出てくる。そして前から目についていたここ「市場めし あまつぼ」に入ってみる。開店が11時で,入ったのが11時半ちょっと前くらいだろうか。テーブル席の一つが4人組のお客でうまっているが,あとは誰もいない。一人だというとカウンター席へどうぞと言われ,隅っこに座る。目の前は板さんが4人ほどもいただろうか。刺身がたくさん切って用意してあり,「海鮮丼なら準備完了!」状態であった。
 注文はというと,「かに面」だけでは寂しいので,おでんから一品「大根」を選択する。そして迷わず「かに面」である。あとでお品書きをよくよく見ると「かに面もどき」などという「かに面」の半分以下のお値段のタネもある。果たしていったいどういうものだったのやら。そしてもちろんビールをいただく。そのためにバスでやって来たのだった。
 それにしてもいいお値段である。観光地価格である。「金沢市民の台所」近江町市場にはふさわしくない価格設定である。ビールの中瓶が700円。居酒屋価格500円の4割増しである。まあこの店には昼間基本的に金沢市民は来ないだろう。夜の宴会の設定ならまだしも,わざわざ昼間からおでんとビールなどという人はまずいない。満腹探検隊のような物好きな金沢市民がやって来るくらいだろう。「あまつぼ」も40年以上前,自分が学生時代からある店だが,宴会と柿木畠店のランチくらいにしか来たことがなかったのである。それがいつの間にか北陸新幹線効果なのか,金沢ブームなのか,金沢おでんブーム,海鮮丼ブームなのか近江町市場にも進出している。
ビール  ちなみにお品書きの1ページに「金沢おでん」の解説が載っている。それによると「金沢おでんは,加賀・能登の地物食材にこだわり,鰹と昆布のダシをベースに醤油や味醂を一切使用せづ(←平かなちがってるよ。きっとたくさんの人が読むから,早く直してね),塩と食材から出るうまみを引き出したダシでお召し上がり頂くおでんです。また金沢ならでのネタも楽しみの一つです。」とある。定義のない「金沢おでん」に対して,この店ならではの定義をしている。ついでに並んでいるのが金沢ならではのおでんダネで「梅貝,車麩,赤巻き,たこ,ぜんまい信田巻き,百万石しいたけ,万十貝,かに面」とある。「たこ」も金沢独自だったのか?新潟の「おでん処じゅんちゃん」にもあったけど。
大根  さて,まずはビールがやって来る。2種類あるが「キリンラガー」である。
 そして「大根」がやって来る。こいつが熱い。はふはふ言いながらいただき,ビールを飲む。いやはや昼飲みはいいねえ。お高めの価格設定だが,昼飲みをしながらほろ酔い気分になると,ちょっと高くてもまあいいか,それなりの幸福感がもらえるのだし,と思ってしまう。
ビールグラス  ついでながら,お高めビールにはふさわしい素敵な藍色の切子のグラスである。
かに面  そして待つことしばしご所望の「かに面」がやって来る。「お汁に気をつけてください。」と言われ,水平に保ちつつ,お皿を受け取る。小ぶりの香箱蟹であるが,まあおでん出汁がしみて,美味しい。確かにこんなおでんダネはほかではそうそうないのもうなずける。蟹が捕れるところで,しかもおでんをみんなよく食べるところでないとこんなおでんダネも思いつかないのかも知れない。これで1780円というこれまで食べた最高値のおでんダネである。昨日夕方お邪魔した焼き鳥の「秋吉」の焼き鳥に換算すると30本分くらい。昨日は焼き鳥15本,ビール大瓶1本で1550円くらいで満足したのだから,「かに面」一つよりも安い。なんともはや今日の「かに面」の贅沢なこと。
 蟹の甲羅に残る外子もおでん出汁できれいに洗い流して出汁に出し(一応おやじギャグ?!),出汁もすべて飲み尽くす。もちろん大根の皿に残るおでん出汁もすべて飲み干す。
かに面  しばらくするとお隣におじさんが一人でやって来て,生ビール中ジョッキとおでん盛り合わせを注文して一人飲みである。彼が携帯で家族と連絡を取り合っているところをみると,ご家族はお父さんをほっておいて観光中らしい。そして,店は次々と人で埋まってくる。自分がグラスのビールを飲み干そうとする頃には店は満席である。支払いをして店を出たのは11時45分だが,すでに店の前には10人以上の行列ができている。この値段でも行列につくのはもちろん観光客ばかり。いつまで金沢の観光客価格が許されるのやら。いや,美味しいものにそれ相応の対価を支払うのは当然なので,それでいいのだが。
 ということで,長い人生で初の「かに面」をいただき,店を去る。次にもう少しこの近江町市場内で飲もうかと思ったが,そんな店の「大口水産焼き物コーナー」も「金沢おでんいっぷくや」もすでに満席である。なので近江町市場内はあきらめて,ふらり観光客を装って東茶屋街へと歩き始めたのだった。
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探検隊おまけの報告:
お品書き このときのお品書きいろいろ
おでん
玉子,ちくわ,こんにゃく→各150円,さつま揚げ,厚揚げ,糸コン,ごぼう天,赤巻き→各200円,えび団子,焼き豆腐,ミニがんも→各250円,車麩,大根,ぜんまい信田巻き→各280円,百万石しいたけ→350円,つみれ→400円,たこ→500円,梅貝,かに面もどき→各680円,かに面→1780円,牛すじ煮込み→680円
丼物
金沢丼(海鮮丼)→2580円,鉄火丼→2280円,えびかに丼,日本海海鮮丼→各2180円,サーモンいくら丼,まぐろいか丼→各1880円
丼へのトッピング
ぼたんえび→680円,うに,いくら,のどぐろ,うなぎ,甘えび→各500円,梅貝→400円
定食
日替わりランチ(平日限定)→880円,金沢おでん定食→1280円,お造り定食→1880円,加賀御膳→2800円,のどぐろ定食→3800円
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