12ページ【8日目 その1】
この日はこの旅で唯一の外泊です。
モンテベルデ(Monteverde)での熱帯雨林ツアーに行くために,一晩このモンテベルデの中心地であるサンタ・エレーナ(Santa Elena)に宿泊。
フロレンシアからは150キロ余り,朝は早めの出発で,4時間ほどの行程。
この日の朝ごはんは6時前。といっても敬老会チームはすでに起きていて,とっとと作ってとっとと食べる。
今日はパン,さつまいもの味噌汁,トマト,スクランブルエッグ,牛乳,毎度おなじみコーヒー。
牛乳は前にも書きましたが,栓のできるパック入りで,常温で売っているもの。
さつまいもは元はといえば母君宅で飼われている犬のためのエサ用。これって十分人間も食べられるよね,といってもらってきて味噌汁にしました。はい,十分にいけます。
出発前にガソリン補給。前にちょうどトラックが3台止まり,どれもカラフルできれいでしたので撮影。
ガソリンは1リットル667CRC(約220円)でしたから,日本よりも高い。
この日は朝は雨で,まあ,フロレンシアならこんなものだと出発。雨期なので,途中も曇っています。
それでも,途中からはいいお天気に変わります。
途中1時間半あまり走ったところで休憩。
国道702号線沿いの「Mi Rancho」というレストランとお土産物屋で,日本でしたらよくあるドライブインといった感じ。「トイレどうぞ」となっていましたね。
左:走ってきた方向
中:顔ハメやってみています。
右:お土産物屋の壁面。コスタリカらしいイラスト。
天気もよくなり,景色もいいのでパノラマ撮影をしてみました。
東側の開けた風景です。
この写真の大きな画像(縦800ピクセル)はこちらのページです。
こちらは西側,つまりは国道とお店。パノラマモードなので,走る車が謎に分割。
ここにもインペリアル・ビールの看板がありますねえ。
この写真の大きな画像(縦800ピクセル)はこちらのページです。
途中でサン・ラモン(San Ramon)という結構大きな町にさしかかります。
アラフエラ州のカントン(州の下位区分)の1つで,カントン自体の人口は8万人あまり,その中のこのサン・ラモン地区の人口は8000人弱。
ちょっとした規模の町ではいつも見かけるとおり,町の中心には教会があり,その向かいには公園があります。
この町からしばらく国道1号線を走ることになります。
これは「パンアメリカンハイウェイ」と呼ばれる道路の一部らしく,北米アラスカから南米アルゼンチン南端までを結ぶ,南北アメリカ大陸を縦断する国際的な道路網ということでした。「このまま走って行けばアラスカまで着くよ」と言われて,感心したものです。具体的には,アラスカ(アメリカ)のフェアバンクスを起点とし,南米のティエラ・デル・フエゴ(南アメリカ大陸南端部に位置するチリとアルゼンチンが分割して領有する諸島)を終点とする本線を中心に,多数の支線からなる網羅的な道路網で,総延長が21万キロにもなるというから,まあやることが大きい。ただし,南米では道のつながっていないところもあるらしい。
まあ気分はアラスカまで行くんだということで車に乗っていましたが……。
時々こんなまっすぐな道になっていたり,たまに片側2車線だったりしますが,たいていは片側1車線の道路でしたね。
さて,途中で国道1号線と別れ,606号線を北上。
サンタ・エレーナに着く30分ほど前に,見晴らしのいいところがあったので休憩。下がその時の写真。
遠く太平洋,ニコヤ湾の方角を見ているはず。
この写真の大きな画像(縦800ピクセル)はこちらのページです。
走って行くと道路標識が。
「ゆっくり」「野生動物横断」とあります。
日本でもよく見かける。いや,野生動物がよく登場するところに住んでいる自分だけ?。
自分の見かける日本の標識の絵だと,猿,カモシカ,タヌキ,イノシシなんてのですが,さすがコスタリカ,イグアナですかね,それとも大きなトカゲ?
