分類:地ビール
所在地:金沢市片町1丁目3−45(柿木畠から竪町通りへ抜ける途中)
探検時期:2024年9月
今回の探検目的:ちょい呑み
今回のお品書き:ドリス ノ シャガー ヲ+レッツ・ラ ハロー
+トリオ ザ ピッグ+ハリコマチ ポップ
今回の所要経費:700円+800円+700円+800円
探検隊の報告:
今日は町中ふらりお散歩の日。21世紀美術館を抜けて,竪町通りで買い物をし,町中のあちこちで行われているジャズフェスティバルのうち,暑い日だったのでエアコンの効いている金沢市役所第2本庁舎でジャズを聴く。
それから毎度おなじみの知人が働き始めたというここ地ビールの店「Taproom BREW CLASSIC(タップルーム・ブルー・クラシック)」で休憩しにやって来た。いや,ちょい呑みしにやって来た。
前はここは「ハッシュパピー」という靴屋で,ここの靴は気に入っていて,よく来ていた場所だった。そこが地ビールの店に変わったと聞き,しかもそこで知り合いが働くことになったと聞き,早速やって来たのだった。
その知り合いは我々のビールの味の好みを知っているので,まずはこれはどうかと勧めてくれたものにする。
連れあいには「ドリス ノ シャガー ヲ」。
「BELGIAN IPA」とあるが,ベルギービールの伝統を汲むものか。ベルギービールはとにかく多種多様なようだが,これはちょっとフルーティーな味わい。
苦いビール好きの自分にはお勧めは「レッツ・ラ ハロー」。
「WEST COAST IPA」とあるが,これは北米産のホップを使用しているIPAらしい。アルコール度数が高く,ホップの苦味とアロマが強いのが特徴らしいが,ここで今出ている6種類のビールの中では確かにアルコール度数が7%で一番高い。
この2つをとりあえずまさしく「タップ」から注いでもらって,テーブルに着く。
色合いはどちらも透明感のある琥珀色。
2人で2杯飲み干したので,せっかくだからもう1杯ずつ呑むことにした。
前と違うのということで,「トリオ ザ ピッグ」と「ハリコマチ ポップ」を選んでみる。
「トリオ ザ ピッグ」は「三匹の子豚」じゃないけれど,なんでこんな命名なんだ?
これは「FARMHOUSE ALE」とあるのだが,これは農家が自分のところで呑むために,自家栽培の穀物からビールを醸造していたという古代のヨーロッパの伝統のビールを意味するらしい。だから,家々によって味はまちまちだったのだろう。このビールも淡い色で,苦みは少ない感じがした。
もう一つは「ハリコマチ ポップ」。結構濃い色のビール。
「AMERICAN IPA」とあり,先程の「WEST COAST IPA」と同じようでいて違うらしい。黒ビールの香ばしさというよりも,好みの苦みが感じられる。
そうこうするうちにテーブル席のお向かいに某県からこの金沢のジャズフェスティバルを聴きに来たという2人連れが座った。つまりはちょっとしたきっかけで話をしたので,ジャズを聴きに来たということが分かったのだった。しかもそこの市からは今年の元日の能登半島地震の復興のために派遣されている職員がいて,この日は土曜日だったので,金沢で落ち合う約束をしているらしい。日本全国から派遣されている人がいて,ありがたい次第である。
そんな彼らが翌日またこの店にやって来たと聞いた。昼間っからのちょい呑みにはいい店だからねえ。いや,夜ももちろんいいんだけど……
探検隊おまけの報告:
このとき(2024年9月)のお品書きいろいろ:
( )内はビールタイプとアルコール濃度
ドリス ノ シャガー ヲ(BELGIAN IPA 6%)
→グラス:700円,パイントグラス:1050円
レッツ・ラ ハロー(WEST COAST IPA 7%)
→グラス:800円,パイントグラス:1200円
ウラ・ラ クラッカー(HAZY IPA 6%)
→グラス:900円,パイントグラス:1350円
トリオ ザ ピッグ(FARMHOUSE ALE 5%)
→グラス:700円,パイントグラス:1050円
カナイワ サンセット(HOPPY RED ALE 6%)
→グラス:700円,パイントグラス:1050円
ハリコマチ ポップ(AMERICAN IPA 6.5%)
→グラス:800円,パイントグラス:1200円
探検時期:2024年10月
今回の探検目的:ちょい呑み
今回のお品書き:エイント プロデュース+ワオ ドリンキン ダンス
今回の所要経費:800円+800円
探検隊の報告:
訪問2回目だが,ビールの銘柄が入れ替わっていた。
今日は毎年恒例の桂文我独演会に行ってきた。いつもなら夜なのだが,今日は昼間。午後2時からたっぷり笑う。相変わらずの政治ネタも面白い。4時半過ぎには終わり,歩いて片町方面へと向かう。
大野庄用水の脇を歩き,その後鞍月用水の脇も歩き,先日満席で振られた「秋吉」が入れるようだったら入ろうと思ったら,この日は休業日だった。
そこで先日入った「いやさか」を横目に見て通り過ぎ,立ち呑み屋の「ちょい吉」でまさしく「ちょい呑み」することにした。
それにしてもこの「ちょい吉」のお客の半分以上が外国人だった。
なんてこった,ちょっと前までは見られなかった光景だ。
さて,その後仕上げ(?)に向かったのがここ「BREW CLASSIC」である。
そうそう,途中のおでんの「菊一」の店の前に入店待ちの行列ができていた。
なんてこった,これまた,ちょっと前までは見られなかった光景だ。
