満腹探検隊 北海道特集
満腹探検隊の探検先:寿都食堂・居酒屋 たつ巳

分類:和食
所在地:北海道寿都郡寿都町新栄町16−3
    (道の駅みなとま〜れ寿都(すっつ)の近く)

−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2023年8月 今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:太郎盛り(刺し盛り)+身欠きにしん(焼き魚)
    +お通し(青つぶの塩ゆで)×2+ジョッキ生ビール×2+冷酒(北の誉)
今回の所要経費:1500円+680円
        +500円×2+650円×2+900円→5380円
探検隊の報告:
 なかなかいい居酒屋だったね。
 道南巡りの旅5日目である。いよいよ函館を去り,渡島半島をぐるりと時計回りに走り,本日の宿泊は「道の駅みなとま〜れ寿都」である。
 近所の「寿都温泉ゆべつのゆ」に浸かり,そのあと弁慶岬に夕日を見に行く。
 この弁慶岬の夕日は今回の旅の中では一推しの風景だった。
 さて,道の駅に車を止め,いよいよ宴会の時間である。このあたりの市街地は寿都の中心部らしく,道の駅からは数百m以内に役場,警察署,裁判所,高校などもある賑わう町だった。で,調べてみると近所に飲食店もいくつかあるし,居酒屋もある。そんな中で,ここがいいんじゃないかと選んだのがここ「たつ巳」だった。
 店に入るとすでにカウンター席は残り1席。「予約された方ですか?」と聞かれて「違う」と答えると,「ではちょっと待ってください」と奥の小上がりに2人分の席を用意してくれた。自分たちのあとからも飛び入りのお客がやって来たが,もう一杯ですと断られている。つまりは自分たちは幸運にもありがたくもこの店に入ることができたということであった。ここはこの地域ではなかなか賑わう店らしい。
ジョッキ生ビール  「まずは瓶ビールを」と大将に言ったら,瓶ビールはなくて,生ビール(つまりは樽ビール)しかないという。そこでジョッキを2つもらう。
 お品書きを眺めながら「本日のお刺身」に「島牧産たこ刺し」というのがあり,函館ではイカを食べたからタコにしようかと相談する。だがしかしお刺身盛り合わせというのもあり,これにタコがあればいいんじゃないかということで落ち着く。
お通し(青つぶの塩ゆで)  こうやって悩んでいるうちに,大将が「お通しです」といって持って来てくれたのが「青つぶの塩ゆで」。貝好きの連れあいが「本日のおすすめ」の中にあったこれいいんじゃないとか言っていたものがお通しとして出てきた。
 これがビールのアテにぴったりのものだった。
 さて,大将に「刺し盛りの中身は何か?」と聞くと,ぶり,サーモン,まぐろ,ヒラメだという。そこで「まぐろをやめてタコに代えることはできないか?」と頼むと了承してくれたので,刺し盛りの「1〜2人前」の「太郎盛り」を頼んだ。
 それと連れあいの好みで焼き魚の中の「身欠きにしん」を選択する。
冷酒(北の誉)  しかし,賑わう店であり,大将が一人ですべて調理していることもあり,料理が出てくるのが遅い。すでにビールがなくなりそうなので,先に冷酒を注文する。接客のおねえさんを呼んで,日本酒の中のこの店の名を冠した「たつ巳冷酒」を頼もうとしたら,今は切れているという。代わって別の冷酒ならあるというのでそれをもらうことにした。そいつがこの「北の誉」。
 「北の誉」ってお酒は,その昔江口寿史の漫画で,おじさんがある朝突然女子高生に変身し,結局はおじさんに戻りたいと居酒屋でセーラー服姿でやけ酒飲んで注文した酒が「北の誉」。実にくだらん記憶だが,酒の名前だけはしっかりと覚えていたのだった。
 ちなみにこの「北の誉」は冷酒ということもあって,すっきり淡麗な味わいだった。
太郎盛り(刺し盛り)  さて,お通しだけで待つこと30分あまり,ようやく「太郎盛り」がやって来た。
 リクエスト通りにまぐろの代わりにタコ。持ってきた大将が「遅れてすみません。ちょっとサービスしときました。」と言って置いていく。これで1500円の刺し盛りなので,なかなかいい感じである。
 そして,食べたかったタコも食感もよく,美味しい。
 ただ,もうちょっと早くほしかったけどね。
身欠きにしん(焼き魚)  そしてさらに5分ほどして「身欠きにしん」がやって来た。
 ほどよく焼けていて,ニシンの旨みが感じられる。
 頭としっぽを残して皮までもすべて食べ尽くした。
 それにしても,これだけ出てくるのが遅いのは賑わっている証拠だ。飛び込みで入って,席を作ってもらい,美味しい刺身と焼き魚を食べることができたのでよしとしよう。
 支払いを終えて外に出ると,ご常連さんがタバコを吸っていた。単身赴任でこの町に来ているらしく,この「たつ巳」には毎晩来ているらしい。しばしこのご常連さんと語らったあと,道の駅に戻る。
 この旅では道の駅はいくつも訪問したが,車中泊する道の駅の近くに居酒屋があったのはここだけで,その貴重な店に行くことができて満足したのだった。