ということで約4時間かけてサンタ・エレーナの町に到着。
とりあえず車をスーパーマーケットに置いて,K女史はhostelの予約確認に。残りはこのあたりをキョロキョロ。
向かいには観光案内所があり,その隣にはあちこちで見かける「Monge」という電気店が。この「Monge」現地では何と発音するのか知りませんが,ついついローマ字読みで「もんげー」と読み,あの岡山弁の「もんげー」をいつも思い出していたのでした。
右はパン屋の店頭。
お昼近くでお腹が空いてきたせいか,とにかく美味しそうに見えます。
左は観光案内所の向かいのスーパーマーケット。ここにちょっとだけ車を止めさせてもらいました。
そして,お昼ご飯を食べにサンタ・エレーナの町の中心部に向かいます。
最初洒落た店に入ってみましたが,ここはちょっと高そうだということで入るだけ入って出てしまいました。
そうしてやって来たのが,テイクアウトもやっているこの店「Raulito's Pollo Asado(ラウリトズ ポジョ アサド)」。
Polloとは鶏のことで,Asadoとはローストこのと,つまりは「ローストチキン」を主とする店のようです。
本日の午前の旅の記録はここまで。
ここでのお昼ご飯については「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「Raulito's Pollo Asado(ラウリトズ ポジョ アサド)」のページへどうぞ。
GPSレシーバーの記録をグーグルアース(Google Earth)上に表示したものです。
この日の行程です。フロレンシアからサンタ・エレーナまで。
途中の「Mi Rancho」というドライブインの場所。ここからパノラマ撮影。
サン・ラモンの町。教会の場所にはマークがついています。
サンタ・エレーナの町。次のページで紹介しますが,ショッピングモールに行ったり,蛙を見に行ったりと,かなり迷走しています。
まだ残っているコスタリカのビールの報告。クラフトビール3回目は一昨日のラ・フォルトゥーナ散策で,K君が見つけて,ありったけ買ってきたというクラフトビール11本の中の残りの5本。
これまた瓶ビールで,またもやラベルをはがして持って来ました。
会社名は「Raccoon」つまり「アライグマ」。正式には「Raccoons Cerveceria Artesanal」英訳すると「Raccoons Craft Brewery」となるのでしょうか。サンカルロス(San Carlos)のラ・マリーア(La Marina)にあるらしいですが,詳細は不明。
ビールのラベルには説明のほかにビールに関わることわざ,名言なんかも書いてありました。
ラベルに左の囲みには「RACCOON S.A. 醸造仲間が集まって設立したブルワリーです。革新的で高品質な製品を生み出すことに情熱を注いでいます。Pura Vida。」
IPA アルコール度数:6.0%
原材料:水,大麦,ホップ,酵母
歴史と伝統を重んじたインディアン ペールエール。英国産ビールに理想的な風味と香りをもたらすホップの組み合わせ。
「ワインはただのスープ,ビールは肉と飲み物と衣服だ。」16世紀のイギリスのことわざ。
ブラック ポーター アルコール度数:6.0%
原材料:水,大麦,ホップ,酵母
コーヒーとココアの香りと軽めのボディが特徴のダークビール。理想的なバランスを実現しています。
「ビールを飲んでいたら,時間が経っても何の問題もないよ」エドガー・アラン・ポー
ゴールデンベールエール アルコール度数」5.0%
原材料:水,大麦,ホップ,酵母
ドライホッピングで香りを高めた,濃厚な黄金色とバランスのとれた風味の爽やかなエールスタイルのビールです。
「ビールは神が私たちを愛し,私たちが幸せになることを望んでいることの証拠です。」ベンジャミン・フランクリン
ハニーエール アルコール度数:4.0%
原材料:水,大麦,蜂蜜,ホップ,酵母
蜂蜜と穀物の心地よい香りと,蜂蜜と柑橘系の香りが加わって飲み物のバランスを整える,わずかに甘いおいしい味わいの黄金色のビールです。
左の囲みには次のようにあります。
「finca ana(フィンカ・アナ) 1977年,私がまだ子供でした頃,父が私に初めての蜂の巣箱をくれました。
兄と私は既に数年間,野生ミツバチの採取を続けていました。兄ホセの助けもあり,巣箱は増えていきましたが,1982年にアフリカ化現象の到来に伴い,それらを撤去するという難しい決断を下しました。数年後,私たちは再び情熱を注ぎ,2021年に最初の採取を達成しました。」(スペイン語わからず,自動翻訳したので,ちょっと意味不明。)
マンゴー サマーエール アルコール度数:4.0%
原材料:水,大麦,ホップ,マンゴー,酵母
軽いボディの黄金色のビール。トロピカルな感覚を満たす風味を引き立てる美味しいマンゴーの香り。
幸せとは友達とビールを飲むこと
左の囲みには次のようにあります。
「ビール以上に大切なのは友情。私たちが最も好きなもの,つまり美味しい料理と美味しいビールを分かち合うために,このマンゴー サマー エールをお届けします。」
この続きは15ページに登場するレストラン「La Vista(Lake Arenal Hotel & Brewery)」のページのクラフトビールのお話(コスタリカのビール その5)へ
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