満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:手打ちうどん 飯田屋(いいだや)

分類:和食
所在地:香川県丸亀市大手町3−7−4(アパホテルの裏)

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探検時期:2022年12月 今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:骨付鳥+ホルモンから揚げ+ゆだめうどん+瓶ビール2本+冷酒
今回の所要経費:900円+700円+500円+600円×2+700円
→4000円
探検隊の報告:
 「骨付鳥」なる名物があると知る。そしてこの先この旅で4個,いや4本もいただいた。
 四国は香川への旅1日目の夜である。今日の午後琴平に着き,「金刀比羅宮詣で」をしてきた。
 そのあと宿泊地である丸亀に戻り,「アパホテル丸亀駅前大通」に荷物を置いて,晩ご飯,いや宴会に出かける。
 ホテルのフロントには「グルメマップ」というのが置いてあり,その中にホテル近辺の食事ができる店が20あまり書いてある。見るとこの「アパホテル」の裏側から大きな通りの県道21号線あたりに結構飲食店が集まっている。あとで歩いてみれば,確かに大手居酒屋チェーンもあれば,賑やかな照明に照らされた店もあれば,怪しげなスナックやら異国語をしゃべるおねえさんが出てきたマッサージ店やらもある。
 さて,今回の1次会は,そんな中から「アパホテル」の玄関を出て,北側に向かい,徒歩20歩のところにあったこの「手打ちうどん 飯田屋」だった。
 「うどん」と標榜しながらも,夜営業でいかにも居酒屋っぽい雰囲気。そして表に大きく「骨付鳥」なんぞと書いてある。
 この日は金毘羅大権現の階段の上り下りで,すでに13000歩以上歩いて,少々疲れていることもあり,とにかく徒歩20歩のここにしてみようではないか,酒の「アテ」がなければそれは「うどん」でもいいではないかとガラガラと扉を開けた。
 6時開店で,6時半前だったこともあり,お客は誰もいない。連れあいと2人でカウンター席の空いているところに座る。
瓶ビール  そしてまずは瓶ビールを注文する。
 お品書きを眺めれば,うどんもさることながら,居酒屋メニューの方が多い。やはりここはうどん屋よりも居酒屋と言うべきか。
 さてまずは表に大きな文字で書かれている「骨付鳥」とは何ぞやという質問から始まる。すると「鶏もも肉をまるごと使って,揚げたもの」という返事。で,丸亀の名物だとのことで,それを注文する。「できあがりまで15分ほどかかりますが」と言われるが,もちろんかまわない。選択に「おや」と「わか」があったが,親鳥と若鶏の選択で,親鳥は少々硬めらしい。なので「わか」の方を注文する。
 あとは何かビールのアテにとお品書きを見ていて「ホルモンから揚げ」というのを見つけて連れあいに言うと,即それに決定する。なにしろどちらもホルモン系は好きなのだが,「ホルモン炒め」はよくあっても「ホルモン揚げ」はなかなかない。
ホルモンから揚げ  で,先に「ホルモン揚げ」がやって来た。
 ここは大将と女将,そしてもう1人のおねえさんとの3人でやっているかと思ったら,あとでもう1人おねえさんがやって来て,4人での切り盛りらしい。
 「この店は何年前からあるのか?」と聞くと,「44年前」との返事。実に年季の入っている店である。先ほどのおねえさんが「私なんか生まれる前よ。」なんて言っている。
 「この『骨付鳥』というのは有名なのか?」と聞くと,ちょっと無愛想に見える大将がにっこり笑って
「『うどん』の次に有名だよ。」と言う。
 この大将もこちらが気さくに話しかけると,実に愛想らしいおじさんである。
骨付鳥  そして,ほんとに15分くらいで「骨付鳥」がやって来た。
 皿の上で,たっぷりの油に浸っている。
 ハサミも出してくれたが,若鶏なので柔らかく,ハサミは使わずにそのままかぶりつくが,実に美味い。何かの味が染みていると思うのだが,皮はある程度パリパリになり,身はジューシーで,美味しかった。普段どこへ行っても鶏ならば「焼き鳥」は注文しても,「鶏の唐揚げ」なんぞは注文しないが,これは「唐揚げ」ではないが,この油加減と味加減の「骨付鳥」は実に美味かった。
川鶴  瓶ビールも2本目は終わり近い。ここでやはり地酒でしょと,目の前を見ると「地元讃岐の限定酒」という一枚物のお品書きがある。で,それをいただくことにする。
 「川鶴」は観音寺市に蔵のある酒屋らしい。確かにすっきりとして,芳醇な味わいで美味しかった。
冷酒  さて,「骨付鳥」を調理したあと大将が店から消えてしまった。だからこのちょっと狭い店でも4人で切り盛りしているのか。大将がいないと女将さんが調理するのかなんて思いつつ,最後の締めはやはりうどんである。
 で,お品書きの一番左上が「ゆだめうどん」というやつ。一瞬「のだめカンタービレ」の「のだめ」を連想したが,説明を聞くと,「お湯に浸されているうどんをつけ汁につけて食べるもの」ということ。つまりは「湯」に「溜めてある」「うどん」ということか。ならば「満腹探検隊」はお品書きの一番左上でしょと締めに「ゆだめうどん」を注文した。
ゆだめうどん  「毎日うどんは作ってます」という話だったが,ようやく「讃岐うどん」に巡り会えた。うどん県以外の人間にとっては,「ざるうどん」の「温かい版」という感じだったが,締めにぴったりだった。
 支払いを済ませて店を出ると,大将が店の前に止めてある車の中でタバコを吸っていた。店の中では吸えないので,車が喫煙ルームらしい。
 大将が出てきたので
「『骨付鳥』も『うどん』も美味しかったですよ。」と言うと,にっこり笑って
「それはどうもありがとう。このあとどうするんだい?」と聞くので,
「まあ,ふらふらともう少し歩きます。」と言って店を離れた。
 倉本康子おねえさんじゃないけれど
「あと,もうちょっと丸亀をパトロールして帰ります。」