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−−−ビールの仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:
お品書き このとき(2023年8月)のお品書きいろいろ:
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−−−満腹探検隊北海道特集−−−
満腹探検隊北海道(道南・函館)の旅特集
今回の北海道の旅は以下のページをどうぞ
1日目 金沢→敦賀港→フェリーに乗る(ちなみに,台風のため予定の便が欠航し,翌日出発)
2日目(北海道1日目) 敦賀港→苫小牧東港→札幌
新日本海フェリー レストラン(食堂 2日目の夕食で利用。食べたものよりも「大食い少女」との遭遇の方が印象的だったねえ。)
3日目(道南の旅1日目) 札幌→しかべ間欠泉公園
ラーメンの店えそっこ(ラーメン屋 この値段にしては結構な量だった。あんかけ焼きそば美味しかった。 札幌市)
4日目(道南の旅2日目・函館滞在1日目) しかべ間欠泉公園→函館→ベイエリア→湯の川温泉花火大会→湯の川温泉立ち寄り湯(函館滞在)
はこだて海鮮市場(フードコートありの複合施設 マグロの解体ショーやってて,解体したてのマグロで地ビール呑む。 函館市)
四文屋(しもんや)(居酒屋 昼営業していて,串焼きで昼呑み。「もつ煮定食」の「ライス抜き」してほしかったなあ。 函館市)
サザン食堂(居酒屋 七輪で自分で焼物を焼く。サザンオールスターズの映像と曲が流れる店内。店員が北海道の地酒のことよく知らなかったねえ。 函館市)
ホテル テトラ(ホテル ここに3連泊して函館観光。朝は朝がゆ,夜は塩ラーメンのサービス付き。 函館市)
5日目(道南の旅3日目・函館滞在2日目) トラピスチヌ修道院→函館空港→朝市→函館公会堂→谷地頭温泉→箱館山の夜景(函館滞在)
春木商店(鮮魚店 函館駅前,「朝市ひろば」内にあり。活イカと活ホッキ貝さばいてもらってフードコートで食べる。 函館市)
いか煎屋(イカせんべい専門店 函館駅ビル内にあり。プレス機でイカせんべい作っている。ビールのちょいおつまみ。 函館市)
谷地頭温泉(やちがしらおんせん)(温泉施設 大きな温泉だった。お食事処があり,実に庶民価格で提供している。 函館市)
6日目(道南の旅4日目・函館滞在3日目) 大沼→道の駅なないろ ななえ→新函館北斗駅→五稜郭→大門横丁(函館滞在)
道の駅なないろ ななえ(軽食コーナー ここが男爵いもの発祥の地とは知らなんだ。容器が洒落てる。 亀田郡七飯町)
尤敏(ユーミン)(中華料理屋 ここでも「塩ラーメン」食べてみた。いろいろなラーメンがあって,そそられた。 函館市)
はこはち漁港(居酒屋 「銀さば」はここにしかないらしい。でもね,カウンター内の女の子たち,もうちょっと気配りしてね。 函館市)
函館ホルモン(居酒屋 大門横丁の中の一軒。女将の大サービスが素敵。生ラム初めて食べたけど美味しかった。 函館市)
7日目(道南の旅5日目) 函館→トラピスト修道院→木古内→道の駅横綱の郷ふくしま→道の駅上ノ国もんじゅ→弁慶岬→寿都
道の駅上ノ国もんじゅ(食堂 てっくいとは大きなヒラメ。てっくい天丼にてっくい丼にさらに豪華うに丼もいただいて,満足の昼ごはん。 檜山郡上ノ国町)
寿都食堂・居酒屋たつ巳(居酒屋 なかなかいい居酒屋だったね。結構混んでいた。北海道の魚介いただいた。車中泊初の居酒屋訪問。 寿都郡寿都町)
8日目(道南の旅6日目) 道の駅みなとま〜れ寿都→いわない→かもえない→岬巡り→余市ニッカ工場→道の駅あかいがわ→ニセコ→名水の郷きょうごく・京極温泉
道の駅あかいがわ(食堂 「特厚カツ丼」いただいた。その名の通り棒状のトンカツの輪切りだった。 余市郡赤井川村)
京極温泉 京極ふれあいセンター(温泉施設 入浴と食事で1000円のセットがお得。夜9時までの休憩コーナーも車中泊には好適地。 虻田郡京極町)
9日目(道南の旅7日目) 道の駅名水の郷きょうごく・京極温泉→洞爺湖→道の駅あぷた→伊達→室蘭→登別温泉→ウポポイ→苫小牧東港→フェリーに乗る
味の大王(ラーメン屋 登別温泉の極楽通りに「閻魔ラーメン」に「地獄ラーメン」。でも「カレーラーメン」食べたけどこれ美味しかった。 登別市)
10日目 苫小牧東港→敦賀港 

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