地元民なら,扉を開けて,席が一杯なら「大将,また今度来るわ。」と言って,次の店を探すところだが,並ぶのは観光客。ネットだかガイドブックだかで見つけて「行列ついてでも行かねば。だってそうそう金沢には来られないし……」という人々だろう。お店は繁盛するし,金沢市にもお金を落としていってくれるので,いいんだが,地元民の昔ながらの昔なじみの店がどんどん行きづらくなっているのだった。
閑話休題
さて,店に入ると先客が3人ビールを楽しんでいる。
「前回呑み損ねた2種類を呑もうか。」と連れあいと2人話しながらやって来たのだが,前回とはまたがらりとお品書きが替わっている。
新顔が「エイント プロデュース」「ウラタイガー ビバ ヘイズ」「ワオ ドリンキン ダンス」の3種類。
またもや味の違いを聞きながら選択することになったが,自分はアルコール度数8%とちょっと高めの「エイント プロデュース」を選ぶ。連れあいはフルーティだと言われた「ワオ ドリンキン ダンス」を選ぶ。
どちらも苦めの味わいがした。比較すれば「エイント プロデュース」の方が苦みが強かったが,苦いビールは好みなので美味しくいただく。「ワオ ドリンキン ダンス」の方により香りは感じられた。
しばらくすると東京からの一人旅という女の子がふらり入って来た。金沢駅から港近くの大野まで6キロ弱を歩いたと言い,やるねえと感心する次第。うーん,都会人だからこそ歩くという選択か。地方都市では電車よりバス,バスより自家用車。じゃなければ買い物もできない。
その後は外国人2人連れが2組やって来て,この店もまた半分近くは外国人になってきた。そのうちの1組は新婚旅行で日本に来たらしく,3週間日本に滞在し,東京,金沢,広島,大阪,京都,箱根を回るという。
いやはや,最近金沢の町を歩けば,多くの外国人を見かける。そんな中でこの店はカウンターに立つ彼女がアメリカ人だから,まさしく「Welcome to KANAZAWA」にふさわしい店と言うべきか。
探検隊おまけの報告:
このとき(2024年10月)のお品書きいろいろ:
( )内はビールタイプとアルコール濃度
ドリス ノ シャガー ヲ(BELGIAN IPA 6%)
→グラス:700円,パイントグラス:1050円
レッツ・ラ ハロー(WEST COAST IPA 7%)
→グラス:800円,パイントグラス:1200円
エイント プロデュース(WEST COAST IPA 8%)
→グラス:800円,パイントグラス:1200円
トリオ ザ ピッグ(FARMHOUSE ALE 5%)
→グラス:700円,パイントグラス:1050円
ウラタイガー ビバ ヘイズ(HAZY IPA 7%)
→グラス:900円,パイントグラス:1350円
ワオ ドリンキン ダンス(IPA 7%)
→グラス:800円,パイントグラス:1200円
探検時期:2024年11月
今回の探検目的:ちょい呑み
今回のお品書き:カナイワ サンセット+アップルマン ゴゥ ゴー
今回の所要経費:700円+700円
探検隊の報告:
本日の締めはまたしても「タップルーム ブルー・クラシック」。
今日はよく歩いて楽しんだ日。歩いて家を出て,昼は「餃子の王将」で昼呑み。そのあと天神町の昔ながらの「こまちなみ」を通り抜け,兼六園を通り,金沢城に出る。そこから尾山神社を通り抜けて,「金沢市文化ホール」へ。ここでは男声合唱の「メンネルコール」のコンサートを聴いて,その後片町の「アパホテル」の屋上の温泉に浸かる。そして風呂上がりに「福包酒場」のハッピータイム。そのあと締めにやって来たのがここ「ブルー・クラシック」である。
来る度にビールの銘柄が少しずつ変わり,味わいを聞きながら今夜呑むものを選ぶ。
一度目にあって,二度目になく,三度目の今回にあった「カナイワ サンセット」を選択する。「ホッピー レッド エール」ということだが,地ビールの味わいの分類も余りにも多すぎて,はて,これはどんな味わい?ま,いっか,美味しければという感じになっている。毎回前の味わいを覚えていないのだった。
で,連れあいはちょっとフルーティーなものを選ぼうとして2番の「アップルマン ゴゥ ゴー」を選んだら,ちょうどタンクが空になり売り切れた。しかし,缶ビールならあるということで,これの缶を調達して,グラスに注いでもらう。いわば「マンゴー」を土台としているらしく,その命名もまったくもって遊び心にあふれている。
今日は結局1万4000歩以上歩いている。もはや帰りはバスだね。
探検隊おまけの報告:
このとき(2024年11月)のお品書きいろいろ:
( )内はビールタイプとアルコール濃度
ドリス ノ シャガー ヲ(BELGIAN IPA 6%)
→グラス:700円,パイントグラス:1050円
アップルマン ゴゥ ゴー(FRUITED SESSION IPA 4.5%)
→グラス:700円,パイントグラス:1050円
エイント プロデュース(WEST COAST IPA 8%)
→グラス:800円,パイントグラス:1200円
カナイワ サンセット(HOPPY RED ALE 6%)
→グラス:700円,パイントグラス:1050円
ウラタイガー ビバ ヘイズ(HAZY IPA 7%)
→グラス:900円,パイントグラス:1350円
レッツ・ラ ハロー(WEST COAST IPA 7%)
→グラス:800円,パイントグラス:1200円