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探検隊おまけの報告:このとき(2022年12月)のお品書きいろいろ

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−−−香川への旅の仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:今回の香川の旅は以下のページをどうぞ
塩荘
(駅弁・今回は「炙ります寿司と元祖鯛鮨」の選択)
岡山駅の駅弁「えびめしとデミカツ丼」(三好野本店)「ままかり鰆黄ニラ」(吾妻寿司)
(駅弁・乗り継ぎの54分間で駅構内を歩き回り,待合のベンチで食事)
手打ちうどん飯田屋(いいだや)
(丸亀・1日目1次会・うどん屋というより居酒屋・骨付鳥というのが丸亀名物だと知る・初讃岐うどん)
本家なごやんラーメン
(丸亀・1日目2次会・ラーメン屋であるようで居酒屋・骨付鳥2本目)
小豆島フェリー(高松港−小豆島土庄(とのしょう)港)
(行き→ようやく朝ごはんにありつく・それはうどんとビール)
(帰り→帰りは宴会の予定があるので軽くたこ焼きとビール)
土庄港観光センター
(小豆島・タイミング悪くうどんもそうめんも食べそこねた)
寒霞渓ロープウェイ・山頂駅・駅前フードコート
(小豆島・バスツアーのお昼ご飯はここ・スパークリング・オリーブ呑んでみる)
赤ちょうちん
(丸亀・居酒屋・またもや骨付鳥3本目・地酒も呑んでみる)
めりけんや
(丸亀・讃岐うどんセルフタイプの店・ここで朝ごはん)
Sanuki Wa-Fu Dining 真sin
(高松・居酒屋・定食屋・お昼時,定食のお客に交じって昼呑み・骨付鳥4本目)
海鮮食堂おくどさん
(宇多津・食堂・この手作り感満載,目の前で焼いてくれる魚がよかった)
笹一(ささいち)
(駅弁・新大阪駅にて和歌山の「さんま棒寿司」を購入・締めの晩ご飯)

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